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見たくない大人の世界

こんばんはmakoです。
今日、伊豆地方は雨☔️
同じ静岡でも御殿場は結構な雪が降ったようです。
雨の中、灯油を買いに行きました。
外は、それほど寒いって感じはなかったかなぁ!?
あー昨日、灯油買っておくべきだった💦

でも久しぶりの雨☔️
雨音が心地よいサウンドでした。
強すぎず弱すぎず。





見たくない大人ので世界

バイトを辞めて、次のバイトを探す。
なかなか条件の合うバイトは見つからず…
友達と遊ぶにもお金は必要だった。

なぜか母は時々、私を店に連れて行く様になった。
高校1年生、15歳。
厨房で皿洗いしたり、簡単なつまみ作り。
お客さんに、娘なの。って紹介してカウンターの中に立たされた。
15歳だったが、身長も高いし大人びた顔だったので高校生とは思われなかった。
ただ話をするのは上手く出来ない。
酔っ払い相手に何を話す?
適当に頷き話を合わす。
母が週末に店へ連れて行くのは、私が夜遊びしない様に見張る為だった。
そして少しのお小遣い。
店はいつもお客さんでいっぱいで賑やか。
お店の女の子も数人、いつも酔っ払ってた。
母はお酒は飲めないので、代わりに女の子達が呑んで盛り上げる感じ。
夜の大人達の世界を何気に観察してた。
酒で泣く人、笑う人、怒る人。
本当に様々。

暫くして、お店の女の子の1人の様子がおかしいと話題になった。
彼女は、とにかく酒が強く
ビールっ腹でお腹周りはかなり太い。
そんな彼女が具合が悪いと1週間程、店を休み、出て来た時には少しお腹が痩せていた。
本人は、具合悪過ぎて少し痩せたと言っていたが、とにかく何かあったに違いない。と、母達は話をしていた。
それから暫くして警察が数人、家に来た。
私は何事?
と思っていたが、自分の部屋へ居る様にと言われ部屋へ入った。
だが、障子越しに話は聞こえていた。
次の日、彼女は新聞に載ってた。
自宅て子供を産み、殺したと。
産んでから暫くは面倒をみていたようだが、アパートでは泣き声が聞こえてしまう。
息が出来る様に隙間を作り、その上から布団を被せていたそう。
それで子供は亡くなった。
15歳の私には、とてもショックだった。
何故、素直に産んだ事を言えなかったのだろう。
もっと別の方法があったのでは?
産んではいけない子だったのか?
その赤ちゃんと彼女に、とても同情した。
そんな一件もあったが、店は忙しい。
大人の世界は私には不思議に映っていた。
その一件から、私を店には殆ど連れて行く事はなかった。

私と言えば、母が店へ出掛けてから友達が彼氏のバイクに乗って遊びに来る。
友達の友達、その彼氏の友達と、どんどん交流が多くなっていた。
夜、母がいなくなるのを待ち、遊びに来る様になって行って、たまに私も家を抜け出して遊びに行く。
母達が帰って来る頃に、皆、私の部屋から出る。
見つからない様に。
家から抜け出した時も、帰って来るだろう時間には帰って寝た。
たまに、私が帰って来る時には母達は帰って来ていたが、自分の部屋の窓から静かに入り何事もなかった様に寝ていた。
常に自分の居場所がなかった私にとって、彼等は居場所のひとつだった。

同じ家にいるのに、殆ど会う事がない。
一緒に居る時間も
学校の話もしなければ、友達の話もしない。
どんな会話して良いのかも分からない。
何か壁が、そこにはあった。

母の胸元にはキスマークが幾つもついてたが、母は気にもしてない様子。
私も、見て見ぬふりをしていた。
だが、あからさま過ぎて腹が立つ…
私に対して、厳しい母は平気で私を傷付けて来る。
本人は、そんなつもりではないだろうけど。
母を好きで居る自分さえ、憎しみの対象になり始め自分自身を壊したくなっていた。
もう、どうでもいいや!
私は心の中で叫んでいた。
幼少期からの悲しみや苦しみ、一気に溢れて震えていた。
人は怒りで、本当に震えが来るんだ。って事を、この時経験した。
母と暮らし始めてから、見なくて良い大人の世界を見せられる。

甘えさせて貰えない。
どんなに甘えたかったか。




もうすでに、この頃の思いや感情は認めて手放しているけど、少し残るシコリで今でも人には甘える事が苦手です。
ここに書き出す事で、その残ったシコリを手放し自分を解放しようと思ってます。

自分自身と、きちんと向き合いインナーチャイルドを癒す事は大事。
こんな経験をして来たから今の自分が居ます。

でも、この頃の私は愛と憎しみでいっぱいでした。
全てを、ここには書いてません。
ただ、摘んで書いてます。大雑把に…。
それほど、色んな出来事がありました。

今では母の事は大好きです。
母の事を悪く書きたい訳ではなく、この出来事や経験で私も成長して来て来ました。
誰しも苦しみがあり、その置いてきぼりにして来た自分の感情を見つめ直すきっかけになればと思ってます。

長くなってしまったので、続きは次回に。

自愛からの慈愛
今日もありがとう💕










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