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23歳

散歩っつーのはほんとにいいよね、

なんか結論にたどり着いたってわけでもないけど、
悩み事とは一旦休戦できる

音楽聴きながら歩くの

今日は吉澤嘉代子の「箒星図鑑」を聴いたよ

「ストッキング」
「逃飛行少女」
「未成年の主張」

このへんはわたしの、家出ソング。

家出少女になりたい気分のときに聴きます。
遠くまで行きたいときに聴きます。
気持ちをどっか、遠くまで飛ばしてくれる

「ブルーベリーシガレット」
「なかよしグルーヴ」
「キルキルキルミ」
「美少女」
「チョベリグ」
「ケケケ」
「シーラカンス通り」
「泣き虫ジュゴン」
「雪」
「23歳」

なんとなく、14歳から23歳くらいまで旅をするような、気分になれるアルバムです

一年でも、春夏秋冬、季節があって、
17歳の秋とか、21歳の夏、とか、そういう季節感も曲の中で感じられる

私は今、23歳(の代)なわけだけど、
吉澤嘉代子が23歳のときにこんなに素晴らしい楽曲を生み出していたことが本当にすごいと実感する。

頑張らなきゃ、ここから大人の仲間入り。
と歌っている「23歳」は、まさに今の私で、
私の気持ちを代弁してくれてありがとう、という気持ち。
その反面、わたしも何か表現ができるように頑張らなきゃ、という気持ち。

その曲が終わって、アルバムが終わった。

次は同じ吉澤嘉代子の、「女優姉妹」を聴くことにした。
これはわたしがいちばん好きなアルバム。
何回も何回も聴いているけど、

最初の
「鏡」
から世界がまるっと変わって見えた。
吉澤嘉代子の魔法の世界に包まれた!

23歳等身大の吉澤嘉代子が見え隠れしていたあのアルバムから、
その曲の主人公になりきって、生きて、歌っている
「女優」さながらな吉澤嘉代子に変身していた。

フィクションの現実との間には必ず壁がある
吉澤嘉代子が歌っているその瞬間は、フィクションの中に生きている、

ずっと、「魔女修行中」と言っていた彼女だけど、
ほんとうに魔女になれたんだなぁ、と

“夢を叶えるためには
夢から覚めなくちゃ”

夢から覚めた後には何があったんだろう

私にもいつかわかるときが来るかな


「ミューズ」

“透明であろうとするほどに
すべてを吸ってしまうあなただから
物語になるよ”

前に友達から、
あなたみたいな歌詞だねと言われた曲

わたしはこの言葉をいつも胸にしまっている

自分が不器用すぎて嫌になる時も、この言葉たちが救ってくれます
透明でいることを諦めずにいられる。
きっといつか物語が出来上がるはず


今日は秋晴れのいい空でした
14時すぎの、日がだいぶ斜めになった時間帯もすごくよかった。
また、気が向いたら歩きます

吉澤嘉代子さん、大好きです

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