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Wellingtonで夢のようなお家に出会うまで①


ニュージーランドで楽しみだったことの一つ。
それは、シェアハウスに住むこと。

こっちでは、フラットと呼ばれていて、一軒家に何人かのフラットメイト(ルームメイト)と過ごすのが一般的。

私がニュージーランドへ来た目的は、
自分の心身を休めるリトリートと、
内なる好奇心が引き出されるような透き通った心に還ること だったので
私が住みたい家の核心は、
心からリラックスできて神社のように居心地が良いこと。
そして、内なる芸術感覚が呼び覚まされるような、自然にインスピーションの湧き出てくるような場所であること。
そんな家がいいなぁ、と夢のまた夢のような気持ちで希望を抱いていました。



私が””という場所にこだわるのも、
日本での経験から。

名古屋の中心地に3年以上住んでいて、
利便性と家賃の安さのためだけに、名古屋でも一番の大通りに面したマンションに住んでいたことから、気づいた頃には家という場所が相当なストレスになっていた。
毎日の騒音、空気の汚染、治安、など、
少しづつ少しづつ、自分の心を疲れさせていたことに気づきました。

だから、毎日生きる中で長く過ごす場所である””という場所に、多少のコストがかかってでも、自分が心からリラックスでき居心地の良さを感じられる場所に住む、ということがいかに大事なのかを知ることができた。


そんな私がニュージーランドに来て一番にやりたかったことの一つ、それが居心地のいい家に住むこと


住めるチャンスがあるかはわからないけれど、
私はすぐに わがまますぎる夢の家リストを作り、日々目を通すスケジュール帳に書き留めた。
(やりたいことはすぐに、日々目に付くところに書いておくのが好き)

私のわがままお家リストの一部

  • 海まで歩いて行ける距離の家

  • 山がすぐ近くにあり、ハイキングに行ける家

  • 森の中に佇む家

  • 部屋に大きい窓があり、日当たり抜群。そこから森が見えるとなおよし。

  • ヨガができる大きい庭付き。野菜も育てたい。

  • クイーンサイズのベッドと机が置ける大きい部屋。

  • ネイティブスピーカーかKiwiが住んでいる。

  • 清潔で居心地のいい家。

  • 木の温もりを感じる可愛らしい家。

  • 駐車場付き。

  • 街中へ歩いて行ける距離にある。


とざっくりこんな感じでリストを作り、
ウェリントンへ来る3日前くらいから
毎日facebookやTrade meで部屋探し開始。


そこでトラブル!

ウェリントンは人口も多いので部屋も沢山掲載されていて、選択肢がたくさんあることが魅力に感じた一つの理由であるのだけれど、
その分候補者も多いということ。

気になる物件にメールを送っても、返ってこないということがざらにあってショックなことの一つでした!

そこでマインドを切り替えて数打ちゃ当たる作戦へ。

20件くらいの物件にメールをして、
viewingと呼ばれる内見に来てもいいよ、と返事が返ってきたのはそのうち4件。


そしてウェリントンへついてから真っ先に車を走らせて、街の雰囲気を偵察へ。
これが、本当に大事だと思った。

百聞は一見にしかず、ということわざの通り。
場所によって本当に雰囲気が違う。

ああ此処はきっと高級住宅街だな、とか
ここはあんまりなところだな、とか。
本当に、一度見て確かめることをお勧めしたい。
決める前に、ある程度雰囲気を見れて本当に良かった。


そして私がピン、ときた場所が
ウェリントンの丘の上。
街のすぐ横にマウントビクトリアという街を象徴する山が、海に面してたたずんでいる。
その山に住む一帯の地域の雰囲気が、
とても良かった。

この地域は景色が本当にラブリーで、
山に住みながら海へすぐ行けるという贅沢な場所であるのと、山の上なので都会とは思えない空気の綺麗さ。
ナチュラルな鳥の鳴き声や静けさも抜群で、
見ただけでわかる、まさに高級住宅街。

建っている家もゴージャスな家が多く、住めるかどうかはわからないけれど、「ここに住めたら最高だろうなぁ」と思いました。


この丘の上に住むエリア。
ウェリントンを象徴する、海と丘の景色。


ウェリントンは本当にクールな街で、雰囲気は日本でいう神戸と横浜のような雰囲気。

そしてもっと自然が近くて、
透き通るような海と山のすぐ隣に
街があるような感じ。

ウェリントン。マウントビクトリアからの夜景
シティエリアの夜景。(一応)首都なので
日本の企業や政府関係の建物も集まる。
シティから見る、私が住みたいと思ったエリア。
週末はビーチを楽しむ人でいっぱいなエリア。
都会にあるとは思えない透き通った海


ウェリントンに移り住んではじめの3週間はバックパッカーズ生活でした。(本当は1週間で良かったのだけれど、楽しくて2週延長)
常に賑やかでいろんな国の人と知り合えるバックパッカーズでの生活も楽しくて、延長してしまうほどだったのだけれど、
やはり早くちゃんとした住所と自分の部屋が欲しかった。

なので私がviewing(内見)のオファーをもらった頃には、夢リストのことなんか忘れかけていて
「とりあえずどこかしら住めるところが見つかればいい」と思っていた。


やっと辿りつけたviewing。
それもそれでまた大変な工程であった。

1件目は清潔感がなく電波も3Gと鬼不便だったのでパス。

2件目はコーギーとレズビアンカップルが住む家。人の雰囲気も合っていたのだけれど、あちら側が良き候補者を見つけたとのことでパス。

3件目、家賃高すぎてパス。

そして4件目。
この4件目だけが、私が「住みたい」と思ったエリアに位置している家でした。
家賃も予算内で、なおかつ、部屋から海が見渡せる家。


先の三件とも諦めたあとだったので、
半ば背水の陣のような気持ちで、
それでも「焦らなくていいんだよ」と自分に言い聞かせてviewingへと向かいました。



つづく。




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