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【Episod2-㉘】その後の娘と父親の関係、プリキュア事件


50代で幸せな再婚をするまでの
シングルマザーのストーリー
~シングルマザー本章〜

娘は毎月元夫と面会をしていて、
毎回サンリオピューロランドや映画を観に行って楽しんでいました。

私は経済的にギリギリのところでの生活をしていたので、娘を色々なところに連れて行ってもらえるのは助かり素直に嬉しかった。

私が娘と外食することは月に一度くらい。
それもサイゼリヤ
そして注文はミラノ風ドリア

それでも娘と二人で楽しかったなぁ
今思い返しても涙が出てくる
できればもっと美味しいものを
沢山食べさせてあげたかった

でも二人で食べれば幸せだったね

なのでこの頃、色々なところに連れて行ってくれるし優しい元夫の方がいいと娘は言ってました。

それは私にとって腹が立つことではなく、
私以外に娘のことを大切にしてくれる人がいることが嬉しく安堵できました。

“娘を守り抜きたい”
その思いが強く胸に刻印されていて
“もちろん私が娘を愛すけれど
他の人も娘を愛してほしい”
と祈るような気持ちで過ごしていました

それは娘が成人した今も変わらず
まだ子離れができていません

そして当時具体的に、元夫のポジションが助かっていたところがあります。

娘が思い通りにならないことに癇癪をおこしたときは、同じ環境にいる私では収まらないことが多々ありました。
そんな時、元夫(娘の父親)に電話して話すと落ち着いていました。

その最たる思い出が
プリキュア事件です

確か日曜の朝に放映されていて、女の子は皆楽しみにしていました。娘も例外ではなく、シリーズが変わってもずっとファンでした。

ある日曜の朝、週末は疲れを癒したい私は
いつにもまして遅起きをしました。
すると娘はまだグッスリ眠っていて、
ハッと気づくとプリキュアの時間は過ぎていました。

娘を起こすと案の定プリキュアを見逃したことに怒り出し収拾がつかない大混乱。
そこで元夫に電話をかけました。
今日はさすがに娘の機嫌が直るの難しいかなぁと思っていたところ、案外スッと娘の顔色が変わり穏やかになったのです。

元夫と何を話したのでしょう?
私は電話を代わり話の内容を聞くと
「プリキュア録画してあるから大丈夫だよ」
と言ったそうです。

なんて機転がきくのでしょう!

娘も次回元夫に会う時までには、
今日のことは忘れているでしょう。
その辺はまだ保育園児です。
本当に助かりました。



次回:娘に可愛い洋服を着せたい母

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