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葛藤

こんばんは、makoです。
この2、3日お天気はすぐれませんが、お庭ではあちこちで色んなお花が咲き出しました。
賑やかな景色になるのが楽しみ〜
早く暖かい日が来ないかなぁ?
だって、電気代とか灯油代とか掛からないもんね🤣
とにかく電気代の高さには驚く💦
ほとんど使ってないのにさ、どういう事?
と、請求書見ながら文句を言ってみる。
だからって値段が変わる訳じゃないけど!🤣





母の妹の家へ行く事になってからは、私の癒しはそこの小さな娘まーちゃん。
この子が居てくれるだけで、小さな事でも笑いが増える。
小さな子供の存在は、本当に癒し。



高校も3学期が終わり春休みになった。
そして私も16歳。
ぼんやりと、高校を辞める事を考えていた。

母の妹の家と、母の所を行ったり来たりしていた。
自分の気分や、遊ぶ友達によって、その日帰る家を決めていたが、特に何も言われる事がなくなっていた。

2年になって、クラス替えしたけど担任は又同じ。
又、こいつかよ!
2年からは副担任もついた。

相変わらず、学校には遅刻して登校。
この頃から、遅刻した場合は教頭の所へ行ってから許可を得て教室に入る規則ができた。
又、おまえか?
教頭は特に怒る事もなくハンコを押す。
まぁ、学校来るだけでも良いか。みたいな感じで。

5月に入って、3年生は修学旅行。
3年生が居ないので、職員室の掃除は2年生がやる事になって数人と職員室へ。
掃除する時はジャージ着てやる。
が、私は持って来てないから、そのままスカートで入った。
おいジャージは?
忘れましたー。
そう言い、ホウキを取りに行こうとすると、女の先生が
あなた化粧してるの?
してないけど?
イヤしてるよね?
だからしてないって!
机の上にあるティッシュを数枚取り、私の顔を擦り出す。
で?化粧が着いたの?
……。
どう言う事?
何の言いがかり?
……。
その場に居た数人の先生達は何も言わず、そのやりとりを見ていた。
そこへ、その流れを分かってない担任が職員室へ入って来た。
私が女の先生を脅している様に映ったんだろう。
まずは、ジャージ着てない事を怒り、先生に対して文句を言ってる事に怒り、私の髪を掴み職員室から出て壁に頭を押し付けた。
この瞬間に、キレた。
とっさに担任の胸ぐらを掴み、睨み付けた。
大柄の担任、私がかかっても敵わない。
職員室から覗き込む多くの先生達。
数人のクラスメイトは少し遠くから私達を見ていた。
誰も止めない。
髪を掴んだまま、壁に頭や顔を押し付けた力がどんどん強くなり、私も胸ぐらを掴む力を強め担任の喉仏に押し当てた。
止めて下さいと、私の顔をティッシュで擦った先生が扉の向こうから叫ぶ。
誰一人として、先生達は扉から出て止めない。
理不尽な。
バカバカしい。
なんだこの学校。
先生の手を振り解き、私は帰った。
あーもう学校辞めよ!

何度も何度も学校から電話があったが出なかった。
この日から学校には行かなくなっていた。

しつこく学校から電話。
きっと母の所にも電話はいってるはず。
どんな風に、伝えられたかは知らないが、私が悪い前提で話をしただろう。
私は、母の妹の家に居た。
辞めるにしても一度は学校へ行かないといけない。
とりあえず、学校へ。
学年主任と話をした。
辞めると言ってるのに、辞めるなと。
何で?
友達は簡単に辞めてったのに?
ま、とりあえず今日は帰るわ。と言って、帰った。
気分でたまに学校へ行ってたが、遅刻したり早退したり。
たまには保健室で寝たり。
なるべく担任には会わない様にしてた。

母の妹の家へ母が来た。
学費払ってるんだからと学校へはちゃんと行けと。
ここで反抗して大喧嘩になった。
感情に任せ、お互いに罵倒しあった。

おまえを産まなきゃ良かった。

あんたが勝手に産んだんじゃん!
気に入らないなら殺せば?

母は台所へ行って包丁を持って来た。

母の妹は、止めてと叫ぶ。

あー殺せば!?

母に背を向けてTVを眺めていた。

着ていた制服の襟を後ろから持ち、制服を裂き出した。
私は抵抗もせずに、そのままTVを眺めていた。

もう面倒くさい。

どうしたら、こんな風になるんだ?

母は帰って行った。

そんな私は悪い事したのか?

母や、学校、とにかく嫌いだ!

自分の存在する意味が全く分からない。


お姉ちゃん大丈夫?
小さな、まーちゃんが私の頭を撫でる。
その時、声を上げて泣いた。

暫くして、母が家に戻る様にと電話があったが
私は無視していた。
しつこく電話があるので、このまま逃げて居ても仕方ないから家へ戻る。
何事もなかった様に普通だった。
ただ、お互いに何を話する訳でもなく沈黙が続く。
もう、向こうの家には行くなと。ただ、それだけを言われ私は部屋へ入る。
都合で、あちこち行かされ悔しくて仕方なかった。


母の家に戻ってると聞いた男友達が、母が居ないのを確認して私の部屋の窓を叩く。
ん?誰?
友達の彼氏と、その友人。
愚痴を聞いてくれる。
もう母は学費は払わないから学校辞めて好きにしろと言ってたから、それを友達達に伝えた。
その子達は、何故か学費払うから学校へ行けと!
何で?
何故そんな事を言うのか不思議で仕方なかったが、そんな風に心配して、言ってくれる友達が居る事に嬉しく思った。
でも、気持ちだけで良いよ。
その言葉に私は感謝した。
ただ理解してくれるだけで本当に嬉しかった。

とにかく、学校を辞め家を出る準備だけしておこう。


とにかく、顔を合わせると喧嘩ばかり。
全てを否定する。
私は母に、私と今居る男とどちらが大事なのか?と問いかけた。
母は、私を選ばなかった。
又、大喧嘩になった。
母は私に殴りかかって来たが、もう小さな子供ではない。
私は母の髪を掴み、母を引きずり倒した。
そして家を出た。



多感な10代。
振り返ると様々な場面を思い出す。
心の葛藤、自分の存在、価値。

心に刻まれた過去たち。

今では笑い話。

自分の存在や価値を認めるまでの葛藤の日々は、まだ続く。


自愛からの自愛
今日もありがと💕



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