見出し画像

漫画「BEASTARS」感想(完結作品を語る! #01)

「BEASTARS」板垣巴留
連載期間 2016年9月8日~2020年10月8日

昼でも夜でもおはようございます!
カメレオンシンガーソングライターのhiro’です。

2021年は漫画の感想をこれでもかとあげていくかも?

・hiro’と漫画
高校時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶で読む日々です。
現在も100近い連載中作品を追いかけています。


本作は、
極楽とんぼの加藤さんが話していて読み始めた、設定が面白い漫画です!

擬人化された肉食獣と草食獣が生活・共存をする世界を舞台に、
全寮制の学校「チェリートン学園」へ通う動物たちの群像劇が描かれる。
(Wikipediaより)

途中から学校を飛び出して物語は展開していきます。
ちなみにアニメ化された作品ですがアニメ版は見ていません。


ちょいネタバレ?含みます。
ということでご了承ください。

では、いきます。

まず、主人公レゴシとハルの恋がハッピーエンドになったのがよかったです!
この作品は、
人種や性別、セクシャリティなど差別について考えさせてくれて、
読んでいるこちらも成長させてくれると感じたんですけど、
現実世界では混迷していることも、漫画の中くらい希望があっていいですからね!
ちなみに、ハルの葛藤している様には何度も萌えさせてもらいました!(笑)

あと、ルイというキャラクターが圧倒的に好きです!
この作品は屈折しているキャラが多く、
主人公レゴシは主人公らしいんですが、
うじうじしている感じや、誤解を恐れず言うと童貞感にもやもやするわけです。
その点、ルイの試行錯誤しながらも行動し成長(変化)していく姿が心を打ったわけです。

後半の敵役と言うべきメロンについても何か書こうと思ってたんですが
…忘れちゃいました(笑)。

とりあえず、いつも漫画を読んでいて思うのは、
登場時、「極悪」という感じで出てきたキャラがどんどん丸くなる現象で、
ビースターズのメロンにはそれほど感じなかったとはいえ、
殺人という不可逆的なことをしてしまっているキャラの扱いは難しいよなぁと思いましたね。

つまり、過去とか知ったところで
「こいつも色々大変だったんだな、じゃあこれからは友達だ」
とは出来ない、というか…。
「こいつに殺されたほぼ何の罪もないような人はどうなるの?」
ってなっちゃいますからね。

ただ、悪役とはいえ、作者の「愛」の影響は受けざるを得ないんでしょうね。
これは良くも悪くもというか。

…まぁ、どちらかというと「良きこと」ですかね。

人は良き面と悪しき面とあるわけで、悪しき面だけを出すのはリアルじゃないですから。

最後に。
作者の板垣巴留先生のデビュー作ということで
次回作が非常に楽しみです!

ここまで読んでくれてありがとうございました。
読んだことない人はよかったら読んでみてくださいね。

hiro’

#マンガ感想文

この記事が参加している募集

ギターの弦から音楽機材まで必要なものは"ほぼ"無限! 気に入ったらサポートしていただけるとありがたいです! よろしくお願い致します!