#3 読むだけでちょっと幸せになれるヨガ哲学
前回は《嘘をつかない/サッティヤ》という教えについて書きました。前の記事はこちら🌝
今、韓国に住んでいてしょっちゅう感じているのが『私ってめちゃ日本人だなあ』ということです。そのひとつがお世辞や建前。日本人の美徳でもあり、損な部分でもあるなあ、、と改めて感じています。
『わざわざ嘘つく必要がある?』と日本に長く住んだことがある夫(韓国人)にすら理解されにくい場面も多々。別に『no』って言ってもいいし、わざわざ褒め称えなくてもいい。確かにお世辞や建前に埋もれてしまうと、自分の感情を感じ取りにくくなってしまうかもしれません。
私がヨガを学びながら感じるひとつのテーマは"大事にすべきは自分の内面"ということ。自分の内面と上手くコミュニケーションが取れていると心がすぐ穏やかになれたり、満足度が高い毎日を送れる気がします。だからこそ、サッティヤの教えは自分に嘘をつかない練習のように感じています。
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盗まない(アスティヤ)
『人から盗まない、奪わない』という教え
盗んではいけないといわれるのは人の物、時間、名誉、アイディア、機会、喜び、権利、地位、言葉など様々です。当たり前のようですが意外と難しい。。
『約束に遅刻しないこと』『急にリスケしないこと』『予定外に人を長く引き止めないようにすること』など、相手の時間を奪わないことと物を盗まないことはわかりやすいのですが、アイディア、喜び、機会、名誉など目に見えないものは意識を変えていかないと難しい部分かもしれません。だけど、どれも他人から奪って誰も幸せになれないことは想像できます。
また、人から盗ませないのも《アスティヤ》です。『頼まれごとをされたらなんでも引き受けてしまう』『ついつい母に甘えてなんでもやってもらっている』などは、自分自身の機会や時間を奪われているのです。必要なのはお互いの自立。
人から盗んでばかり、盗まれてばかり、ではきっと本当に欲しいものは手に入らないのかなと感じます。まずは相手の時間を大切に、そして何より自分の時間を大切に。"盗まない意識"を試していくと、思ったより周りの顔色を伺わず楽しく過ごせている自分に出会えるはず。
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