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2020に学んだことから2021へ繋ぎたいこと

今年もあと少し。来年に向けたnoteが続々上がっているのを見て私自身も2020年の振り返りと2020年に感じたことや体験したことから2021年へつなげていきたいことを書いていこうと思います。

2020年は誰もが予想のしなかったことが起こった年ではないかと思います。この記事を書き始めた直後も東京のコロナ感染が1300人を超えたとのニュースが流れました。上がり続ける数値は確実に我々の生活に影響を及ぼし続けていますが、そんななかだからこそ自分自身の大切にしていきたいことや人との関係性のありがたさを強く感じています。

2020年に起こった大きなできごと
・会社の売上、利益の数値を自分で見る決意をしたこと
・副社長が会社を辞めたこと
・東京での一人暮らしをやめ、埼玉の実家に戻ったこと

会社経営は一人ではできない

会社の売上、利益の数値を自分で見る決意をしたこと
2019年まで経営については別会社の社長に大いにサポートしてもらっていました。そんななか2020年に経営的な部分で自立を決意し、新たな取引先を開拓、評価の仕組みや給料体系も考え始め、社長として会社を自走できるようにと多くのことを考えました。「社長は会社の数値を見、業界の情勢を見極め、会社の進むべき方向を決断する」というのが本来の社長の姿であるのに今まで出来ていなかった、それをやらねばならないと強く考えたのです。
しかし、これが不安で仕方なかった。コンサルとして入っていただいた方は実務には関わっていなかったこともあり数値として出した目標を実務レベルに落として実行する人が必要でした。それが私一人ではできなかった。
そして、考えていることを社員に伝えていくのが何より苦しいことでした。「社長の役目だから自分一人で考えて何とかしなければならない。できるようになって初めて一人前だ」
という思いをずっと抱えていました。一緒にやってきた副社長も辞めたあとだったため、会社の実情を知る人に相談することが出来なかったということもあります。しかし、今思えば「チーム」という考え方が欠けていたと思えます。一人で動くのではなく「チーム」として動くことで一人の力で成しえなかったことが可能になる。それが会社であるからです。私は社員に助けを求めました。正確に言うと「困った、助けて」という言葉を発したことで実情を知っている人が自発的に助けてくれました。
社員にも、状況を知る人に助けを求めたって良い。なぜならそれが会社としての営みだから。個ではなく、組織として考えていく。これが2020年から続いて2021年に向けて大きなテーマになりました。

不変なものは無い

副社長が会社を辞めたこと
約5年間一緒に会社をやってきた副社長の辞任も大きな出来事でした。またその少し前にも結婚・産休/育休に入った社員もおり、スキルの持ったメンバーが会社を離れるという状況となりました。この時に強く思ったことは「不変なものは何一つ無い」ということです。時が経てば人は歳も取ります。生活も、価値観も、スキルも変わってきます。特に5年という年はひとつの区切りとなると感じました。自分自身は変わっていないと思っても、しっかりと変化しています。人の変化を受け入れ、自分自身の変化に気づくこと。変化を恐れずに変わっていけること。この考えこそが会社を存続させることへ繋がると感じました。今は世の中の状況も急速に変化しています。
ただ、その中で変わらないものがあるとしたらどんな場面でも自分の可能性を信じて前向きに考えることだと思います。去っていく人には出会ってくれたことに感謝の心を持ち、それ以上に今まわりにいてくれる人、力になってくれる人とできることを考えていけるか。それをすることで、どんなに大変でも必ず良い方向に向かっていくと感じました。

距離は客観視できる時間

東京での一人暮らしをやめ、埼玉の実家に戻ったこと
今年の夏、コロナ第2波あたりから埼玉の実家に戻り、十数年続いた東京での一人暮らしから離れることを決意しました。しかしネックは都内まで2時間弱かかるという長距離移動でした。リモートや時差通勤の時間は増えたものの週3回は都内に通勤。しかも引っ越し直前に神奈川のお客様ともつながり週に1度はそちらへも通いが入りました。
今は週5で通勤、次の日が早い日はビジネスホテルに宿泊という生活です。しかし、長距離の電車の中は自分自身の状況を客観視できる時間になるということが分かってきました。
電車に乗っている時間は、誰にも邪魔されない自分だけの時間と捉えることもできます。本を読む、SNSを見る、Amazonで買い物をする。ぼーっとする。
ぼーっとする時間も私は「内省」だと感じています。ぼーっとしながら窓の外を見ると、景色が畑・山のある風景から、住宅街、そしてビルへと変わっていきます。どの景色でもそこで暮らしている人々の生活があります。どの駅でどんな人が下りるか、どんな服装をしているのか、お土産を持った人もいれば、親子、老夫婦もいる。長い時間乗っているからこそ電車を通して都内に通う人々の生活が見えてきます。それを想像しながら自身の置かれている状況、今の自分の生活はどこに位置しているのかを見つめ直すことができるのです。長距離移動であるということは、その分自分の時間をを持てることです。そこにいる人々を眺めるだけでも自身の思考を整理できる貴重な時間になると考えています。

人も環境も変わるけれど変わらない信念を持つこと

これが2021年の大きなテーマです。不安なことは誰にでもありますし、今は未知の脅威で世の中自体が不安定です。どんな答えを出してもどこにも正解はありません。そんななか、自分自身で考えて答えを出すことが正しいのではないかと思います。

私は書くことによって思考や感情の整理がしていけるようで、何より書くということが好きなのだと、noteを始めたことによる気づきもありました。2021年は考えたことを文字としてアウトプットしていけるよう考えています。2020年本当にたくさんの方に支えられました。ありがとうございました。
来年もたくさんの良い出会いがありますように。2021年もどうぞよろしくお願いいたします。

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