見出し画像

負の感情から自分を知る

こんにちは。株式会社アトラエで組織力向上プラットフォーム Wevoxのフロントエンドエンジニアをしている森です。

いきなりですが、私は根っからのネガティブ思考で、自他共に認めるほど自己肯定感が低い人間です。(*変容するつもりではいますが現時点での自己認知です。)

常に自信のなさが邪魔をして自分の存在意義を否定するという行為が日常茶飯事です。

「本当にここにいて良いのだろうか?」「自分は存在する価値があるのだろうか?」「自分じゃなくても良くない?」という考えが暇さえあれば脳内を支配しています。

そんな思考の癖も悪さをし、約9ヶ月間の休職も経験しました。

今日は、そんな私が読書やリワーク(注1)の講義を通して、自己理解をする武器として見つけたものを共有したいと思います。

不安の裏には欲求がある(森田療法)

心理療法の一つに「森田療法」というものがあります。

「不安な気持ちをそのままにして、自分のやるべきことをこなす」という考え方の心理療法です。

少々ストイックな手法で療法自体は私には合わなかったのですが、考え方の一つに「不安の裏には欲求がある」というものがあります。

『森田療法における「あるがまま」とは』 より引用

 他人に嫌われているのではないかという不安は、人に好かれたいという気持ちの裏返しであり、人に好かれたいという欲求がある限り不安を排除することはできません。

不安な気持ちが出たときはその裏にある欲求に気づくことで、自分のありたい姿ややりたいことが見つかるかもしれません。

ネガティブな感情は価値観を知る絶好のチャンス

『リフレクション 自分とチームの成長を加速させる内省の技術』に書いていた考え方です。

何か嫌なことがあってイライラした時、なぜ自分がイライラしているかを深掘ってみると、自分が大切にしている価値観が見えてくる、というものです。

先日、私がオリジンでお弁当を買っている時に、隣のお客さんが店員さんに向かって「レジ袋いるって言ったんだけど。なんで入ってないの?」と怒鳴り散らかしていました。

その瞬間は店員さんに親切に出来ないお客さんに対しめちゃくちゃに腹が立ってしまい、脳がイライラで支配されてしまっていました。

時間が経って、「なぜイライラしたのだろう?」と考えてみると、私には「例え知らない人でも親切心を持って接する」という価値観があるということに気が付きました。

世の中には店員さんに横柄な態度を取ってしまう人もいるのですが、私にはそれが許せないものでした。

ある出来事によってネガティブな感情に支配された時は、冷静に振り返ってみると自分の大切にしている価値観を見つけるきっかけになります。

負の感情は自分を知るための種

不安やネガティブな感情を深掘ってみると、自分のありたい姿や大事にしている価値観が見つかることがあります。

ついつい負の感情を抱いてしまう自分を嫌悪してしまうこともあると思います。

そんなに自分を責めなくて良いのです。  
負の感情は自分をもっと知ることが出来るいい機会なのですから。

これからは負の感情を歓迎してあげましょう。
そして自分の欲求に気づいてあげましょう。

負の感情に囚われてしまい、他のことが考えられなくなってしまう私もこの考え方を取り入れてから少しだけ前向きに生きれるようになりました。

そして本当にやりたいことが少しずつ分かってきました。

「関わるすべての人を笑顔にする。」
「世界中の人々を笑顔にする。」

そんな夢に向かってこれからも一歩ずつ自分と闘いながら生きていきます。

まだまだ道半ばですが、一緒に夢に向かって走る仲間を探しています。

読んでいただきありがとうございました。

注1: リワーク
さまざまな要因で休職してしまった方の復職を支援する施設。内容は施設によりけりだが、グループワークや個人ワーク、精神疾患に関する講義などが行われる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?