【広めたい】Might & Magic Heroesという無限に時間を奪ったゲーム
「#全力で推したいゲーム」とか素敵なタグが見えたので、かつて私の学生時代、帰宅後の時間を奪い続けた「Heroes」というゲームを推したいと思います。いわゆる洋風なゲームで苦手な方もいるかもしれませんが、せっかくなのでちょっとだけお付き合い頂ければと思います。
Heroesってどんなゲームなのか?
MightAndMagicというわりと昔からある(日本国外の)RPG…の外伝作品です。とはいえ、本編知らなくても全然大丈夫な設計になってます。(私も1ミリも知りません、すみません…)
シリーズは現在7(2016)まで出てます。アプリ版もありますが別モノなので、プレイするならPC版のいずれか一択です。(オススメは後程)
ゲームジャンルとしては「ターン制戦略ストラテジー」に該当し「自分の駒を動かして生産地を占領、兵力等のリソースを溜めて兵力を増強し拠点を奪いあう」わりとシンプルなゲームです。
対人も出来ますが、対CPUでも十分面白いです。マジで。
雰囲気見たい方はyoutubeの動画とかを見てもらえたらいいんじゃないかなと思います。2つほど紹介しますね。
こちらはいわゆるシリーズモノの変遷を追う「Evolution(進化)」系の動画ですね。有名なのは「2,3,5,6」辺りで7も良いです。
こちらはIGNのレビュー動画ですね。最新版「7」のプレイシーンなどが表示されます。
ゲームの流れは?
前提として、私が最もプレイしたのは「3」です。
「3」はシリーズの面白さが全部詰まっていると言っても過言ではないんですが、シリーズ「5以降」は特に3の流れを追っているので最新のものをプレイしてみたい!という方も概ね同じ面白さが詰まっていると思ってもらってよいかなと思います。
では、早速ゲーム内容について説明してみようと思います。
このゲームは先ほど述べたように「拠点を制圧する」のが目的です。
そして、このゲームの主な登場人物は以下のとおりです。
・英雄(駒) レベルアップ等で強くなると兵隊も比例して強くなる
・兵隊 拠点で雇用し英雄の部下に連れてくか拠点で防衛させる
・拠点 施設を整え兵隊の種類を増やしたり、防衛力を高めたり
・生産拠点 マップに置いてある資源確保の為の占領場所
生産拠点を確保し、拠点をレベルアップ、強い兵隊を引き連れ、各地を転戦し英雄をレベルアップし、相手の拠点を確保する
もっと「英雄は魔法を覚えて戦闘中支援できる」とか「アーティファクトを手に入れて云々」とか色々あるんですが、ざっくりと説明するとこれが主なゲームの流れになるわけです。
何が面白いのか?
ここからは、肝心の面白さについて幾つか紹介しようと思います。
■序盤の駆け引きが面白い
基本的にHeroesは1ゲームごとに強さがリセットされるので、最初は大抵めちゃくちゃ弱い状態から始まります。(ストーリーモードの後半とかは別)
・「拠点」が1個しかないので、取られたらゲームオーバー※
・「拠点」そのものも施設が整っていなくて、ろくな兵隊を雇えない
・「英雄(駒)」も人数が少なく、レベルも低いため野良モンスター相手でも消耗しやすい
※厳密には即ゲームオーバーにならず、一週間(7ターン)の間にどこか拠点を確保できればOKとかあります
「何から何まで不足しているのはライバル(達)も同じ」なので、攻勢に出るタイミングをうかがいながら「踏破していない場所は見えないので、斥候のように英雄を動かしライバルの動きを見れるようにしておくか・・・」「いつまで強くするのか・・・」「フリーの拠点を制圧するか・・・でも制圧してもろくな防衛部隊を組めないのでは・・・」「遠くの生産拠点を制圧すれば楽にはなるが、その間に攻め込まれたら拠点を守れる英雄がいない・・・」等と毎ターン頭を悩ませながらゲームを進めていきます。
最も緊張感のある時期で、とてもゲーム的な駆け引きが味わえる頃合いです。
■中盤の「無茶出来る時期」が面白い
ある程度ゲームを進行していく=生き延びる事が出来ると、当然「強い兵隊」「強い英雄」が育ってくるはずです。
初めてプレイした方にとっては、このHeroesというゲームの真髄が判ってくる頃合いでもあり、実は主役は「英雄(駒)」ではなくその配下「兵隊」だという事も、段々わかってくる時期でもあります。
英雄同士がかち合った時に戦う為の、消耗しあうリソース=兵隊
拠点攻撃あるいは防衛の際、戦う為の、消耗しあうリソース=兵隊
なので如何に「強い英雄と拠点を育てて"兵隊を強くできる"のか」がポイントになってくるわけです。
そのため、中盤は来たる後半に向け、「少しでもリソースを消耗しない戦い方」が大切な時期になりがちです。
「英雄の強い魔法取得(一方的に攻撃できる)」
「野良モンスターの勧誘や、複数の拠点確保によるリソース増」
「1単位1単位が強いモンスターの雇用(ドラゴンとか。1頭1頭のHPが高く、ちょっとやそっとの攻撃では倒れない=強さが変わらない)」
特に兵隊は数が重要なので、最後の「強いモンスターの扱い」は重要です。100体のスケルトンより1体のドラゴン!!…と言いたいのですが雇用するためのリソース消費も激しく、数ターンに1度、拠点から雇用できる数も決まっているため、「100体のスケルトンの先制攻撃により1体のドラゴンが倒れてしまう」という事態が起きると大変な損失になります。
そのため、強さが中ぐらいの数が集めやすい兵隊を揃えていきつつ、周囲の拠点確保に向かうというのが基本的な動きになります。
消耗しきってもいいと思えば、勝てるかもしれない。でもライバルがその隙を突くかもしれない。強めの英雄で道をふさいでおこうか・・・とか、そういう駆け引きを考えながらアーティファクト(英雄強化のアイテム)や有用な生産拠点、高度な魔法を習得できるイベント場所などを集めていくのがこの頃の楽しみですね。
■無双できる後半が面白い
ドラゴンが100体になりました!とか、パイクマン(槍を持った兵士)が1000人超えたぜ!とかクレイジーな単位になったら、後はもうあらゆる生産拠点や半端な拠点をがしがしと制圧していくだけです。
いわゆる無双状態です!!駆け引きに勝ったものだけが味わえる勝利の美酒のようなものですよ!
・・・。
・・・・・。
これは非常に爽快なのですが、忘れてはいけません。相手も「無双できる後半」になっている可能性を・・・
タイタンが200体×2枠いますよ、ドーン。ドラゴン部隊、半壊。
みたいなことが平気で起きます。だって相手も同じだけリソース確保めがけて動いているからです。
後半起きるのは駆け引きではありません。フィールドの野良モンスター、生産拠点、アーティファクトを守る強いモンスター達を文字通り蹴散らしながら残るライバルとの決戦、つまり起こるのは逆転劇のみです。
雌雄を決するのはどちらだ!って状況になるわけです。「相手、兵隊どれぐらい溜めこんでるんだ・・・?」「英雄の強さどのぐらいだ・・・?」「何の魔法取得してる・・・?」と緊張しながら、じりじりと決戦に向かうのも好きな瞬間です。
■ちょっとでも興味を持ってもらえたら
現在はPCさえあればSteamやGOGというPCゲーム向けストアでプレイ可能です。
最高傑作と名高い「Heroes® of Might & Magic® III」の「コンプリート版」をGOGというストアで購入するのがオススメであります!!お値段も9ドル!!!!インディーズタイトルぐらいで購入できるのでぜひ!
※日本語はサポートされていませんが(台詞はともかくとして)概ね高校ぐらいまでの英語がそれなりに出来ていれば、雰囲気で読めますので是非さわってみてください。
※ちなみに昔昔「2」と「3」は日本語版が出ていましたが絶版、どれもプレミア価格になってますしWindows XPぐらいでないと動きません。互換モードでプレイしたとしても、更にプレミア版の拡張版をインストールしないと日本語でまともに遊べないほど文字化けしたりします。涙。
※こうやって広がっていけば日本語版サポートされるんじゃないか・・・?と淡い期待を寄せつつ、プレイヤーが増える事を祈ってます。
ちなみに、他には「リンダキューブアゲイン」が好きです。こちらでも良かったんですが既に先日書いたばかりだったので、別なゲームにした次第です。良ければこっちも見てってください。
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