見出し画像

Kiwiの口説き文句

ニュージーランドの首都ウェリントンに降り立ってからもうすぐ1週間。

ウェリントンにはネルソンで出会ったフランス人の親友がPaulineが住んでいて、私がウェリントンに行くことを伝えると、本当に喜んでくれた!

ちなみに、私の親友はPaul(男性)とPauline(女性)がいる。
ネルソンで出会ったアメリカ人の親友はPaul。
また同じくネルソンで出会った親友はフランス人のPauline。
PaulとPaulineて、これもまた面白い話。


先日Paulineと二人で遊びに行った時のこと。

Paulineはレストランで遅くまで働いているので、夜10:30に店の前で待ち合わせ。

そのあと軽くご飯と軽くビールを飲みに街へ繰り出すと、Kiwiのモリモリエンジョイタイムにすっかり重なってバーは大盛況でした。


Paulineはさすがフランス人。
美人で、ワイン好きで、タバコをスパスパ吸い始める姿が本当に様になるザ•フランスの美女。

ちょっと愛想の悪い店員さんを見かけると
「Smile bro!」と声をかける物怖じしないとびきりのセンス。そんな彼女が大好き。

そんな彼女と遊びに行くときは、
周りにいつも男性が寄ってくる。

私がちょっとトイレへ行った隙に、
帰ってきたときにはもう男性と喋っている笑

そんな彼女と遊びに行くときは
誰かがジョインして最終的にワイワイし出すので本当に楽しい!

フランス人はラテン系がルーツと聞くけれど、彼女をはじめ私の知るフランス人は本当にオープンマインドで、やはりラテン系の雰囲気を確かに感じる。
ちなみに隣のドイツは全くもって性格が違ってくるのも不思議。
フランスとドイツ、隣り合わせだけれど
ルーツは全く別で、また醸し出す雰囲気も異なる印象。国ごとの雰囲気を知れるのが面白いなぁと思うこの頃。


この日は最初に、ドイツのカーペンター(大工)の伝統の服を着て旅をしている本物の大工さん三人衆に出会った。
伝統通りに旅をするので、持ち物はノートと鉛筆。
PCやスマホを一切持ち歩かないと言うこだわり。
彼らのスタイルで旅をする大工さんたちは結構有名らしい。まさにこんな感じでした↓

「日本へ旅をする」と言うので困ったら連絡してね、と伝えると
「How?(どうやって?)」と帰ってきた。
確かに。笑

彼は文字がびっちり詰まったノートと鉛筆を取り出して
「君の住所を教えて」と言う。
きょとん、としていると「日本に着いたら、君にポストカードを送るよ」だそうです。


なんてオールドスクール!笑
最近はデジタル機器があれば、メッセージなんてすぐに送れるものだけど、ポストカードって手間もかかるし、でももらう方はとっても嬉しいなぁ、あったかいなぁ、彼らは彼らでそんな不便さを楽しんでいるんだろうなぁと思った。


もらった鉛筆でメールアドレスを書き、もう一つ。
彼の名前は長くて日本人には発音が難しい名前だったので、「これを日本人に見せたらみんなあなたの名前を言えるように」と私は彼の名前をひらがなとカタカナで書いてあげた。

彼はとっても喜んでくれて、こちらも嬉しくなっちゃった。
カタカナ、ひらがな、漢字、と3つの文字を使いこなせる日本人って、世界的に見ると相当レアだし日本人のカッコいい所だと思う。漢字が書けることはちょっと誇りに思っている。


そんな彼らとの会話を楽しんだあと、
Kiwi男性が「Hey」といって入ってきた。
どうやらドイツ人たちと知り合いらしく、

「Hello」と挨拶すると、そのKiwiは目を見開いて、何か口パクで私に言ってきた。

「なんて言ったの?」と聞くと

You are GORGEOUS.(君はゴージャスだ)」

ゴージャスの部分だけめちゃ強調して言ってくるまさに外国人て感じの言い方で、
あまりに想像を超えてきたのでただ笑えた。笑


その後も彼が
「お酒を奢っていいですか?」と聞いてくれたので「Please」とちゃっかりお願い。


その後の彼の口説き文句が超絶に面白かったので以下ご納めください。


「You are the most beautiful woman I ever seen.」(君は今まで見てきた中で一番美人)

「I never seen beautiful woman like you in my life.」(人生で君みたいな人見たことない)

「I’ll dream about you tonight.」
(今夜は君の夢を見るよ)

「All that I want is you.」(僕が欲しいのは君だ)


むりむりむり〜!!笑

もうこの許容範囲を超えてくるレベルの口説き方に圧倒されて、私は終始変態を見るような目で笑ってました。(ごめん)


彼はいい人で間違いないのだけれど、
なんだか言葉が一人走りしすぎてて、
ただただエンターテイメントを見させてもらったって感じ。


楽しませてくれてありがとう。

本当にヨーロピアンの口説き方って、
ストレートすぎてたまにびっくりする。
褒めまくられることに親近感がなさすぎて、
なんだかいつも映画を見ているような、まるで他人事のような気分になります。


彼は最後も律儀に近くまで送ってくれて、さよならをして帰りました。


私が一番嬉しかったのは

彼が私に「日本にこんな女性がいると思わなかった。」と悪気もなく言った時、

後ろにいた親友のPaulineが強めに割り入ってきて、
「日本人がみんなミクみたいだと思わないで!」「いろんな日本人を見てきたけど、ミクは違う。典型的な日本人じゃないの!」
「だから私は彼女が好きなの」

と言ってくれたこと。

なんてハートウォーミングなの。
友達からの愛が嬉しいよね。

そしていつも「日本人ぽくない」と言われる私。


私たちが遊びに行くといろいろなことがあるけれど、Paulineがいるおかげでいつも楽しめる。

家に帰る時も、Paulineから
「ミク、家に着いたら必ず連絡してね。安全に帰ってね。」とメッセージがあった。

友達を一番に思いやる彼女の優しさに感動した、
そんな夜でした。


久しぶりにお酒も飲んで、
部屋に着く頃には4時。笑


ルームメイトも「Good morning drunken lady」(おはよう酔っ払いさん)

と声をかけてくれました笑


ウェリントン生活、本当に楽しいものになりそう。


お酒はほどほどに。
ちゃんとニュージーランドに来た目的は忘れず、遠慮なく楽しみます。;)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?