真空管アンプを作った話
大きなスピーカーのある部屋に住むのが夢だった。
HomePodminiも持っている。
驚くほど良い音がするしそれで充分かもしれない。
Bluetoothスピーカーも、性能の良いイヤホンもある。
時代に逆行しているかもしれないが、大きなスピーカーがドーンとある部屋に住みたかったのだ。
2020年、コロナ禍により外出が制限された。
「真空管アンプを自分で組み立ててみないか?」とのオファーがあった。
音楽之友社の雑誌、月刊「ステレオ」の企画だった。
ひとつ返事で引き受けた私。
とは言え、はんだ付けと言ってもケーブルくらいしか作ったことがない。
私に出来るのだろうか?
雑誌としては私のような素人が取り組むことに意義があるという。
私の希望でSUNVALLEYのキットSV-S1616Dを組み立てることになった。
真空管は「300B」
真空管アンプ作りは本当に面白かった。
自分で作ったアンプから音が出た時の感動ったら!
その制作リポートを書き、月刊「ステレオ」2020年6月号「特集巣ごもりオーディオ術」に掲載された。
その後、この真空管アンプに合わせ、DYNAUDIO のスピーカーExcite X38を購入。
大きなスピーカーのある部屋が実現。
そして、2020年年末には、プリアンプSUNVALLEYのSV-Pre1616Dも組み立てた。
そして私は今、このような部屋で暮らしている。