映画感想:ゴジラVSメカゴジラ
今回の作品
今回の話題は、
映画感想:ゴジラVSメカゴジラ
今回は
「ゴジラVSメカゴジラ」に
ついて書いてきたいと
思います。
本作品は、
初っ端のタイトルが表示され、
伊福部さんがつくられた重低音と
メカゴジラのシーンが
建造されていく描写は
非常にインタラスティングな
シーンでございます。
今回の
メカゴジラは
メカキングギドラの
未来科学を応用し、
そこに過去の対ゴジラ兵器の
技術を転用し建造されております。
スーパーⅡXのファイヤーミラーを意識した兵器、
プラズマグラネードが象徴する兵器です。
本作のメカゴジラデザインですが、
まるで西洋の石膏像みたいな
曲線が象徴的。
歴代のメカゴジラに比べると
異端なデザインだと思います。
さてさて、
本作ではラドンも登場。
歴代のラドンと比較すると
結構小ぶり。
しかし、凄く俊敏で、
衝撃波で周囲を荒します。
また、平成ラドンの特徴で
ファイヤーラドンに進化し、
口から熱光線を吐きます。
そういったのが
嫌いだという人がいると思いますが、
やっぱりビームっていい。
前作のモスラもビームを放つ設定と
なっておりましたが、
川北特撮はビームを撃ってこそ。
バンバン放ち、
映像を派手にするのに
一役買っております。
本作、
個人的にすごいなあと
感じたのは劇中で
ラドンが飛行するシーンがあります。
その際に下に東京ディズニーランドが、
背景として映し出されます。
別にミッキーとかが
登場しているわけではないですが、
いまだと難しいんじゃないでしょうか。
スペイン村ならいける?
登場人物の話ですが、
青木一馬について。
彼はこの当時では珍しいオタク気質な青年。
これ今思うと
当時の怪獣映画で、
珍しいキャラクターだなと感じます。
84のゴジラから、
新聞記者・科学者・作家・冒険者ときて
恐竜オタクときた。
ただ、単純な恐竜オタクでなく、
ちゃんと頭はよく、
ガルーダとメカゴジラのパワーアップ発案者という
感点からみてもそういった描写がされております。
また、演じているのが高嶋(兄)さんですから
どこか育ちのよさみたいなものが
スクリーンに映ったのでしょう。
ちなみに本作に中山忍さんが、
数シーンでております。
そして、その後にガメラのも出演。
短期間で、ガメラとゴジラに
出演した珍しい女優となりました。
ストーリー面ですが、
本作ではベビーゴジラがフューチャーされます。
これはジュラシックシパークの
影響もあったりしたのかなと思ったり。
個人的には、ゴジラが四日市の上陸シーンは、
なかなか好きなシーンで、
最初のゴジラから避難するカメラマンを含めた人々が
映るシーンは凄く合成がよく、
画面構成のバランスが良いシーンでした。
そして、無機質に襲うメカゴジラは、
本当に兵器ということばが似合う。
特に頭が先に動き、その後に身体が
その方向を向く演出となっておりました。
それが、不気味。
本来、この作品のメカゴジラは
宇宙人が建造された旧メカゴジラと違い、
人類の味方だったはずのメカゴジラですが、
全くそうみえない。
意図的そうしていると思いますが。
下手すると邪悪まである。
だから、あれだけ暴れまわるゴジラが
非常にかっこよく、
そして、切なくみえるんですよね。
本作ではベビーゴジラの存在が、
そこにいいスパイスとなります。
本作の象徴的なセリフ
「命あるものとないもの差」
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