別れちゃった彼女とのこと.2

僕はいつからか
彼女のことをひとりの女としては
あまり見てなかったんだと思う

男と女ってだけの関係には鮮度があるって
僕自身は経験からそう思ってて

でも、彼女からしたら
そんな僕の中身を見抜いてて
僕の胸の内はわかってはいながらも
どこか気に入らなかったんでしょうね

なので、男と関係をもっては
執拗以上に僕に話してくる
僕の中の男を呼び醒まして
嫉妬させるかのように

そこんとこは何となくわかってたから
僕も彼女の気分とノリに
ずっと合わせてきてたんですよ

僕から敢えて言うとしたら……
『女としての魅せ方って
もっと他にもあるんじゃないの?
そんなことばっかりやってると
女としてのあなたにますます嫌になっちゃうよ?』って

男も女も【執着】は醜いんです
醜い姿をさらしたら、もう負けなんです
それって
自分の中の性の価値を
自分の手で下げるようなものなんです
そこにプライドをもつんなら
負けた瞬間に潔く身を引くもんなんですよ
少なくとも
それが僕の男のセクシャリティーの美学です
人生で一度たりとて曲げたことはありません

でも、まあ
彼女との時間は貴重な宝物です
頑張って生きていってほしいですね

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