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〈月のリズム〉陰と陽を統合する


〈月のリズム〉シリーズ第2回。
前回は、満月🌕を中心に、祭りと祈りについて深掘りしてみました。
↓(実は前回から一年空いてます^o^)


今回は、月の位置が関係するお祭り・お祝いを、円グラフにしてみました。
ずっと手書きでノートに書いて自作していたのですが、ついにパソコンを使って本格的円グラフにしてみました♡

機械でやると(慣れれば)作るの速いし、均等に並ぶし、見やすいし、コピペできるし、なんなら紙にコピーもできるし!!
やっぱりいいですね♡
こうやって自作すると、自分の中にも新たな発見があるんですよね。
(とは言え、これが作れるようになるまでのパソコンスキルに、最近やっと本気になり出しただけなのですがね)

今回は、そんな月のリズム円グラフを見ながら、陰と陽について書いてみようと思います。


月のリズム円グラフ

まずは念のため円グラフの説明をさせて頂きます。
完全自己流で作っておりますが、見やすさはかなり研究したつもり。
ぜひ、毎月の満月をイメージしながら眺めてみてください。
まずは【基本形】から。

【基本形】月のリズム編〈2024〉

円グラフの中心は、現代の西暦の年月日
ど真ん中は2024。
2024年バージョンの円グラフとなっております。
中心から外側へ向かってご覧ください。

中心の隣の1〜12の数字は、西暦の月
2024年1月からスタートし、左回りで回るイメージです。

その隣のランダムな数字24コは、24節気が変わる西暦の日付
例えば「夏至」は「6月21日」に切り替わります。

「夏至」の線上に、漢数字で「五月」とあります。
これが、和暦(旧暦)の月の数字になります。
西暦と比べると、約1ヶ月ほどずれています。
満月の日は、一年間に13回あるので、和暦では毎年同じ場所に同じ月とはならないのですが、
春分は二月、夏至は五月、秋分は八月、冬至は十一月と決まっているようです。

周りのカラー渦巻き螺旋が、月のリズム
新月🔵と満月🟡が、どこで起きるのかを載せてあります。
カラーの数字が、それぞれ新月・満月の日付です。
例えば7月6日は、小暑への切り替わり日でもあり、新月🔵でもあるということです。

月の渦巻き螺旋の外側にある漢字が、24節気
冬至→小寒→大寒→立春→雨水〜〜〜大雪→冬至と、24つ並んでいます。
その隣の1〜24までの数字は、24分割のものとの相似形(フラクタル)の目安になります。
「24時間との相似形」として使えます。

「新月の時に願い、満月の時に叶う」とよく言われます。
占星術の中でも、新月で願ったことが、次の満月で叶わないような内容の場合も、半年後の満月には何らかの変化が見てとれると言われています。
30日前、半年前、一年前、自分自身の意識というものは、意外と大きく変わっているものです。
そんな自分の変化を大きな視点で俯瞰して見つめたい時、ぜひ眺めて活用してみて下さい♡

月の呼吸

もし、夜空に月がいなかったら。。。??
そんなことをイメージしてみました。
昼間は、太陽の世界。
夜は、星の世界。

昼は、巨大な太陽が、強烈な光を放つ。
夜は、小さな星々が、キラキラ小さく輝く。
あまりにも違う、昼と夜。

太陽の昇るポイントは、季節によって移り変わるけれど、、、
星々の配置も、季節によって移り変わってゆくけれど、、、
日々の微細な変化が起こるだけ。。。

変化とは、どこか遠くの、はるか遠くのもの。
季節の移り変わりにもメリハリは無く、区切りも無く、基点も無い。
ただ、大きな流れの中にいることが分かるだけ。。。

『一年(いちねん)』という概念は作れたと思うけれど、
『一月(ひとつき)』という概念は作れなかったのではないかと思うのです。

『一月』という区切り無くして、私たちは地球を楽しめただろうか??
( ̄ー ̄ )  ◦◦◦

「夏の時期はいつからいつまで」と、みんなの共通認識にすることができただろうか??
( ̄ー ̄ )  ◦◦◦

月が、夜空に太陽と同じサイズで現れては消えていく。
『一年』の中に、明らかに動きな目印を生み出す『月』。
『月』の重要性を感じてしまいます。
( ̄(工) ̄)

どうやら月は、昼と夜を結ぶハタラキを黙々と遂行しているようです。

全く違う要素を持つ「昼と夜」。
それを繋ぐハタラキが『月』。

「太陰太陽暦」という暦も、
「月と太陽の暦」というよりは、
「陰と陽を繋ぐ暦」というハタラキが強く、
「月を追っていくことで、陰と陽は繋がる」、
ということなのではないでしょうか??

呼吸で、魂と肉体と地球が繋がるように。。。


月と、祈りと祭りで繋がる

太陽を見つめるとは、昼の明るい時間を見つめること。
ということは、「現象として見えている世界を見つめること」と言えそうです。

でも、生きていると感じます。
見えないエネルギーの動きは、明らかにあります。
現象は後です。最後です。

そんな見えない流れ、エネルギーの動き、そことも調和していきたい。
そんな陰の世界を、感じてみたい。
月を眺めることは、陰を見つめることであり、見えない陰を見つめる手段でもある。
月のリズムと合わせることで、見えない動きとも調和していく。

そのように昔は、考えられていたのかもしれません。
では昔の人が、月と共にどのように一年を楽しんでいたのかを眺めてみたいと思います。

下の図は、先ほどの【基本形】の周りに、昔からの祝祭日を並べたものです。
月の動きに関係ありそうな祝祭日を載せたつもりです。
(細かいので広げて見て下さい)
一番外側のカラー表記が、太陰太陽暦で見た伝統行事です。
現代の西暦の時期とは、ずれているものがほとんどです。

【祝祭日型】月と生活編

青字が新月系
黄字が上弦の月〜下弦の月系
赤字は月の形だけではなく、より数字重視、または時期重視のものです。

黄字が多いことがわかると思います。
前回の「〈月のリズム〉シリーズ第1回」でも取り上げましたが、ほとんどのお祝い・お祭りは、上弦の月〜下弦の月の期間に集中しています。
上弦の月🌓は七日・八日頃。
満月🌕は十五日頃。
下弦の月🌗は二十二日・二十三日頃です。

円グラフにしてみて解りやすくなったことは、いろんな祭りが対局で行われているということです。
正月元旦↔︎お盆
お水取り↔︎十五夜
桃の節句↔︎菊の節句
十三参り↔︎十三夜
御頭祭↔︎神嘗祭
花まつり↔︎神在祭

全ての対局が意味ありげですが、私の中での注目は「花まつり↔︎神在祭」ですね。
「花まつり」は仏教のお祭りで、お釈迦様の誕生日を祝うものです。
お釈迦様は、約2600年前に生まれたとされています。
神武天皇即位の頃と被りますよね。
国譲り後の歴史と関係ありそうです。
ちなみに「神在祭」は、出雲大社のお祭り。
出雲大社は、国譲りが行われる前の神々にとって大事な場所です。
国譲りが行われる前の国神系神々は、出雲に集まったとされています。
国譲り前の祭りと、国譲り後の祭りが、対局の時期に行われているなんて絶対偶然ではないでしょうね。

余談ですが、今年の和暦「お盆」は、西暦8月21日満月🌕です。
お盆とは、毎年「この場所」の満月で行われることに意味があるお祭りなのです。
「この場所」は、地球が最も天の川銀河中心のブラックホールに近づく場所です。
太陽のそのまた親、いわゆる地球にとってもご先祖様的な存在に近づくポイントなのです。
ぜひ21日を意識して過ごしてみてください。
さらに言えば8月10日が、和暦七月七日七夕です。
上弦の月🌓の前までに、願い事を紙に書いて宣言しておいてくださいね。
↓詳しくはこちら読んでね。(2022年に書いたやつ)


月のリズムは、一年という大きな1周の中にある、12コの小さな1周。
昔の方々は、明らかに「上弦の月🌓〜🌕〜🌗下弦の月」の時期に動いています。
いわゆる「頑張りどき」です。
「この時にやることやっておけば大丈夫なんだよ」と、言わんばかりの日程。
「あとは野となれ花となれ」的な。

さあ、ここから締めに入ります。
占星術には興味ありますか??


祝祭日から詠むハウス

占星術を学んでいて思うこと。
それは、実は全てハウスの話なのではないか??ということ。
特に西洋占星術は、星座とハウスを一体のように捉えているところが強く、星座の話ではなくてハウスの話なのではないか?と思ってしまうのです。
まあ、自己解釈の話です。

なにはともあれ、占星術というのは本来はそんなに難しいものではなく、時計を見るようにホロスコープを見れば、自分が今どんなことを意識すればいいのかが分かるという、意識のコンパスのようなものだと思っています。

ただ、時計のように見るためにも、ハウスの意味、ハウスの流れ、ハウスのリズムがわかっていなければ詠めません。
使うための知識やルールが必要なのです。
そしてそれを使う為の知恵は、昔の人々が行なってきた祭りや祈りの中に溶け込んで伝えられてきていると思うのです。

では、「祭りとハウス」合体してみましょう♡

【祝祭日とハウス合体型】ハウス深掘り編

ハウスは、インド占星術式、ホールハウスタイプを採用しております。

ここまで読んで頂いている方は、占星術に興味がある方だと思いますので、一般的なハウスの意味は割愛させて頂きます。
もしここまで読んで頂いて、占星術に興味を持たれたのならば、ぜひ学んでみることをお勧めいたします。

また、占星術を学んでいて、ホロスコープの中で自分の☉太陽がどこにあるのか?
☽月は?、♄土星は?、♃木星は?、♂火星は??
いろいろ学んできたものの、結局どうすればいいんだ〜!!
っと、左脳がぐるぐるした時、ぜひこの月のお祭りを思い出してみて下さい。

自分の♄土星は、いったい今なにをしようとしているのか?
自分の♃木星は、なにを拡大しようとしているのか?
そんなことを意識できると思います。
無意識で行動するのではなく、意識的に行動できるようになるということです。
自分の魂が、何をしようとしているのかに、意識を向けることができるでしょう。
ぜひ活用してみて下さい♡


おわりに

私たちの人生には波があり、人それぞれ大波小波があります。
冬の時期、夏の時期、
休憩タイム、頑張りどき、
種まき時、収穫時、
人によってタイミングがあり、それは人によってバラバラなのです。

冬に、夏の種を蒔いても育ちません。
陰と陽の流れの中で、自分軸を立てる。
流れに流されたり、逆流して泳がないためにも、自分の意識の中心に立ちましょう♡
その為に、今回の円グラフが役立てられれば嬉しいです♡

陰と陽、それぞれ上手に流れに身を任せながらも、それぞれの良いところを活かして過ごしていきましょうね♡

最後までお読みいただきありがとうございます♪


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