VRCスクール10-2の日記その1 入学式~授業2日目まで
17000文字超えちゃいました。多分2回目以降はもっと減らせると思うけど、少しずつ読んでね!
はじめに
お前誰よ
はじめましての方ははじめまして!
朝はおはむん🌅夜はおやすり🌙、どうもむんすりです(今考えた口上)
普段はNoteでは月に一度、VRCに関する日記のようなものを書いたりしています。
年末や学園イベントに参加したときなど、何かしらのテーマを決めて記事を書くこともあります。
この記事の目的
VRCスクールにより提供された知見(インプット)に対するアウトプットをすること。
ここでは、授業で学んだことの実践として「実際にあった出来事とそれに対する自分の考えや感じたこと」を日記形式で記述できればと。
VRCスクール10期ではXに毎日の感想を書いてポストするという宿題は設けられているものの、初日時点で「あ、これ140文字じゃ絶対足らんわ」ってなったのでNoteに手を出しました。
後は、私立VRC学園の時もNoteに日記を書いていて、毎日書くのは大変だったけどフレンドさんから「読んだよ」と声掛けてくれてたりとか感想とか言ってもらえるのが嬉しかったので、もう一度やってみようかなって気分になりました。
投稿頻度ですが、私立VRC学園の時みたいに毎日だとかなりしんどい、とはいえ卒業後にまとめてだとリアルタイム感もないので、折衷案として授業がお休みに入るタイミング(水曜日・土曜日)を目処に、つまりおよそ2日に1度のペースでまとめて投稿しようかなと思ってます。
既にVRCスクールの日記自体は多くの先輩方がNoteに纏めているので、全く新しい視点というのは提供できないかも知れませんが1つの体験記として読んでいただけると幸いです。
あ、これからスクール入ろうと思っている人達はネタバレ注意です。
VRCスクールに入ろうと思ったきっかけ
2日目授業の自己紹介からの引用ですが、
①普段会うフレンドが固定化されてきている現状の打破のため。
自分はPublicインスタンスや集会イベントになかなか顔を出さないので新しい出会いが無く、何か刺激がもらえると良いなと思っていた時期にちょうど10期応募が始まりました。
特定コミュニティへの依存回避とか、エコーチェンバー化の回避みたいなリスク分散も兼ねたいなと思ってます。②コミュニケーション力の向上のため。具体的には他人への話題の振り方とか。
他人から声をかけてくれたりする分には問題なく受け答えができるとは思ってるのですが、自分から積極的に会話を切り出したり、きっかけを作るということが苦手でそれを克服するためのヒントを得られればと思ってます。
あとはこれは期間中は純粋に生徒として楽しみたいのでクラス内では特に公言するつもりはないですが、
③学園系コミュニティの人脈構築・個人的な調査の一環として。
一部の学園系イベントではサポーターや運営チームなど、中枢に近い業務に携わせていただける機会も増えてきて、様々な学園系イベントにコネクションを持っておくことで渉外活動などで少しでも貢献できればなと。あとは純粋な興味としてそれぞれの学園系イベントの理念とか文化みたいなところを比較してみたいなと思ってます。
そもそもどこでVRCスクールを知ったかと言うと、うろ覚えではありますが私立VRC学園で出会った先輩方のBio(VRCのプロフィール欄)を見て「VRCスクール◯◯期卒業」って文言が気になって色々調べてみたのが最初のきっかけだったと思います。
その後は、Xで概要や感想などを調べたり、実際に卒業した先輩に聞いてみたりして内容も中々面白そうだなと前々から気になっていました。
しかしながらここ一年間はリアル側都合であったり他の学園系イベントと期間が丸被りしたりとなかなかスクールの全期間に参加できるチャンスが巡って来ませんでした…
学園系イベントで知り合った同期の何名かはあらゆる学園系イベントを次々と参加し続ける人達(身内では「学園ハンター」と呼んでいる)も居て、そんな人達がVRCスクールに受かって楽しそうに学園生活を送っている様子を見ては「いいなー」とただただ指を加えているばかり…
実は今回のスクール10期期間も私は裏で別の学園系イベントのスタッフをやることになっておりそっちとは期間が丸被りだったのですが、1年も待ったのだからもうある程度のブッキングは仕方ないと割り切ってとりあえず応募してしまおう、抽選に受かったら受かったでなんとかして両立させて楽しもうと考えました。
で、ありがたいことに寺子屋、学園、UniMagic(こっちは正確には1敗してるけど…)に続いてVRCスクールも1発で合格できたのでめでたくまた学生になることができました。
(え、お前も学園ハンターじゃないかって?うん、そうかも…)
入学式
その日は一日中フレンドさん達とシーパラで遊んでて(いわゆるオフ会である)、ボルダリングや立体迷路で満身創痍になった上に夕飯に中華街で食べ放題を腹十分目まで食べていた。
そのオフ会のメンバーにはスクール10期生として一緒に入学式を受ける予定のてそさんもいて、お互い体力も入学式までの残り時間もギリギリになる中解散。
余談ですがシーパラはぼっちざろっくコラボ目的で行きましたが想像以上に楽しかったです。展示にショーにアトラクションとてんこ盛りなので、てっきり量だけで勝負してるとこなのかと思いきやクオリティもしっかりと担保されてていい意味で裏切られました。普通のハンバーガー注文したらめちゃくちゃ美味い上に無料でサイドメニュー山盛りで付いてきたみたいな感じ。
アトラクションも水族館も全然巡りきれなかった…多分全部楽しむなら3日くらい必要なんじゃないですかねあれ。
急いで帰宅してシャワーを浴びて汗を流し、HMDを被った頃には入学式の始まる22時ジャストになってしまった。
入学式は校長である九重湊先生にリクインを飛ばす手はずなのだが、フレンドリストから「九重湊」という名前を探すもの見つからず、そういえばVRCではローマ字表記だったなと思い出しながら手間取り1分の手痛いロス。
リクインの承認が返ってくるまでの間にアバターを着替える。
VRCスクールで使う子はギリギリまで悩んだ挙げ句、普段私が使ってこなかったタイプの子としてティコちゃんを選択。
普段はまめひなたちゃんみたいなちっちゃい子とかメインに使うんですよね。
普段会うフレンドさんの前だといつものアバターに手癖で戻しちゃいそうなので、この3週間で馴染ませられると嬉しいなと。
で、リクインが返ってきたころには既に3分ほどオーバーしてたので慌てるというよりかは逆にもう怖いものなしみたいな無敵状態みたいな感覚になり、リラックスしながらJoin。
Joinするとそこは体育館。
中に進むと、スタッフの人から「たくさん人が居るから負荷軽減の設定してね」と声がかかる。
そちらに目を向けるとその人はちまこぞくアバターの姿をしていて、めちゃくちゃ丁寧に接してくれた。
負荷軽減ってどこでやるんだっけなとメニューUIをポチポチして20秒くらいは一人で黙々とやってたけど、その間も見守ってくれてたような気がする。
何となく直感で「この人担任とかやってるのかな、もしかしたら自分のクラスだったりしてね~なんてね~」などと思いつつも設定を済ませた後にお礼を言い、進んだ先に生徒が座るための席があったので空いてそうな場所に速やかに着席。
着席した頃も結構空席が目立っていた。
遅れて来る生徒が居るらしく、全員揃うまでは待機のようだ。
遅れてきたのが自分だけじゃないと知って少し安心(?)。
5分経ったころに生徒全員が揃ったようで式が始まる。
「これより入学式をはじめます」
「入学式次第、校長先生の挨拶」
…おお、ちゃんと入学式してる!
ラインテープの敷かれた床、パイプ椅子、作り込まれた収納スペースとワールドの作りもしっかりしていて臨場感がある。
「(会うのは説明会以来なので)お久しぶりです」と挨拶を始める校長の九重先生。
内容は当たり障りのない、3週間楽しんでねみたいな感じだったと思う。
校長の九重湊さんからは改変バリバリに拘ってて可愛いとか、気さくで明るいといった雰囲気を感じる。説明会で初めて見かけてからずっと思ってるんですが、九重さんのアバターってめちゃくちゃ可愛いし自分好みなんですよね。いつかあんな改変してみたい。
これも余談ですが学園系イベントってそれぞれのトップの人のカラーのようなものが参加者全員に良く現れてるなと思っていて、VRCスクールの場合はXのポストや先輩方を見てもアバターに個性的な改変があって可愛かったりとか、そんな傾向が見られるなと感じる。
校長先生の挨拶の次は外部講師による挨拶。
『カソウ』舞踏団からえーすけ先生と、パーティクルライブの講義をするGlinT先生の挨拶。
カソウ舞踏団さんの授業はVRCスクール卒業生のフレンドさんからの評価がかなり高く、今から授業当日が待ち遠しい。えーすけ先生はちょいちょい笑いも誘うようなトークを展開していて面白かったです。VRCスクールの団体名を某学園と言い間違えて慌ててたところが個人的なお気に入りポイント。
GlinT先生、先月はUniMagicで大変お世話になりましたが今回も是非宜しくお願いします。
式の最後は待ちに待ったクラス発表。
そうなんです、他の学園系イベントと違ってVRCスクールは入学式初日のインスタンスでの発表です。
Discordでクラスのロールが見えないと思ったら、そういうことなんですね。
きっと隣に幼馴染の子とか居たら「一緒のクラスになれるかなぁ~、ドキドキするね!!」とか言い合えたりするんだろうなぁとか思いながらぼっちで待機。
遅刻してきたので空いてる席が少なく、知り合いとは離れ離れになってしまったのだ。自業自得だね!
司会者の掛け声とともに壇上にクラス分けの一覧がパッと表示される。
10-1の上の方から順に名前を探していき、10-2の最後の方に自分の名前を発見。
どうやら自分は10期2組に配属されたようだ。
担任は…やはり先程のちまこぞくのすづけ先生だ!
予感的中でちょっぴり嬉しい。
ちなみに、他クラスには知り合いは何人か居るものの10-2は担任陣・生徒陣どなたも自分にとってははじめましての方々でした。
クラス分けの後はクラスごとに生徒が集められ、それぞれのクラスでインスタンスを分けてガイダンスを行うことに。
黒板に目をやると、生徒たちが来る前に予め書かれたのか「入学おめでとう!」の手書きメッセージが。
生徒たちの事を思って時間かけて描いてくれたんだなって思うと、やっぱり嬉しくなりますね。
席は自由のようだったので、なんとなくど真ん中の席に座ってみる。
端っことか前の方とか、自分の視界にクラスメイトが見えないよりかは見える席のほうが好きで、何でかって言うと授業中にみんなのリアクションとか見たりできて楽しいからなんですよね、おそらく。
生徒の移動と着席が完了し、最初のホームルームが始まる。
壇上にちょこんと座るすづけ先生。かわいい。
ホームルームの内容は、明日から早速授業が始まるよとか、今日は個別の撮影をしたら解散だよって感じだった気がする。
担任のすづけ先生は低めの落ち着いた声で、良い意味で淡々と喋ってくれるので、安心感や信頼感がある。
私自身も別の学園系イベントにて担任経験があり、今まで生徒として接してきた担任の先生方も数多くあれど、すづけ先生のようなタイプの先生は自分は初めてだったので全く新しい担任像としてこれから色々と勉強させてもらいたいなと思った。
真ん中の方に座っていたので後ろの様子は分からないけど、前の席の末凪斗さんやサナキさんは積極的に先生に身振り手振りや声でリアクションを返していたりと、クラス全体がガチガチに緊張した雰囲気というよりかは人によってはリラックスできている人もそこそこ居るイメージ。
このお二人がこのクラスを引っ張っていってくれるといいなぁとか思ったり。
クラス最初の記念撮影を終え、放課後に入った後もまだ初日なのもあってぎこちない雰囲気。
私自身も誰一人として素性が分からない中なので、どう会話振れば良いのか戸惑い様子を伺ってたり…
何か話題でも切り出したほうが良いかな…と考えていると、誰かの提案で「ゲームワールドでも行く?」ということに。
サナキさんに「おえかき探偵」のポータルを出してもらい、みんなで移動。
教室ではほぼほぼ会話を切り出さなかった自分だけど、おえかき探偵のやり方分からない人もいるかもな…という思いで、率先して「ここのJoinボタン押してね」とか「両手のトリガー押すと回答ができるよ」とか言えていたかなと思う。
おえかき探偵は久しぶりのプレイで、上手く絵が描けるかなと不安だったけど自分の出したヒントは割とみんな分かってくれたようで安心。
にしてもみなさん、難易度が高いであろう長めの単語を積極的に選んだり、それでいて分かりやすいような絵を描いてくれたりと非言語的な表現力が高いなと感じた。
特に「入学おめでとう」のメッセージで担任陣の似顔絵などを描いたやみてん先生のヒントはめちゃくちゃ分かりやすかった…!
おえかき探偵は一緒にするプレイするメンバーの相性次第で分からない時は一切分からずビリなんてこともあったけど、今回はトップ3に入ることも多くて楽しめた。
一方で、おえかき探偵自体に慣れてないのか何回プレイしてもビリの方になってしまう人も居て、もう少し勇気を出して声掛けしたりとフォローしてもよかったかなと反省。
入学式も放課後も楽しくて、リアルで遊びすぎて満身創痍になった割には意外と元気に動けました。
1日目
授業の始まる10分前、21:50ごろにインスタンスを立てるとの連絡が。
21時から始まる会議が2件ブッキングしていて、それらをやりくりしたりと忙しい中急いで切り上げて教室へ。
教室インスタンスにJoinするといきなり
「おはよー!おはよー!おはよー!おはよー!」(以下繰り返し)
と、やみてん先生が元気よく出迎えてくれる。
その後も生徒がJoinしてくる度に挨拶したり生徒の周りをグルグル回ったりしていて、なんだかこっちも元気を貰えた。
昨日お休みだったseikoさんから声を掛けてもらい、「よろしくお願いします」と挨拶を交わす。
seikoさんも生徒がJoinしてくる度に声掛けを積極的にやっていて、しっかりしてる人だなぁと。自分だったらホームルームとか使って先生に切り出してもらって自己紹介とかの流れを作ってもらうかなと思いますが、自分から一人ひとりに声掛けるのは大変だけどそれをちゃんとこなせるのは凄いなと思ったり。
今日の授業は予告なしのいきなり自己紹介…ではなく、自己紹介をするにあたって意識すると良いこと、といった内容を教えてもらうことに。
例えばただただ自分の趣味や好きなものを並べるのではなく、なぜそれが好きか、自分なりの意見を述べることが大切だということ。
「私はこんな考え方を持つ人ですよ」って言うのって大事だなと。初対面でその人がどんな考えを持つかわからず恐怖を持たれたままか、それとも少しでも緊張状態を解いてお互いに話しかけやすい状態に持っていけるかは大きな違いになりますね。
一方で、他のイベントでも是非活用したいなとは思いつつ、例えば参加者としてどういう風に流れを持っていくべきかなとちょっと悩んだり。特に、ホスト側ではなくゲスト側として参加する場合。今回は授業の一環ということで皆それぞれが「自分の意見を言う」って事が確約されてるのですが、普段のVRCの自己紹介でもお互いそんな感じに話せるといいなと思うもののなかなか難しそうですね。せいぜい、自分がトップバッターとして自己紹介のお手本のようなものを見せてみる、とかになってくるのかな。
続いて、VRCスクールの開校期間における宿題の説明について。
宿題は、授業を受けた感想を毎回Xのポストとして投稿してみよう、というもの。
その際の注意点として、感想と批評は違うよということ。
そして、感想を言える人、つまり会話のレシーバーができる人はとても価値があるということ。
感想と批評の違いについて、この日記を書くまでは正直よく分かってなかったです。先生が言っていたのは
といったことだけど、いざXに感想を書こうとしてみてもただ主語が違うだけの問題じゃないよなと。改めて授業の内容を見返そうと思っても、自分用に書いたメモはこのあたり抜け落ちが多くて。で、このままモヤモヤするのもあれですし何かしらの答えが欲しくて過去のVRCスクール卒業生のNoteをチラ見しました。
こちらを見てなんとなく分かってきた気がします(さすがGlinT学長、かなり読みやすいです!)。そういえば、例としての「99人が好きと言う◯◯に嫌いというのは危ない」の部分はすづけ先生もおっしゃっていました。
個人的な解釈としては、いわゆる「忖度」が少しでも混じってしまうとそれは批評につながってしまうよ(=コミュニケーションとしての価値が薄れてしまう)、ということなのかなと。一方で同調圧力のようなものがある日本人コミュニティにおいてはただただ自分の言いたいことを言うだけでは対立してしまったりするリスクも孕んでおり、ベストな答えのないジレンマのようなものかなと。
私はネットの性格診断ではよく「外向的」、すなわち自分自身の気持ちよりも他人への興味関心のほうが勝るタイプと判定されることが多く、実際無意識に他人の気持ちを優先してしまう所はあるなと自覚しているので、おそらく100%ピュアな感想を今後言えるようになるか、と聞かれると難しそうだなと。でも0%か100%かではなくとも、少しずつ批評から感想のスタンスに持っていければそれでもいいかなと思いました。
座学は30分で終わり、残りの時間はグループディスカッションとなりました。テーマはフリーで、授業の感想を言ったりとか、明日の自己紹介の意気込みとか、単なる雑談とか。
私はノーさん、かめちゃん、らむあさんの班でディスカッションをしました。明日の自己紹介思い浮かばないよーとか。「1分も喋ることないよ」と誰かが言ったのに対し、自分は「逆に1分って短いと感じた。自分の考えをわかりやすい表現で伝えるなら話す時間が長くなりそうだし、どう短く簡潔に話すかを考える所が難しそうかも」とか話したり。
残りの余った時間はノーさんの頭についてる鳥ちゃんが可愛いよねとか他愛もない話をしてました。ちなみに鳥ちゃんはシマエナガって言うらしくて、自分は初めて知りましが画像とか調べてみると可愛いですね。
初日なのもあって各々の発言がなかなか伸びず、自分だけ喋ってるのもなーとか思ったりして時折黙ってみんなの様子を伺ってみたり。いっそのこと思い切ってファシリテーター役になりきっても良かったかもですね。
その日はグループディスカッションで11時を迎えた後に放課後となりました。
授業を通して一つ驚いたことがあって、それは他の学園系イベントと違ってVRCスクールではコミュニケーションに関する座学を講師ではなく担任自らが担当するということ。
特に投影資料もなく口頭のみによる惹き込まれるようなトークが展開され、ついつい聴き入ってしまいました。
生徒を一番面倒見る立場である担任がコミュニケーションの技術をしっかり話せることで、生徒としてもしっかりと信頼できる、みたいなことなんでしょうかね?
少なくとも在学期間は生徒なのだから元担任とか意識する必要はないんですが、尊敬できる明確な担任像が突如出来たことで、自分のやり方と比べてはまだまだ不足している所もあったなと今までにはない気づきが色々とありました。今までは何となくこれくらいのラインをクリアしてれば担任としてやれてるだろと思いこんでいた節があったのですが、初めて反省すべきだなと思ったりとか。自分ももう少し生徒目線に立てたんじゃないかな、とか。
その日の放課後はおしゃべりすごろくに移動。
思ったよりもみんな淡々とお題を言っては次の人にパスする、といった雰囲気で果たして打ち解けていけるか少し不安だったけど、すづけ先生が「早く自己紹介したいなー、明日の自己紹介でどう変わるか楽しみだねー!」って言ってくれたのでそんなに変わるのなら期待してみようかなと、少し安心できた気がする。
たまたま自分の番で「苦手なワールド」というお題が出て、これは前もって言おうかどうか迷ってたのですが「Murder4とか、Prison Escapeみたいな刺したり刺されたりするのは苦手」と皆に話した。
OWなりVALOなりでVRC外のゲームで対戦する分には良いんですが、お互いに愛着のあるアバターを刺すのもの、刺されるのどちらも受け入れられないんですよね…っていうことを日記を書きながら考えてたけど、今日の授業内容としてはこういう自分なりの考えをスラッと言えると良いんですよね。
すごろくは1時間半くらいやって、ゴールまではいかなかったけど離脱する人が増えてきたので解散の流れに。
2日目
普段って自己紹介はそこまでガチガチに緊張しないんですが、こう「自己紹介の日!」って設けられると自然とみんなの視線が寄ってきそうな、見られてる!って感覚があって、何かと緊張しちゃいますね。
で、肝心の自己紹介なんですけど自分は悩んだ挙げ句
①つかみとして、読んで欲しいあだ名
②VRC内での過ごし方、好きなワールド
③VRC外の趣味として、音楽について
④VRCスクールに入った理由
の4本立てで行くことに。ちなみに台本はこんな感じ。
で、先に授業を終えての感想を言ってしまうと、今までは慣習や一種のしきたりみたいに思っていた自己紹介だけど、みんながちゃんと自分の考えを言うことで「放課後、早速この人にこの事聞いてみよう!」って気持ちになれるんだなと。
ある意味本来の「自己紹介」の意義を取り戻した、みたいな感じ?
クラスの雰囲気としても前日までは会話も少なくて正直不安だったのが打って変わってこの日は賑やかになり、すづけ先生の言っていた「自己紹介で雰囲気が変わるよ」というのがまるで魔法のように思えた。
さて、それぞれの自己紹介などを通して感じたことなども書いてみようと思います。
すづけ先生
まさにお手本のような、落ち着いていて聞きやすく、テーマも分かりやすく伝わりやすいという印象でした。
「担任は1年間で4回やってきて、今回が5回目です」とまずは肩書を言っておきながら、想定されるであろう「じゃあ、もう自己紹介はかなり慣れてるんだよね?」の答えになるように「とはいえ緊張はするものです」と。
「いつも同じ内容を喋っているのでマンネリ打破のため、テーマを生徒さんからコッソリ募集したところアバターの話があったのでその話をします」と自分の考えを述べながら自然に展開していきました。ちなみにアバターの話を提案したのは自分だったので採用してもらえて嬉しかったです。
「このアバター分かる人?」と、生徒側に問いかけをして双方向のコミュニケーションを取りながら進めるなど、これから我々が受けるかもしれない、様々なコミュニケーション術を使いこなせているなと思いました。
余談ですが、個人的にすづけ先生の好きな所は担任陣・生徒陣すべての人に「◯◯ちゃん」とあだ名を付けて呼んでくれるところなんですよね。さん付けよりもあだ名で呼んだほうが親近感が湧くな、というのを担任自ら実践してもらうことで実感できた気がします。
アメリア先生
2日間過ごしてきて、気軽に声掛けしてもらえるすづけ先生や自由気ままに自己表現をするやみてん先生と比べてしまうと少し大人し目で、どんな人なんだろうと気になっていました。
自己紹介ではVRCで感じている魅力をメインに話していたかと思います。面白かったのが、アドリブを挟みながら「皆さんの中には緊張する人もいるかも知れませんが、私もまさに今緊張しています、だから皆と同じだよ」とありのままの感情を話しているところ。こういう自己紹介のやり方のもあるんだな、と素直に感心しました。
全身真っ白な衣装のアバターが特徴的で、個人的にも好みの改変なのでその思い入れとかを放課後に聞いてみたいなと思いました。
やみてん先生
良い意味でもマイペースさが溢れながらも、自分の考えを分かりやすく伝えてられてて良いなと思いました。
あだ名で呼んで欲しいということ、好きなことなどがメインでした。
創作活動が趣味なので「こういうことが出来るよ」と何かしらのアピールをする内容と思いきや、あくまでも一貫して「皆と一緒に色んなことを楽しみたいな」というような感じで、話し方一つ一つにも個性が出てくるんだなと思ったり。
10-2の担任陣からは、全体的にマイペースというか「みんな個性を大事にしていこうぜ!」という意思みたいなものが伝わってくるような気がします。
何かこう、ピリピリせずにみなさん肩の力抜いてリラックスして臨まれてるのが凄くいいなと。コミュニティの文化とか方向性ってある程度上から下に伝播していくものだと思っているけど、実際に私自身も生徒として、じゃあもう少し緊張を解いても良さそうだな、と思えてきます。
続いて生徒陣。
じゃんけんの結果、発表順は前の席から後ろの席にかけてジグザグに進む感じ。言葉だと伝わりにくいので画像を作りました。
シェルベージュさん
2日間はあまり話せてなかったものの、VRCとしては比較的ザ・クラシカルな制服を着ていたりと興味を惹く所もあって、色々とお話聞いてみたかった方です。
自己紹介では主に自分の好きなものについて話してました。
開口一番に「ごきげんよう」と話したのが印象的で、お嬢様の精神に憧れてるのだとか。
好きなものは「お嬢様(の精神)」「アニメ・アニソン」「技術」とそれぞれの関連性は離れているものの、どれも簡潔に纏めながら話していたので分かりやすかったです。
どういう技術のことやってますかー、と実際に話しかけてみたくなるような自己紹介でした。
ここで急遽校長の九重湊先生がやってきて、自己紹介をすることに。
九重湊先生
自己紹介が大の苦手だそうで、その事を自虐風に自己紹介に取り入れているのが面白かったです。
テーマは自分が大切にしていることについてで、物事への意味付け、自分が作るもののテーマなどを大切にされてるとのこと。
「頭メルヘンと厨二病チックをこじらせにこじらせた結果が九重湊」と独自の言語を織り込みながら話されているのが特徴的で、まさにクリエイティブ思考が得意な人だなって感じました。
蓬莱未凪斗さん
内容は名前の由来と好きなゲームについて。
蓬莱は住んでいた地域に多かった苗字だそう。ゲームはLoLといった対戦ゲームなど。勝つことも大事だけど、皆と楽しめることを大切にしているとか。
最初の方こそ緊張されていましたが、徐々に慣れてきたのか堂々とハキハキ喋れるようになってきたのが印象的でした。
サナキさん
直接話したことはなかったのですが、フレンドのフレンドさん繋がりが多くて前評判ではめちゃくちゃ喋る人だと聞いていましたが、その割には昨日の授業ではかなり静かだったのが気になっていました。
自己紹介で早速お詫びが入り、昨日は出先での参加のためマイクの調子が悪かったとのこと。なるほど、合点がいきました。
おしゃべりだということを裏付けるように話題が散発的に切り替わるので聞き落としはあるものの、VRCを始めた理由や、本職は営業マンなので話し上手聞き上手ですよということなどをメインに話されていたかと。
少し面白いなと思ったのが、文章だけでなく口調や身振り手振りからも与える印象が変わってくるんだなと。やみてん先生みたいにマイペースさが全面に現れる人もいれば、サナキさんみたいにバリバリの営業マンとして、それを裏付けるようにエネルギッシュさが現れてきたりしますね。
seikoさん
昨日の様子を見る限りだと、サナキさんに負けず劣らずおしゃべりな人だなと思ってました。
VRCで普段やっていることとしてヘリ操縦の話と、自分が大切にしていることとして人が喜ぶことをしたいとのこと。
声の調子がいつも明るくて楽しそうに喋ってるのが印象的。しっかりとVRCを楽しめてるんだなって思いました。
薄荷ちゃんのデフォルトを使っていて、改変とかやりたいけどすぐプロジェクトが壊れちゃうと言っていたりとアバター改変などの技術面で苦労されてそうですが、誰とでもどんどん話せていける人なのでそういった課題もすぐに解消できるだろうなと思ったり。
かめちゃん。さん
学校というワードが出てきたのでリアル学生のようで、若めの方なのかなと。昨日のディスカッションでも話を聞きながら無意識的にそう感じてました。
内容はVRCを始めたきっかけ、趣味として音楽の話、アバター改変の話など。「自分の部屋で常に音楽が鳴ってないと落ち着かなくて、携帯やパソコンで鳴らしてる」という言い回しが個性的で面白いなと。始めたきっかけはLoLプレイヤーのフレンドさんに誘われてとのことですが、LoLプレイヤー、多いですね。
らむあさん
LoLの話が続いたので自分はOWプレイヤーですと前置き。
VRCは学校の授業で知ったとか。応募したきっかけとして、VRCはまだ始めたてで、Questを買ったのでVRCスクールという長期間イベントに応募したとのこと。
VRCスクールを通じて色んな発見や学びを持ってもらえればなと。私含め生徒からも楽しめるようになる何かしらのきっかけのようなものが与えられるといいな。改変は不慣れとのことですが、既に改変のクオリティはとても高いように感じました。Blenderを触り始めているとのことなので、今後どう活躍していくか楽しみです。
ノーさん
名前の由来について。ignorance(無知)のno=ノーから来てるのだとか。名前を縮めたのは記号化したいとの思いから。ignoranceは常に無知、不知を自覚したいとの思いからとのこと。
昨日のディスカッションやXのポストを見ていて思いましたが、かなりストイックと言うか、研究者肌なイメージがありますね。ちゃんとした自分なりの考えや目標があって、それに向けてひたむきに努力しているような感じ。
アバターの話として、身につけている動物(シマエナガ)をなぜ身につけているかの理由。自然と触れ合うことで交感神経が活性化してリラックスできるからだとか。
あとは心掛けていることとして健康の話。運動したり、食事ではビタミンDやタンパク質の摂取を心掛けたりと。健康は長生きしたいなという思いでやっているとのこと。
最後のゲームの話でやっていたゲームがスマブラ、FF14。スマブラはやりこんでいてオンライン大会での優勝経験もあるとか。普段味わえない、言語以外でのコミュニケーションが好きでやっているとか。
全体的に台本に起こすと文字数が膨大になると思うのですが、言葉選びが上手いので聞きやすいし、最後まで興味を持って話を聴けました。専門性の高い話題が中心でしたが、自分の意見をちゃんと言えており私以外の多くの人にも興味を持ってもらえたのではないでしょうか。
すいたうろすさん
VRCに入るきっかけと自分の趣味について。
VRCスクールに入るきっかけは、コミュニケーション能力の向上。場数慣れをしたい、みたいな感じですかね。
趣味はBlenderで、服制作をしてみたいとのこと。趣味はダーツ。
自己紹介が短めになっちゃいましたがと本人談ですが、「自分の考えを話す」という観点でそれぞれの話題でもっと自分の考えを言えるようになると劇的に良くなりそうだなと思っていて、かなり伸びしろがあると思ってます。3週間のスクールの場でどんどんとチャレンジしていってもらえればと。
Higashiさん
アバターの雰囲気が話し方や身振りととてもマッチしていて、めちゃくちゃ良いなと思ってました。
あと、Xのポストなどを見るとVTuberをやってるとのことでどんな自己紹介になるか気になっている人でした。
最初に名前の読み方についてで、入学式での読み上げで名前を間違えられてしまったのを受けてVRC名も分かりやすく変えたとのこと。
好きなものとして、歌とゲームについて。歌はVaundyやボカロが好きで、ゲームはチームでやってるゲーム活動(配信活動)の一環で色々とやっているそう。たまに歌枠なんかもやるのだとか。
大切にしていることとして、人としてやってはいけないことはやらない、とのこと。
愛嬌もあるし根は良い子なんだろうな、って思いました。幅広い活動で色々と苦労もありそうで、エピソードとして考え方の部分はもうちょっと聞いてみたいなと思ったので、今後色々お話してみて人となりのような所を聞けたら良いなと。
Nemuchikoさん
名前の由来で、「眠ることが好き」って言ってたので同じ由来を持つ自分としては親近感がありました。私の名前の「むんすり」はMoon + Sleepから来ていて、寝ることが好きなのでSleep、寝るなら月明かりの中が良いなという思いからMoonを付けてます。
VRCを始めたきっかけとして、SAOなどの仮想空間を舞台とした作品で興味を持ったからとのこと。VRCスクールはもう一度学園生活を味わいたくてと。
好きなこととして、ゲーム、ワールド巡り、動画作り。動画作りはYouTuberの編集のお手伝いから初めて、そこから興味を持ったとのこと。
Higashiさんと同じで、Nemuchikoさんも色々なエピソードがありそうなので、これからお話して考え方の部分を知れたらと思いました。
全体的にみんなスキルが高いのもそうなんですが、各々好きなものがあってそれにとことん打ち込めるよってイメージがありました。全体的に皆かなりストイックそう。私も実際そうなんですが、ストイックな人って「一人で黙々とやるのは得意だけど、みんなで何かやることは(全部自分でやっちゃうから)そもそも機会がないor苦手意識がある」って人が多いのかなって思っていて、このクラスで上手く噛み合うと良いものが生まれそうだなと思ったり。
また、音楽好きですって方が多かった上に、そんな人達はカラオケするだけじゃなくて動画編集なりワールド作成なりVTuberなり何かと多芸かもなって思ったり。
改めてどんな3週間になっていくのか楽しみですね。
放課後は早速あちこちで「乾杯ー!」って声も上がるようになって、賑やかな雰囲気に。
教室で話し続けるのも何だしということで、綺麗めなワールドに行ってみることに。
誰かが和服に着替えたのを皮切りに、各々の和服改変であったり普段使っているアバターを見せあったりしてました。
話を伺ってると、どうやら10-2はデフォルメ寄りというよりかは美男美女やリアル寄りのアバターのほうが好きな人が多い様子。
私としては普段はガッツリとデフォルメ寄りのアバターしか使ってないので、リアル系アバターならではの魅力とか教えてもらって徐々に興味が持てるようになりたいなと思ったり。
この時からあちこちで小規模なグループが形成されながら会話が繰り広げらたかなと。私はシェルベージュさんに技術の話とかをメインに聞いてましたが、その輪の後ろではサナキさんが過去テレビに出演した話とか気になる話もちらほら聞こえました。
流石に気になりすぎたのでサナキさんの会話を聞いてみましたが、どうやら金曜日のメタバースという番組に出演したことがあるのだとか。
話の流れで実際にお墓を見に行きました。
墓巡り(?)が終わったら境内で雑談。今思うとちょっとシュールかも。
このときは各々の技術の話とか、音楽の話とか。動画編集何使ってるのー、って話でNemuchikoさんとかすづけ先生が盛り上がっていて、お二人とも技術力が高そうだなって思ったり。
音楽の話はかめちゃんやひがしさん、Nemuchikoさんとで好みが一緒のようで盛り上がってた。挙がってたアーティストはVaundyさんとかだったけど自分はあんまり聴いてなくて、割と偏食だからあんまりメジャーどころでもちょいちょい聴いてないのあるんですよね…
大多数の人は音楽は歌詞に注目するものだと思ってるけど、自分は歌詞よりもコードの展開の仕方とか、曲の盛り上げ方とかの非言語部分に注目したくて。何でかって言うと、歌詞なら文章でも伝えられるけど、音の響きが変わる様子とか、そういう時間軸的な変化が楽しめるのが音楽の醍醐味かなって思っていて。あとは、音楽史的に裏付けされたフレーズや楽器の使い方とか、現代で言うところのサンプリング文化とかも面白いなと思ったり。
なので基本歌詞はほぼほぼ聞き流しちゃうし、個性的なコード進行とか、面白い楽器やフレーズの使い方とかがないと曲やアーティスト自体に興味があまり持てないんですよね。なのでただただ話題が合いづらい…!
とはいえ皆との会話のきっかけは必要だし、こんど作業用BGMとして直近のTOPチャートでも流しながら色々と聴いておこうかな。
その後はVRCスクールを始めたきっかけの話題になったのですが、「過去期(9-2)のすづけ先生クラスの生徒が作ったワールドにある写真を見て」と、やたらとピンポイントな理由が何故かNemuchikoさん、ひがしさんとで被るということになってじゃあみんなで見てみようかということに。
9-2の写真がズラリ。どれも楽しそうでいいですね。
楽しそうなのは良いんだけど、多分これ最後の方まで写真見て回る流れになると絶対今後の授業のネタバレになるよな…と思い、「ネタバレになるから今は見ないほうが良いかもー」と皆には声掛けしてみたり。ゲームと同じで、やっぱり初見で楽しみたいよね。
Nemuchikoさんが「このワールド見て、こんな人が自分の担任だったらなって思ってたらまさか担任になってもらえるなんて!」みたいな、担任を褒めちぎる流れみたいになったので合わせて私も「初日の入学式でめちゃくちゃ丁寧に接してくれて、こんな人が担任だったらなーって思ってたらなってくれて嬉しかったですー」って言ってみたり。
するとすづけ先生が「嬉しいなー、けど何も出ないよ?」とデレデレになってくれたのが面白かった。ノリ5割本心5割で言ったものの、こういう反応を返してくれるとやっぱり嬉しいなと。
ワールドの様子を一通り見終えた後は再び雑談。
酔いが回ってきたのか、ひがしさんのテンションが上がってゲラになったりしたのが面白かった。
それにつられるように、サナキさんやNemuchikoさんも学生みたいなノリになりだして会話をしてるのを見て、あぁ青春してるな~って思ったり。初日の入学式もかなり作り込まれた体育館だったし、VRCスクールのコンセプトとしてはこういう雰囲気でワチャワチャするのも良いなと。
この日はあまり積極的に会話に混じれなかったのが心残りだけど、これからクラスがいい雰囲気になっていけそうだなという安心感がありました。
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