株式市場が下がりまくった日に学んだ事 〜Everything Bubble 〜
8月26日、ニューヨーク株式市場が下がりまくる!
なんでもUS Federal ReservedのPowellさんの発言がトリガーとなってニューヨーク市場が下がりまくり。GDP伸び率が2期続けてマイナス、多くの企業の人員削減のリポートなど、元々あったネガティブな要素と相まっての反応らしい。この状況に専門家さんの話を聞いていると、「エブリシング・バブル(everything bubble)」という言葉が出てきた。何それ? 全部バブル?
私にとって、そして多くの日本人にとって、「バブル」といえば、日本の80年代後半から90年代初めを想像するでしょう。調べてみると、各「バブル」を識別するために(なんちゃら)バブルと個々に名前がついてるらしい。
エブリシング・バブル(Everything Bubble)とは
今回の「エブリシング・バブル」の原因、
そもそもリーマンショック後に金融緩和(低金利)など経済の回復を後押しした動きがあった所に、
コロナ禍の金融危機回避のための政策でアメリカ中央銀行がお金を刷りまくった。
で、全セクターに評価価値が実際の価値を上回る、いわゆるバブル、状態をひきおこしたと。全セクターに広がったので、エブリシング・バブル。ピークは2021年。
副作用のインフレ
おかしいと思いましたよ。コロナ禍では実際の経済活動は鈍化したにも関わらず、なんで不動産や株はどんどん上がっていくんだろう、と。またサプライチェーン問題ということで、アメリカでも輸入に頼っているようなものは値段が上がりました。例えば、車の部品が足りないとかで中古車の値段も上がるし、修理は部品待ちだったり。
ガソリンなどのエネルギー系の供給が不安定になったのも痛かった。ガソリン代がガロンで4ドル(地域によるけど)は、ガロン99セントの時代を知っている私には別世界に来ちゃった感がありました。まぁ、大きくはロシアのウクライナ侵攻のせいでしょう。
で、ピークが2021なのは2022年初めからインフレ抑制のために金利が引き上げられたから。徐々に下がってきてますね、株価。Powellさんはこれからも段階的に金利の引き上げを続行、2024年まで金利は下げないらしい。で、こんなタイトルの記事見つけました。
Prick(Ed)=ちくりと刺す、刺して穴をあける
Fed=federal(アメリカ中央政府)の事、ただしここでは中央銀行(Federal reserve)のことかと。
バブルの空気プシューッと出てきている今日この頃。
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