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ながくてふかい夜を泳ぐ

こんばんは。絶賛夜を泳いでいます、脱走兵です。

夜は泳ぎたくて泳ぐものじゃないです。気がついたら泳いでるんです。

泳ぎたてくて泳いで見えた世界はきっとあやかし。

気づいたら泳いでる夜のほうがきれいなものを見れると思いませんか?

夜は副交感神経が優位になるから理性よりも感情が優先されちゃうんだって。

だから手紙とかは書かないほうがいいらしい。

泳ぐにはもってこい。

一緒に星をみて夜明けまで語り明かしたいと思える人に出会えたら本望。

そんな人なかなか出会えないのにね、私は手放してしまいました。

手放したくなかった。

でも、好きな人が飛び立ちたいと願うなら、それを快く見送るのがほんとうの愛だと思う19歳、春。


話がそれた。夜だね、夜の話。

夜って一日の中で唯一、引き裂かれた自分に会える時間

引き裂かれないように務めるのが大人らしい。

でもこの世に「大人」と呼べる存在なんていないから、みんなみんな引き裂かれた自分がいる。

夜ってなんであんなに不思議な魔力を秘めているんだろうか。

その魔力に惹きつけられる人も恐れる人も、みんなみんな、夜を気がついたら泳いでる。

なんでだろうね。

科学的に言うなら、「副交感神経がどうちゃら〜…」で済むんだけど、それだけじゃないなにかを感じるかも。私にはまだそれを言葉にできない。


一緒に夜を泳ぎたいと思える人と出会えたらそれは本望。

ああ、また同じ夢を見ていた。

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