NZ🇳🇿 Nelsonに到着
降り立ってすぐに、ここの街に来て良かったと思った。
広い空に、コバルトブルーの海。
すぐ近くにはハイキングができる丘や山が連なっていて、
天気はさすが、”sunny Nelson”と呼ばれている街だと思った。
私はこの街で1ヶ月、ホームステイをしながら語学学校に通うことにした。
ネルソンに降り立った時、不安を全て拭い去ってくれるような、頭のてっぺんから照りつけるスカーンとした夏の日差しに助けられた。
なのにさっぱりとしていて、風が吹くと気持ちがいい。
まるで沖縄のような雰囲気に夏の長野の涼しさを足したような感じ。
その日は、ちょうど一年に一度のカイトフェスティバル(凧揚げ祭り)の日だった。
それもなんと、ホームステイ先から歩いてすぐの海沿いの何エイカーもある大きな公園で。
ニュージーランド各地を回っていて、ネルソンにいるのは2日間だけという、ラッキーな出来事にも巡りあえた。
たしか、カイトフェスティバルって、中学の英語の教科書に載っていた気がする。
ホームステイ先につくと、そこは大きすぎず
お気に入りや幸せが詰まった素敵なお家でした。
野菜畑や小鳥の集まるミモザの木、小さい池とガーデニングに囲まれたとってもラブリーなお庭に、ちいさな幸せをぎゅっと寄せ集めたような素敵なお部屋にテラス。
老後に住むには一番、こういうのだよな、と思った。
家の脇には薪が沢山くべてあって、冬は暖炉に使うんだよ、と教えてもらった。
窓は網戸がなくて常に開放的。
網戸がないのはNZでは一般的なようで、家については、面白いことがたくさんあったのでまた改めてまとめたい。
街へ行くと、綺麗な小川があり小川に沿うように舗装された美しい路がある。
道の脇には生き生きと覆い茂った木々と、花と、ベンチ。
そこでサンドイッチ食べる人や、犬を散歩する人、川のそばにあるレストランのテラス席は賑わっていて、そこが憩いの場になっている。
キラキラ揺れる小川に沢山と鳥たちが集まっていて、見ているだけで自然と深呼吸してしまうような場所。
そしてやっぱり面白かったのが人々の様子。
ベンチがあるのに芝生に座る。
地べたに座る。
案の定、芝生で寝る。
犬はリードなしで歩き、何故かびしょ濡れ。
1匹だけじゃなく、何匹もびしょ濡れの犬を各箇所で見た。
この街にはたくさんの川が流れていて、流れも穏やかですぐ降りれるところがよくあるので、犬たちも水浴びできる環境が沢山あるんだろうなと思った。そしてたまに、裸足で歩いている人がいる。
なんともNZらしい光景だな、と思った。
そして見上げるとトレイルにちょうど良い山があって、
いつでもトレッキングできる。
川沿いを歩いて、ビーチもすぐに行ける。
公園も沢山あって、図書館もスーパーも美術館も沢山ある。
もうここで最高です。
Nelsonで選んでよかったと思った。
Christchurchと比べると、もっと自然がダイレクトで、規模も小さくて、どこにいくにも歩いていけるのがちょうど良い。
そしてここでさらに感じたこと。
Kiwiの人達は、ただ自由でおおらかなだけじゃない。
誰かの基準ではなく、自分で決める。
自分のやりたいことをやる。
裸足でも犬がびしょ濡れでも、リードをつけていなくても、道端でで寝転がっていても、誰も何も言わないし、変だとも思わない。
根底には相手へのリスペクトがあり、
相手の選択を尊重している。
自然体で、リラックスしていて、
何かを見かけの物や誰かから得ようとしない。
学ぶことが沢山あるなと感じた。
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