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ニュージーランドの某有名カフェで面接をしてみて☕️

今日はチャレンジングな1日でした。


オークランドでバリスタトレーニングを受けてからカフェの街ウェリントンで面接のオファーをもらい、ただ「ワクワクする」という気持ちだけで10時間以上のドライブを経てウェリントンへと降り立ったのは3日前。

今日は面接の日でした。


特に緊張もせず約束の店舗、ウォーターフロント店へと入ると、気さくな店員さんが対応してくれ、「何飲む?面接者にはいつもコーヒーを出してるよ」と無料でコーヒーを出してくれた。


さすが大型店。
どこもかしこもこのお店のロゴを町中で見かけるし、お客さんも沢山いた。


私は過去にバリスタの経験なんてないくせに、
勢いだけでこんな素敵なカフェに応募したわけだけれど、
こんな面接の機会があるなんて、応募してみるもんだなぁ、なんて思いました。


そして面接担当のブライアンが「Hello」と話しかけてくれ、面接がスタート。

まず初めに、このカフェがどんな歴史を辿ってきたか、そしてこのウェリントンという街がどれだけコーヒー文化が盛んか。
その街でコーヒーを出すことの意味。
この会社がそんな街で、豆からこだわってコーヒーを出していること。
コーヒー愛と自社愛に溢れたイントロダクションからスタート。


そのあとはニュージーランドでどんな場所が良かった?
どんなカフェに行ったの?
お気に入りの場所は?という質問があり、
ネルソンで好きだったカフェやイタリアンのお店、オークランドで行ったカフェの話をした。


そこでトラブル!

ブライアンがオークランド出身で、
どこのカフェ?なんて名前?どんな様子だった?
とめちゃ質問攻め。

オークランド中のカフェを熟知しているらしく、
様子を伝えてくれればわかる、と言ってたくさん質問をくれたは良いものの
私は根っから地図に弱いタイプ。
ちょっとコーヒー持ち帰りしよ、みたいな気分の時に見つけたカフェにふらりと寄るタイプなので、そのカフェの場所や名前すらもまっったく覚えていなかった。笑

とにかく伝えられたことは、
店員さんがとてもフレンドリーで、ラテアートが可愛かった、と言うことだけ笑


本当にカフェを愛している人なんだなぁと感心したのと、彼と私との熱意のギャップを感じなんとなく「ごめんなさい」と言ってしまいました。笑
まぁそんなことはさておき。


面接は思った以上にちゃんとしていて、
あらかじめ質問が用意されていた。
質問の内容は後半になるにつれ難しく、個人が大事にしていることや、仕事への姿勢、ホスピタリティの定義などが問われるような内容だった。


たとえば、
「Whats your strength and weakness?(あなたの強みと、弱みは何?)」

日本語でもちょっと難しい質問。
でもびっくりするほどすぐに話し始めていた自分。

「My strength is addapting skill under any circumstances. I’m able to have a conversation with everyone not only for custemers but also co-workers. I like communicate with people. Furthermore, I am able to built a good relationship with team.

(強みはどんな状況下でもすぐ対応できること。誰に対しても分け隔てなく接することができること。コミュニケーションが好きなこと。チームビルディングが得意なこと)」

「My weakness is that I am easy to get imvolved in emotional. I am easy to cry, especially at my friend’s Wedding party I was always crying even it was online.

弱みは、感情に左右されやすいこと。だからすぐに泣いてしまう。友達の結婚式ではオンラインですら泣きました。

But that’s why I could feel someone’s emotion deeply, and it is also useful for notice of customers needs.

でもだからこそ、人の気持ちを深く感じることができて、お客様のニーズを察知するのにも役立っています。」

こんな感じで、すらすらと話していた私。
結婚式のくだりでは爆笑されたけれど、
脳裏に浮かんでいたのは、過去にもがきながら自分とは何か?を徹底的に観察していた頃の自分。

熱くなりすぎてブライアンに、「ここで泣かないでね笑」と言われました笑


その後の質問も、実に深い質問でした。


「What’s your definition of good-customer services?(良いサービスの定義は何?)」

「What is your thinking of best-hospitality?(あなたが思う最高のホスピタリティとは?)」

など、日本語でも難しい〜!
って言うような質問があり、一つ一つゆっくりと答えました。

学生時代に4年間、居酒屋で働いていたときの接客時に時に気を付けていたことや、
そのお客さんを満足させるために、一人一人に合ったサービスを提供したこと。
などを伝えました。

居酒屋で働いた4年間はまさに、私にとっての青春。全てを一緒に乗り越えてきた仲間も家族と呼べる。

本気で本気で、数百以上ある店舗の中で一位を取るために、みんなでがむしゃらに頑張っていたんだよなぁ。今思うとアルバイトの域を超えていた。

その時に、
チームビルディングの難しさ
良いチームとは何?
お客さんが来たいと思う店って?
どんなサービスをしたら満足してもらえる?

ということを、
徹底的に、時には社員以上に真剣に考えていた私と仲間たち。その経験が、まだ今も役に立っている。

結果は数百店舗ある中で2位。
まさか本当にトップ10入りできるなんて思わなかったので、今でも忘れられない私の成功体験のうちの一つ。


そんな日々を思い出しながら、
本気で取り組んでいた”接客業”やその後の社会人経験で大切にしていたことをシェアすることができて、こちらが逆に聞いてくれてありがとうというような気持ちに。笑

ブライアンもひたすら、「Make sense.」と頷いて聞いてくれていました。


そんな面接でした。

結果は、明日のトライアル(実際に現場で働いてみて、採用が決まる)のオファーを頂くことに。

正直コーヒーの熱意というよりは、
“接客業”の熱意で興味を持ってくれた感じがする笑


明日の結果はどうであれ、自分の中でとても良い経験をさせてもらったのは間違いない!


今回私自身が気付けたことは、

チャレンジして悪いことは何一つない

ということ。
この仕事に申し込む時、「自分でやれるのかな」「自分の英語力は大丈夫かな」みたいに不安を感じて応募に躊躇していたら、こんな経験すらもできなかった。(不安はもちろんあったけれども)

運なんて、どこに落ちてるかわからないし、
何があるかわからないよ、だからチャレンジしてみよう。
そんな自分がいたからこそ得られた経験。

たとえチャレンジに失敗したとしても、
やることは一つ。
keep going.(やり続けること)


数打ちゃ当たる。
いつかはどこかで何か見つかる。


面接に関しては自信もなく、
明日ですらやれるのかわからない。
だけど一つ出来ることは、全力でやる事。
よし、私ならできる。
そう言い聞かせて頑張ろうと決意し、
面接を後にした。


面接から歩いて帰るときに、
「Well done Miku. keep it going.」
それでいいんだよ、と

ともう一人の自分が優しく囁いてくれている気がしました。





※追記: 次の日トライアルで採用頂きました。
          何事もチャレンジしてみるものですね。


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