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2月のVRChat振り返り


振り返りを書くスタイルをちょこっと変更してみた

2月は今までのようになにか新しい事にチャレンジした月ではなかったので、正直Noteに何をどう書こうか悩んだ。
実際この記事を書き出すのも3月後半になってしまった。遅れて書くのはいつものことだけど…

今までの執筆スタイルは以下のようにほぼほぼテンプレート化されていた。

  • その月にあった「新たにチャレンジしてみたこと」をトピックとして書く

  • トピックを3,4つほど箇条書きで出して、それぞれの詳細を書く

  • タイトルは「◯◯月の振り返り~△△とか」(△△にはトピックのうちピックアップしたやつを書く)

自分が飽き性なのもあり、このようにテンプレート化したことが最近は作業のように感じてくる
あとは、書き方を変えることでPVやスキ!の付き方が変わるかどうかを色々と検証してみたい、という興味もあった。

ならば思い切って書き方を変えてみよう!と思い色々とスタイルを変更してみた。

変更その1: タイトルの書き方をシンプルにしてみた

とりあえず大きなところではNote記事のタイトルを変えてみた。

今までは本文のトピックが絡んでくる、具体的な内容をタイトルに含んでいた。
例えば先月のタイトルで言えば

1月のVRChat(とか)の振り返り~誕生会を開いたり、マダミスのGMはいいぞという話とか

という具合だ。

このねらいは「タイトルに詳細が書いてあったほうが目につきやすいし、色んな人に興味を持ってもらえるといいな…」というものだった。

最近になって改めてタイトルに具体的なトピックを含めるべきかを考察してみたが、

  • 本文より先に具体的な内容が目に入ることで、記事を開くまで何が書いているか分からない期待感を奪ってしまいスルーされてしまうのでは?

  • タイトルにあるトピック自体に興味がない人は、その時点で記事を開くことなくスルーされてしまうのでは?

と、実はデメリットのほうが多いのではないか…?と考えたのでまずは試しにと「2月のVRChatの振り返り」と実にシンプルなものにしてみた。

変更その2: 文体をだである調メインにしてみた

あとは、記事の文体をですます調からだである調メインに変えてみた

本記事の目的の1つとして、月ごとに何があったかを自分が後々見返せるようにしたい、というものがある。
つまり、実質的には日記のような側面が大きいんじゃないだろうか。

「今年使ったアバターの紹介!」みたいに解説メインの記事も書くことはあるが、「◯◯月の振り返り」はどちらかと言うと日記の要素が大きいように感じる。

ならば、だである調で書くことで「これは日記ですよ」と本記事の立ち位置がハッキリして伝わりやすくなるのではないか?
…と思って変えてみることにした。

という訳で、これらの変更をベースに先月の振り返り記事を書いている。
まあ、あくまでも実験的なものなので、しっくりこなければ急に元に戻すかもしれない。


フレンドさん達がキャストをやってる店舗型イベントに参加してみた

VRChatを始めて1年とちょっとが経ったが、始めたての頃に比べるとVRChatイベントカレンダーに載ってるような初見のイベントを開拓することがめっきり少なくなってしまったように感じる。

一通り回り終えたから…というわけではなく、いつかは行きたいイベント自体はまだまだ沢山ある。
特にカフェやバーなどの形態として提供されている「店舗型イベント」はここ1年のうちにかなり増えてきた印象だし、いつか行きたいなと目星をつけているものはあったが最近まで行けずじまいだった。


リアル都合や学園型イベントのスタッフなどで平日夜は参加しづらいというのもあるが、店舗型イベントはとりわけメインがキャストではなくユーザー同士の交流の場、いわゆる集会イベントのような雰囲気は筆者は少し苦手で敬遠しがちになっていた。

特に新規流入が比較的少ないディープな界隈の場合、大半が常連客として会話の輪が既に出来上がってしまい、そこに入るきっかけも見つからずにただ遠くから見つめるだけ…
挙げ句は撮影時間までの行き所を無くし、途中でLeaveしてしまう…
という苦い経験も多かった。

もちろんキャストの方がゲストに付き添いながら積極的に話しかけてくれたりと、接客メインの店舗型イベントももちろんある。
そちらの形態であれば、初見のイベントでも会話をリードしてもらえるので居心地が良く楽しい時間を過ごすことができる。

…が、参加してみたい店舗型イベントが接客メインかどうかは実際にイベントに参加してみないと分からないところが多い。
いわば賭けのようなもの。

2月は学園型イベントのほうもそこまで忙しくなかったし、何かやること無いかなとXを眺めていた所、フレンドさんのイベント告知を見かけた。
フレンドさんへの挨拶も兼ねて久しぶりにイベント参加にチャレンジしてみるか…と、意を決して参加してみることにした。

以下、参加時点での営業形態であり、現在とは形態が異なる恐れがあることに注意。


Feline(フィーライン)

2/14営業時の集合写真

数ヶ月前にとある学園型イベントで筆者が担任としてスタッフをやっていたが、その時の副担任として同じクラスを見守っていたフレンドさんがオーナーをやっているのがこちらのイベント。

いつかは挨拶に行きたいなと思っていたため、2月中旬のタイミングで参加してみることにした。
折しもFelineさんは営業インスタンスが増設されるタイミングで、新規に追加されたインスタンスであれば常連の方も少なく新規でも溶け込みやすい雰囲気なのでは、今がチャンスと思って飛び込んでみた。

こちらのイベントはケモノの姿をしたキャストが接客するバーイベント、ということで店内はケモノ達で溢れかえっていた。

店内はテーブル席とカウンター席とで分かれており、テーブルはユーザー同士の会話がメイン、カウンターはキャストとの会話をメインに楽しめるような仕組みになっていたと思う。

今回は初来店の旨を受付役のキャストさんに伝えるとカウンターに案内させてもらった。

その日はバレンタインデーだったこともあって、席につくなりバーテンダー役のキャストさんからチョコを貰うというサプライズが。

思いがけないサプライズで一気にテンション爆上がりだったが、その後も目の前でカクテルを作るパフォーマンスをしてもらえておおっとなった。
おしゃれなバーで接客してもらえるような雰囲気…!

その時のバーテンダーさんはKuちゃんのアバター姿だったが、本来のKuちゃんの頼りなさそうな印象とは裏腹にテキパキと仕事をこなすギャップに完全に目が釘付けになってしまった。
(写真を撮り忘れたことを後悔…また行ったときは撮らせてもらいたいな)

その後もバーテンダーの方から会話をリードしてもらったり、自分も勢いに任せて隣に居たゲストさんに話しかけてみたりと楽しく過ごし、あっという間の一時間だった。

ちなみにお隣りにいた方は、このイベントが始まった頃から通っている常連さんとのこと。
話も盛り上がったのでフレンド申請もさせてもらっちゃった…!

「ケモノキャスト×バー」というコンセプトがしっかりと伝わってきて、キャストの皆さんの接客もとても素晴らしくオススメできるイベントです!

ロリっ子喫茶ぷぷりえ

2/15営業時の集合写真

前述した学園イベントの担任をした時のクラスで、生徒だった方がキャストをやっているのがこちらのイベント。
今回はフレンドさんも誘って行ってみることにした。

こちらのイベントはロリっ子の見た目をしたキャストが接客するカフェイベント。
店内も少しメルヘンチックな可愛らしい雰囲気となっていた。

店内はテーブル席とテラス席に分かれていたが、今回はスタッフの方にテーブル席に案内してもらった。

席につくとまずはメニューの注文を勧められる。
始めてなのでオススメのメニューを聞きながら料理を運んでもらう。

料理の提供が一通り終わった後、一緒にツーショを撮ったり遊んだりとかなりフリーなタイムが始まった。

スリーショットを取ったときのやつ
右の子(キャストさん)に真ん中の子(キャスト)がいたずら書きされたりと自由な空間

主にキャスト同士のロリっ子達がふざけ合ったりする様子を見守ったり一緒に遊んだりすることができた。

お互いを落書きし合ったり、盗み食いを別の子(キャスト)に告発されて店長の手で檻に閉じ込められたりとキャスト同士の掛け合いは創意工夫に富んだ様々な形で見ることができ、ただただ彼女らを見つめていても、こうにこやかな気持ちで見ていることができる。

気がつけばあっという間に集合撮影の時間に。
とにかくキャストさん達が元気いっぱいで飽きの来ない一時間だった。

こちらのイベントも、ロリっ子達が一生懸命に接客したりふざけ合ったりする様子を見守ることができる、楽しいイベントでした!


今月は久しぶりに2つのイベントを開拓してみた。
どれも満足行くものだったので、これからも失敗を気にすること無くどんどん足を運んでいきたいなと思った。


UniMagicに合格した

写真は入学式に撮ったやつ

本記事を書いている時点でカリキュラムはちょうど中盤を迎えた頃ではあるが、前日譚として入学が決まるまでの経緯やUniMagicへの思いを書いてみる。

二度目の正直

2月5日、UniMagicの当落結果が出ることを今か今かと待ちわびていた。

UniMagicとは学園型イベントの一種で、VRChatでのアバター・ワールド制作をやる上で避けて通れないUnityの使い方を学べるイベント。

2期はワールド専攻科ということで、とりわけワールド制作に必要な知識を3週間のカリキュラムで学ぶことができる。

学園型イベントとしてはまだまだ若いところであり、2期生の募集ではあるものの記事として取り上げられたことや口コミなどにより大幅に定員を上回ってしまったらしい。
定員を上回った場合は完全なランダムによる抽選で当落が決定される。

2月5日は当落発表の日と伝えられていたため、日付が変わった瞬間からずっとソワソワしっぱなし。
学園型イベントに参加したことがある人には分かってもらえると思うけど、当落発表のあのワクワクドキドキする感じ、何か良いですよね。

さて、結果はどうだったかというと…
残念ながら落選だった。

相当倍率も高かったらしい…

ではなぜ今こうして生徒としてUniMagicに通っているかと言うと、2期では特例の救済措置として追加日程が開催されることになったから。

本来の2/12からの3週間の日程をA日程、追加で実施される3/10からの3週間の日程をB日程と呼んでいるそう。

もちろん追加日程分も定員を上回った場合は抽選になると思われるが、そちらには運良く当選することができた。
やったね!!

そんな訳で私はB日程生徒としてUniMagicに入学することができた。

魔法学舎っていいよね

学園型イベントは大抵、リアルにもあるような高校や大学などをモチーフにしたものが多いように感じる。
例えば筆者も以前生徒として参加したことのある「私立VRC学園」は、校舎と教室を再現したワールドで、まるで中高生の頃に戻ったかのような感覚で2週間同じメンバーとともに学校生活を楽しむことができた。

それゆえUniMagicは、学校ではあるものの「魔法学舎」という、ファンタジーの雰囲気を纏った一風変わったイベントに見える。

そのコンセプトは入学式で学長のGlinTFraulein先生より教えてもらったが、かの有名なSF作家であるアーサー・C・クラーク氏の「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」という言葉から来ているとのこと。

これを聞いて、かつてStellarisというゲームにハマってゲームの元ネタとなった有名SF小説を一時期読み漁っていたこともあり、おっいいなと思った。


Meta Questの爆発的な普及に伴い、VRChatの世界でも「そこまでIT技術は詳しくないけどプレイし続けてる」というような方々が増えてきたと思う。

そのような人達にとっては、VRChat上で実現している何気ない技術の一つ一つも「なんかよく分からんけど動くもの」として、魔法、果ては怪異の一種のようなものとして映るのかもしれない。

そんな筆者はどうかと言うと、一応IT技術をそれなりには触っている人間なので、ある程度の予想はつくものの実際にUnityやVRCSDKでどのような実装がなされているかはよく分かっていない。

そんな魔法のような仕組みの正体を、クラスメイトのみんなと学んでいく過程がこれから楽しみだ。


余談だが、「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」という言葉を聞いて思い出したのが、UI・UX研究の第一人者であるニールセン博士が昔自身のブログで書いた「マグルをいじめるな(原題: Don't Harm the Muggles)」という見出し

十数年くらい前にネットサーフィンをしている時に偶々このニールセン博士のブログの和訳記事を見かけ、感銘を受けたことを今でも覚えている。
(あと、うろ覚えだけど和訳版サイトのトップ画像にニールセン博士がカメラ目線でサムズダウンしている写真が載っててかなりインパクトがあった)

こちらでもクラーク氏の言葉が引用されている。

ハリー・ポッターの世界は、別の面でも、コンピュータの世界に似ている。一連のハリー・ポッター作品では、すべての人が 2 つのグループに分かれている。ほんの一握りの魔法使いと、はるかに大多数を占める「マグル」(ふつうの人間)である。「マグル」たちは魔法のことなど何も知らないし、魔法使いの流儀も知らない。

同様に、私たちの世界でも、大多数の人はコンピュータやテクノロジーのことを知らない。SF 作家 Arthur C. Clarke がかつて語ったように、「十分に進歩したテクノロジーは、魔法と見分けがつかない」。残念ながら、コンピュータとインターネットは、ほとんどの人にとっては、まさにこの「進歩したテクノロジー」なのだ。画面に何かが表示されたり、コンピュータが望みの結果を出してくれたりする仕組みは、すべてがまさに魔法のようなものだ。

みんながハリー・ポッターになる未来 - U-Site より引用

入学式を終えた後に改めて記事を読んでみようと思い検索したところ、当時とサイトが異なるものの全く同じ文章が出て、残っていたことに感動…!

記事を読んだ当時はその趣旨を上手く理解できてなかったが、改めて読んでみるとVRChatにおいても大事なことだろうなと思った。

UniMagicで学んだ技術でこれからワールドを作るとしても、作ったワールドに何かしらのUIがあれば当然ユーザビリティを考慮しないといけないわけで、他の人が使うことを念頭にUIUXの設計をちゃんとしないとね。


今月の一枚

筆者がおはポス(おはツイ)として日々アップしている画像のうち、個人的に気に入っているものを月ごとにピックアップしていこうと思う。

元ポストはこちら。2/23投稿分より。

写真の奥に写っているのは江ノ島で、江ノ電の七里ヶ浜駅そばの海沿いの交差点(行合橋交差点)を再現したワールドを利用して撮影したもの。

2月中旬当時のソーシャル欄を眺めていると多くのフレンドがこのワールドを訪れていたと思う。
いわゆる当時の人気ワールドというやつだ。

ならば自分も、と思い訪れてみた。

写真のバックグラウンドとか

被写体として写っているのは筆者が改変したリナちゃん
2月はリナちゃんや灰島さんのアバターの改変を頑張っていたので、おはポスの登場頻度は彼女らが高かったと思う。

オリジナルの表情のリナちゃんはパッチリと目が開いていて快活なイメージがある。

リナちゃんは発売当初の半年前から使っていたものの、使っているとこう…「自分が使うにはちょっと違うかな」という違和感があった。

その違和感の正体は、オリジナルの快活そうな表情と実際の筆者の感情とが乖離している…からだろうか。

VRChatをプレイしているときは常に画面端にFace Mirrorで自分の表情を見れるようにしているが、満面のニコニコ顔を出しながら実際は虚無の感情だとなんかこう、没入感が削がれるような感覚が出てきてしまう。

そこで、改変にあたっては目の周りをジト目にしたり口元をむすっとさせたりと、オリジナルよりも無表情に近いものになるようにした。

改変後のリナちゃんを使ってみると実際、しっくり来るような感覚がある。
何だかんだジト目キャラを使っているとこう、落ち着くんだよね…

さて、冒頭の写真はそんなリナちゃんを使った一枚。

普段は感情を表に出さない彼女だが、江ノ島の景色の美しさに思わず笑みが溢れ出てくる…みたいなことをイメージしながら撮影してみた。

友達に急に呼び出されて「見せたいものがあるんだ」と待ち合わせ場所の鎌倉駅から江ノ電に乗ってゆらり揺られて数十分。

電車は七里ヶ浜駅に着き、「ここだよ」という声を追うように降りて海に向かって歩いていく。
一分も経たないうちに海沿いの道路に辿り着くと、眼の前には燦々と降り注ぐ陽光に照らされた、宝石のように光り輝く広大な海と江ノ島の景色が広がっていた。

そんな景色に心を奪われていると、「こっち向いて!」と友の声が。
咄嗟に手を振るポーズをレンズに向け、カメラのシャッター音が鳴った…

みたいなストーリーがあるかも知れない。しらんけど。

江ノ島はちょうど半年前にVRChatのフレンドさん達とオフ会として観光に来ていて、その時の記憶もあってか印象的な一枚となった。

半年前リアルで見たことのある情景を、今はアバターを着たVRの世界から眺めている。
VRとリアルの境界線が曖昧になってくるような、何とも言えない不思議な感覚を味わいながら撮影に夢中になっていた。


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