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子どもたちの困り感(学習)

(1)指をつかって計算する子
 量概念が視覚イメージとして確立していないと、指をつかって計算してしまう。しかし、それで加える操作や減らす操作をなんとかしようとしているわけだから、頭ごなしに「指を使うな」というのは、理不尽だ。
(2)文字の読み書きが苦手な子
 流暢に喋れても、読み書きがからっきしの子がいる。こういう子に「何度も読む反復練習をしなさい」「読めばわかる」という考えを一方的に押し付けるのは非常に危険である。先生が代わりに読んであげたほうが、よっぽど内容の理解につながる。
(3)忘れ物が多い子
 話を聞いていないせいで忘れ物をするわけではない。その時はちゃんと覚えているのだけれど、後になって忘れてしまうのだ。忘れ物を「家庭の問題」として片付けるのは簡単。その子がどうして忘れるのかを考えることが大切である。

 誰しもがベストを尽くしている。できないのは何か理由がある。

 常に肝に銘じておきたいところだ。

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