「欧」と「米」は全くの別物
この夏、在米30年あまりの私が家族でフランスに行った。
ヨーロッパは20年近く前に一度ドイツに行ったことはあったがフランスは初めて。
で、気づいた。
「欧」と「米」は全くの別物です。
そうです。フランス、それもパリとモン・サン・ミシェルに旅行しただけなので本当に表面的にしか理解していないかもしれないが「米」から見たら明らかに「欧」なんですよ。
ヨーロッパは多くの国/民族/文化圏のあつまりなのでザックリまとめてしまうと、それもまた間違いかもしれない。例えば北欧の方々とスペインやポルトガルの方々は人との距離感が真逆だし、イギリスとフランスを一括りにしたら、どちらの国にも失礼なのは重々承知している。多分ね、ヨーロッパからの移民でスタートしたアメリカがあまりにも今のヨーロッパとかけ離れているから。もちろん大きくはどちらも「西洋」なので、基盤はキリスト教で、個人主義、自由主義という軸は共有しているけれど。旅行中も帰ってからも考えてざっとこんな違いがあったなというのをリストにした。
欧 vs 米
古きを重んじる(長い歴史/伝統) vs 新しい事/物を受け入れる(浅い歴史/開拓精神)
素材や品質重視(大切に使う) vs 量産と手軽さ重視(使い捨て)
丁寧な過程、美の追求 vs 効率、機能の追求
多様性に閉鎖的 vs 多様性に開放的
型式にこだわる vs 即興で工夫する
静かな刺激を好む vs 派手な刺激を好む
アメリカにも高品質なものはあるし、きっとフランスにも百均で買えるようなプラスチック製の籠が売ってるに違いない。やたら陽気で声の大きなフランス人も物静かで繊細なアメリカ人もいるでしょう。でも全体的な印象が上記の傾向になる。
ヨーロッパに長く住んでアメリカに来た事のある方のご意見お待ちしています。
ちなみに猫は世界共通。
参考
https://note.com/bean_/n/n4f948f1d56ab
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