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巻き爪(足部)の対応について

本当に痛くてお困りの方多いと思います。特に女性で子育て、家事に追われて頑張られてる世代方に多い印象😅ご苦労様です。

ここでは、巻き爪(陥入爪)で痛みのある患者さんに対してのリハビリについて少しお話したいと思います。痛みの緩和、巻き爪の進行防止、正常な爪の成長を促すことを目指します。以下にリハビリ方法を示します。

1. 痛みの軽減

a. 圧迫の緩和

テーピング
爪の周囲の皮膚を外側に引っ張るようにテーピングを行い、爪が皮膚に食い込むのを防ぎます。
(病院ではキネシオテープ2.5cm使ってました)
• 力を入れすぎないよう注意。

パッドの使用
痛みのある部分に保護パッドや綿を挟むことで圧迫を軽減します。

b. 局所のケア
• 爪周囲の炎症や感染がある場合は医師と連携して消毒や薬物療法を行います。
• 湿布や温冷療法を用いて痛みや腫れを緩和することもあります。

2. 足指や足全体のリハビリ

巻き爪は、足指の動きが制限されていることや、歩行時の体重分布が偏っていることが原因で悪化する場合があります。

a. 足指のストレッチと運動
足指のストレッチ
足の甲や足裏の筋肉をほぐすように足指を軽く引っ張ったり曲げたりする運動を行います。
タオルギャザー
特に指がしっかり使えていない方に多い印象がありますので足指でタオルを掴む運動も重要です。足指の筋力強化と柔軟性向上に役立ちます。
足指の間のマッサージ
足指の間の皮膚をマッサージして柔らかくすることで、爪の圧迫を減らします。

b. 歩行指導
正しい歩行フォーム
体重が均等に分散されるような歩行を指導します。
• 特に外反母趾や偏平足がある場合は、インソールや矯正具の使用を検討します。
※指に入れないのにインソール!?と思われる方もいらっしゃるかもしれないですが、有効です。痛み軽減だけでなく進行予防もできます。

3. 爪自体へのアプローチ

a. 正しい爪の切り方
• 爪を直線に切り、角を丸くしすぎないことが重要です。
• 深爪を避けるよう指導します。

b. 巻き爪矯正器具の使用(必要に応じて)
• 矯正具やワイヤーを使用して爪の形を改善する場合があります。
• 専門の資格を持つ医師やスタッフと連携して行うことが重要です。
※とても根気がいる治療になります。医療費・時間もかかりますので、ここまでいかない状態でインソールなどで予防していく事をオススメします。

4. 生活指導
靴の選択
指先に余裕があり、圧迫しない靴を選びます。
• 柔らかい素材で幅の広い靴がおすすめです。
足の清潔と保湿
足を清潔に保ち、爪周囲の皮膚を乾燥させないよう保湿クリームを使用します。

5. 必要に応じて他職種との連携
皮膚科医や整形外科医との連携:炎症や感染、重度の巻き爪に対応。
フットケア専門家との連携:矯正具や特殊な爪のケアが必要な場合。

注意点

巻き爪の状態が重度(化膿や感染がある場合など)の場合は、まず医師の診察を優先し、リハビリはその後のサポートとして行うべきです。

患者さんの症状や生活状況に合わせた個別の対応が重要となりますので、まずは酷くなる前に相談できる所での相談をオススメします。

足部と歩行の治療院 
オーダーメイドインソール りぷれい in西尾


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