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痩せすぎもつらいこと


太りたくても太れない方

痩せたくても痩せない方

今日は、今の自分の体型に満足できてない方へ、私の経験を踏まえて記事を書いていこうと思います。

▫️私と体型のこれまで

22歳ごろがピークで自分の体型が大嫌いでした。もともと細身な方だった私ですが、スタイルが良いわけではなくけっこう寸胴な体型で、そこにお肉がついて『よく言えばマシュマロボディだね』なんて言われてました。笑

痩せたい痩せたい痩せたい、そんなモードが定期的に訪れては挫折していた20代前半。24.5歳でマインドが変わりするする痩せていきます。

26歳の時、結婚式もあり太りたくない気持ちが加速して、痩せ続け食べれなくなり、『太れない、、』と悩み出すようになります。

28歳で渡韓すると夫の親族達から『もう少し太らないと赤ちゃん産めないよ』『痩せすぎだね〜』『もう少しだけ体重増やしたら?』『また痩せた?』と総攻撃を受けます。それが地味にストレスで、ほっといてくれい!と心の中で叫んでました。笑

最近は増えすぎた分だけ減らすくらいで、増減にそこまで悩むことはなくなりましたが、振り返ると痩せたいも太りたいも心境はすごく似てたなあ、と感じます。


▫️痩せすぎでの悩み

数年前にはセレブの間で痩せすぎは貧相にみえると太るのが流行ったり、最近も健康美やメリハリボディを目指す方が増えてきたりしてる肌感ですが、やっぱり【すらっと細いのが正義】な風潮はまだまだあるように思います。

痩せ続けた26歳の時も、よく『理想の体型です!』『どうやってその体型になったんですか?』『細くて羨ましい』と言ってもらうシーンは結構多かったです。

褒められて嬉しい気持ちもある反面、体重計に乗ると減り続ける数字に不安も覚えていました。私は162cmなのですが、あと数100gで30kg台になってしまう体重になった時のゾッとした気持ちは今でも鮮明に思い出せます。

痩せすぎでの悩みは、とにかく食べれない、気力が出ない、体力が持たない。そして、あまりその悩みを共感してもらえる場所がなかったこと。

痩せてて羨ましいと言われることはあっても、食べられない、食事を楽しめない辛さをわかってくれる人は少なかったです。

私は特に細身が着こなすファッションが好きなのもあって、痩せているモデルを見てやっぱ可愛い〜と思っちゃうタイプ。ガリガリの自分の着こなしも好きだったりして、『もう太りたくないなあ、このまま痩せ続けたいなあ』と思う気持ちも消えず、痩せていく不安と、でも太りたくない自分で超不安定でした。

それでも身長に対して30kg台はさすがに軽すぎるし、何より美味しく食事ができないのは辛いから、太りたくないマインドを少しずつ溶かしていこうと決心します。


▫️太りたくないマインド

そうして食事制限を一切なくし、食べたいものを食べたい時に食べたいだけ食べるように心がけるようになります。

そうはいっても、なかなか食べ切れないし、そもそも食べたいものが思い浮かばなかったり。

あまり気にせず食べられるようになったころ、韓国に引っ越し、食事に慣れられずまた食べれなくなります。そして、親族からの痩せすぎ総攻撃も食らい、逆にめっちゃ痩せといてやる!と謎のマインドに追い込まれます。笑

ちょっと食べるイベントが続いたり、むくみがひどいと、『だめだ痩せなきゃ!』と太りたくないモード全開に。

くびれを作りたい、太ももを細くしたい、二の腕はほっそりしときたい、そんな事を鏡を見るたび思っていて、ふと試着した時に一番小さいサイズもブカブカで、自分のサイズを思い知らされたり。

『太りたくない』もなかなか呪いの言葉だなあ、と思います。。


▫️なぜ太りたいのか

今年に入り妊活を始めると、『痩せすぎ』『妊娠しにくい数値です』という言葉をたくさん目にしました。太らないとだめだなあ、と3kgほど体重を増やしますが、とくに解決感はなく。。

太らないと、痩せたい、そんな攻防を心の中で繰り返しながら、なんだか違和感があることに気づきました。

妊娠するために太らなきゃ
痩せすぎて体力ないから太らなきゃ
美味しく食事できるように太らなきゃ

20代前半、痩せなきゃと思っていた時期と似たような状態になってないか?と。

どんな体型でも、妊娠する人はするし、エネルギーに満ちている人もいる、

細いのに美味しそうにいっぱい食べる人もいれば、ぽっちゃりだけど少食の人もいます。

『なんか体型にこだわりすぎてない?』

夜のご自愛時間、リンパ流しストレッチをしながらふと、そう感じました。

改めて『なぜ太りたいのか』と言われると、私の場合は太りたい理由は一つもありませんでした。


▫️自分だけを見る難しさ

『人は人、自分は自分。』とわかっていても、毎日会う職場の人、久々に会う友達、snsで流れてきた情報をみてついつい比べてしまいます。

誰かに憧れたり、理想の姿を思い描いたり、外見だけじゃなく中身のマインドでも、理想と現実を比べてちょっとブルーな気持ちになったり。

『自分に満足する』って言葉は理解できても、自分に馴染ませるのはなかなか難しいものです。

痩せてた方がかっこいい、だけど痩せすぎは良くない、太り過ぎは健康に良くない、痩せすぎも太り過ぎも妊娠しにくい、、そんな基準に振り回されていませんか?

もちろん、健康に過ごせる基準数値はあります。だけどそこに全て当てはめるのは、『みんな個性を消して同じように生きましょうね』と言ってるようなものなのかもしれません。(ちょっと表現強めですね、笑)

自分のライフスタイルや嗜好、色んな要素が組み合わさって満足な自分を作り出せてたら、世間からの基準値なんて大して気にしなくていいと私は思っています。

おそらく結果として病気に繋がるような時って、必ず心身のどこかが無理をしてるはず。

毎日美味しいものを食べられるから肥満でも満足してる!という時、本当に何の不安もない?

痩せてて褒められるし満足してる!と言いながら、食べられない、気力が出ないと悩んでいる自分はいない?

毎日5分、1週間に1回、月に1回でも。今の自分に合った間隔で、【今の満足してること、感謝してること、不満なこと、心配なこと、】を感じる時間をぜひ作ってみてほしいです。

体型でのお悩みって、色々な情報やサービスを使って一時的に解決しても、ループのようにまた悩んでしまう方が多いです。

コンスタントな自分との対話時間が、意外にも根本解決の気付きに繋がっていくはず。

今の自分の体型をすぐに愛せなくても心配しなくて大丈夫。ただ、自分の身体で過ごす時間って限りのあるものだから、せっかくなら持って生まれた身体に感謝しながら過ごせたら素敵だな、と思っています。

体型に悩まされてちょっと息苦しくなった時こそ、『なんやかんや自分でいることが幸せだな』と心から思えるようになるチャンスだったりします。そのヒントのひとつになれば嬉しいです。

今日もご自愛していきましょう♡
お読みいただきありがとうございました。

by eri
womens bodycare instructor

女性のためのボディケアサロン
moon morn (ムーンモーニン)


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