見出し画像

コラム(13日)、小池知事3選出馬表明、学歴詐称問題で新展開

昨日、小池都知事が都議会の最終日に3選出馬表明した。都議会終了後のぶら下がり会見で朝堂院大覚氏に関連した質問が出ると、逃げるようにして記者会見を打ち切った。学歴詐称問題が新たな展開を見せ始めた。「嘘つきは泥棒の始まり」、日本では古くから嘘をつくと次々により重い罪を重ねることになると、嘘をつくことを戒めてきた。小池氏がキャリアーを重ねるために最初はほんの軽い気持ちでついた嘘が、3選を前に巨大な犯罪のようにドス黒い影を投げかけ始めた。裏金疑惑の自民党は自らの不正を覆い隠すように小池知事の応援に乗り出した。自民党の都連会長はかの萩生田光一氏である。安倍派五奉行の1人。地盤の八王子市長選挙では小池氏の熱烈な支持を受けて自民党候補の当選を果たしている。多くの都民は小池氏の嘘をすでに見抜いている。それを承知の上で小池氏の支援に馳せ参じる自民党と公明党。小池氏が勝っても尾を引きそうな都知事選挙になりつつある。

小池氏の3選出馬表明を前にした11日、かつてカイロで小池一家の面倒を見ていた朝堂院大覚氏が記者会見を行なった。会見の目的は小池氏の学歴詐称についてだ。この人物は石井妙子氏のベストセラー「女帝・小池百合子」に詳細な当時の情報を提供した人物でもある。記者会見の詳細は省くとして同氏が会見の最後に行った発言が面白い。記者から小池氏は今後どうすべきだと思うかと質問され、次にように答えた。「小池氏は関西学院1年中退、カイロ大学2年中退、これが真実だ。(小池氏は)真実を述べ、嘘を取り消して出直しなさい」。さらに次のように続けた。都議会の議員や自民党、公明党なども「小池氏に擦り寄っている。都議会は(嘘つきを排除するために)小池氏をリコールすべきだ。それもやらない」。かつて小池氏の父親を含めて小池一家を支えた人の発言だ。1982年に高砂熱学工業事件で逮捕された後は、小池一家との交流はないという。

朝堂院大覚氏、実名は松浦氏と言うらしい。この人の実像はまったく知らないが、国際的に人脈があり、さまざまなプロジェクトを仕掛けてきた人のようだ。小池氏の元側近である環境庁O Bである小島敏郎氏同様、証言の信憑性は極めて高いとの印象を受けた。小池氏はそれでも選挙管理委員会に届け出る自らの略歴にカイロ大卒と記載するのだろうか。これだけ疑惑がある中でカイロ大卒を外せば学歴詐称を認めたことになる。これまでのようにカイロ大卒と記入すれば、元側近の小島氏は刑事告発すると宣言している。学歴は東京都の運営に関わる政策でもなければ、将来を左右する重要な要素でもない。政治家としの裏も表もない真実の証であり、嘘を付かない証明でもある。朝堂院氏は「(小池氏は)朝から晩まで嘘をついている」と笑いながら指摘する。自民党と公明党は同類か、類は友を呼ぶのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?