【議事録】年が明けたので、一人で「未来戦略会議」をやった

日時

2024/1 某日

参加者

谷村:主催者(以下、谷)
谷村:善なる心、秩序担当(以下、善)
谷村:悪なる心、本能担当(以下、悪)

会議の目的

激動する時代の中、本年2024年とその後の繁栄のため大まかな指針や戦略を策定すること。主に業務、生計を立てるための取り組みについて議論する。

アジェンダ

A:昨年の動きについて
B:本年の動きについて
C:翌年以降の動きについて

議事メモ

A:昨年の動きについて

谷「2023年の動きはどうだったか。」
善「キャリア面での変化を迎え、状況に適応すべく尽力いたしました。また、本業とは別枠での取り組みも実施できたうえ、良質なインプットの取り込み、日々のアウトプットにも注力しましたね。」
悪「一方で、継続的に成果を上げたのかと問われると疑問が残る。ここは本年の課題となるだろう。優れたIOがあっても成果に帰結しないのであれば、何を以て優れたと評価できるかは懐疑的だ。年々加齢により体力と精神力は落ちていくのだから、それを見越した行動を取らねばならないだろう。」
善「成果にこだわる観点は同意できます。一方で、プロセスを評価する枠組みがなければ動機を維持できず、プロセスすら回せなくなってしまう可能性があります。その点、そもも取り組んだこと自体が「優れた」と表現できてもおかしくはありません。」
悪「甘いな。そもそもの目的設定を常にアップデートしてさえいれば、そしてその目標や目的に合理性があり、本心から同意できていれば、モチベーション管理など不要だと考える。お気持ちでメシは食えん。」
善「詭弁です。目標や目的に合理性があったり本心から同意できるかは日々の状況、体調、メンタルによっても変動しますし、お気持ちとやらを持たずメシだけ食えていたとして、果たしてそれは意図した状態なのでしょうか。」
谷「議論が発散したのでここらで取りまとめる。
要は、
2023年、本業はある程度頑張れたと思うが、もっと成果を出すべきだったと思うし、別枠での取り組みについては、取り組めてはいるものの、想定した継続、想定した成果には結びついていない。しかも、それは目標目的の設定や計測が甘いからだ。
と言いたいのだな。相違ないか」
善悪「認識齟齬ございません。」

B:本年の動きについて

谷「我らは2024年、どう動くべきか。」
善「2024年、単体で区切るなら、本業での成果を重視すべきでしょう。おそらくそれさえできていれば最低限、必要な事は果たした、と言えそうです。というのも、経験や成果は我らのキャリアに加算されますし、そのキャリアを活用する方策は想定できない程多彩なはずです。ピボットを想定していないうちは、目下の事業に取り組む、専念するだけでも、本年で区切るなら問題はないはずです。」
悪「同意する。一方で、不測の事態に備えて別枠の取り組みを重視するという考え方もある。近年は流行り病もあったし、今年も立ち上がりから国内としては厳しい状況が発生している。積み上げたキャリアがそのまま通用しなくなることに備えるとするなら、複合的に価値を発揮できるスキルを獲得すべきだろう。」
善「未来予測自体は不可能です。流行り病も自然災害もいきなり発生して大規模な被害を与え、世の中の流れを変えてしまいます。備えておくためにスキル獲得を目指すのはもちろんですが、獲得したスキルと既存キャリアの掛け算パワーが、その瞬間の時代情勢、状況に必ずしも有効でない、という可能性には注意してください。」
谷「結局は「なんとかならんかもだし、なんとかなるかもだからわからん」という話になってしまうのか」
悪「まぁ言っちまえばそりゃそうなんだが、ここで視野を広く考えると、「時代や情勢の変化に影響されない価値」でさえありゃいいってことなんじゃねえか?例えば人体の仕組みや課題はそうそう変わらない。つまりは素晴らしく美味いメシを出す技能やずば抜けた夜伽技能は、どんな時代であろうとどんな情勢であろうと腐ることはなさそうだ。まぁもちろん、AIや医療技術の台頭によって置き換えられる部分もあるだろうが、革命的な人体置き換えは高額な料金になることが想定されるから一般社会まで落ちてくるには時間がかかるに違いない。利権というか、なんというか。」
善「同意できます。そうそう変わらない、という観点でいうなら、「日本の商習慣」や「資本主義社会そのもの」「政治制度や法律」なども、おそらくそうそう変わらない、と言えるでしょう。よって、例えば、会計簿記の技能は腐らなそうだ、と言えそうです。とはいえ、それらがAIに置き換えられると、その技能単体で雇われる難度は上がっていくでしょう。」
悪「アルトマンさんには悪いが、AIがいくら発展したからといって、少なくともすぐには、人類が労働なしで済む世界になるとはとうてい思えねえ。必ず邪魔が入る。それに、AIなんざなくたってすでに労働しない人生を手に入れている人間なんざいくらでもいるもんだ。そもそも俺たちの、あるべき姿ってのはなんなんだ?とりま働いて、とりまゲームして、とりまシコって寝て一生を終えられればそれでいいのか?」
谷「その手の議論は次のアジェンダでやるべきだろう。ここまでの議論をまとめると、
2024年、まずは本業に集中してよい。完全に無駄になる、という可能性は低い。
一方で、不安定な情勢にも対応できる準備、姿勢は持つべきだ。
そこに「〇〇さえ押さえておけばよい」というシルバーバレットはない。

ということになるが、相違ないか。」
善悪「認識齟齬ございません。」

C:翌年以降の動きについて

谷「最後の議題だ。我らはこれからどうすべきか。」
悪「非常に重要な問題だぜこれは。良い家、良い恋人、良い食事、良いゲーム、良い車、これらはだいたい金で解決はできるし、その多い少ないでしかない。仮にゲーム一個とっても、金が無ければ無料のゲームをやるか、金を稼いで買うか、自分で作るか、どれかをやるしかない。逆に、金が稼げれば、選択肢は多くなる。無料ゲームも傑作はあるし、人生でやりきれないくらいこの世にはゲームがあるし、製作費を入れて作るのもいいだろう。もちろん無料で作るべく自分が勉強してもいい。要は優先順位ってことなんだ。俺たちはいったい何を求めてるんだ?
善「人々の成長を見守り、保護できる体制を持つ事こそ肝要なのではないでしょうか。言及頂いている通り、谷村本人の欲望については調整、コントロールが効くものです。ただ、社会から、保護すべき人に圧力がかかったり、そういった側面から守りたいと思うなら、それとは別の取り組みが必要になるでしょう。」
谷「サイゼで食事できている時点で贅沢まである。ゲームに関してはとても流動的だ。金がない時代は工夫したり、時間を投入してゲームをしていたから、金がないとゲームを楽しめないということではない。女性づきあいに関してもそうだ。付き合いを求めるなら、金がないときは金がないとき用の立ち回りを工夫してやっていくしかない。まぁ今も別に金があるとき用の立ち回りをしているわけではないのだが。そういう意味では、無ければないなりに工夫してやっていくので、大金持ちになりたいのかと言われると、もはやそうではないのかもしれない。昔はそうだったけど。」
悪「勝負をあきらめ、リスクを取らないで生きるつもりか?」
谷「生きてるだけでそももリスクなんだよ。コスパを極めるなら死ぬしかないんだから。
悪「まぁ生きてるだけで生存競争しているとはいえるよな。生活保護だろうと闇バイトだろうとベンチャーだろうと会社員だろうと。」
善「我らは、人々の力になり、保護する存在であろうとしているはずです。自身の欲望は身の丈の範囲で調整しておき、それ以外の存在に目を向けるべきです。」
谷「欲望を身の丈の範囲で調整できる限り、会社員というビジネスは悪い手段ではないかもな。ベンツ欲しいだのタワマン暮らしたいだの言い出すと会社員では限界があることを知ることになるが。まぁそれですら、「そんな金は無いがベンツを乗り回す方法はないだろうか」と考えて乗り越えていけばいいわけだから、もはやお金が~って話すら視野が狭いともいえるか?
悪「一方で、身の丈の範囲で調整できない奴は、より高い階層を目指して、資産量というタワーを駆け上がっていく。かつての我らのようにな。」
谷「昔は金がなかった。だから自作PCだったり、古いPCの中を開けてカスタムしたりソフトウェアに詳しくなったりするしか利益を享受する方法がなかった。USBフラッシュメモリをページ代わりに使ってメモリを疑似増設するだなんて今考えたらマジ何やってんだって感じだったな。だけど、金がないなりに工夫するのが、我らは楽しかったのかもしれないな。少し寂しい。」
悪「そんなこともあったな。金がないが時間はあったから、無料のMMOを必死でやってたし、顔は良くないけど彼女は欲しかったから、いろいろ工夫したんだっけ。」
善「なんだかローグライクみたいですね。ランダム生成のマップで、落ちてる道具もわからないし、出会う敵もわからない。第何層まで行けば終わりかもわからない。己の知識や工夫を信じて、「〇〇になりたいから」「〇〇をしたいから」「〇〇がほしいから」ってもがいて、突き進んでいくんですね。」
谷「人生はオープンワールド×ローグライクってところだな。実は意外と自由だし、工夫次第、何をしたいか次第ってわけか。」
善「初期パラメータや初期サーバによって難易度が変わりすぎるところは最悪ですけどね。」
悪「スラムからスーパースターになった奴もいれば、貴族に生まれて何も成しえなかった奴もいる。環境に文句を言うより、配られたカードで何ができるか、何をしたいのか、を明確にして研究と行動を繰り返すほかないだろう。生まれた瞬間から奴隷の子供とか南米のスラム開始とかじゃない限り、そうそう八方ふさがりではないはずだ。」
谷「我らに足りなかったのは「おまえ、何がしたいん」という部分なのかもしれないな。いろいろ豊かになってきて、昔みたいなハングリーさを持つ必要が無くなった、というか。これはこれで加齢による精神力の低下なのかも。」
悪「そんなに難しく考えなくていいんじゃねえの。昔みたく、やりたいなってことがありゃやってみりゃいいし、興味ないのに、やらなきゃってなっても大してちゃんとできないんだからやらんくていいんじゃねえの。」
善「その点で注意すべきことがあるとしたら、「主体と受動」でしょう。かの有名な鬼殺隊員の「長男だから耐えられたけど長男じゃなかったら耐えられなかった」という言葉がありますが、これは、自分から取り組んだ(=耐えたかった)主体状態(自分の関心事)だから許される、成功する事であって、他者、特に受動状態(やらされ仕事)に強要すべきことではない(=耐えたくないと思っている隊員に向かって、長男だから耐えろと強要しても耐えられるわけではない)という点に注意が必要です。」
谷「主体状態になれるものに取り組まないと、趣味も副業も本業も、そもそも大したことにはならないよ、ということだな。恐らくそうだろう。」
悪「同意する。最近で言うと、我らはAI作曲とかそういうツール類の学びを深めようとしていた傾向があるけど、どちらかというと、「時代にやらされてる」感が強いせいで大してやる気が出ないんじゃないのか。それに対して、より一層大変だろうに、BDSPのバグ再現方法を調べたり、安くプラモデルを買うためにじっくり駿河屋を歩き回ったり、飲み会に出て暴れたり、そういう工夫(時にそれはあとから努力と呼称される)は自分からやっている。やりたいことを本当にやっているときと、やらなきゃなと思っているだけの時ですでに行動に差が出ている。例の公式(研究×行動=成果)にもある通りだ。」
谷「時代にやらされてる、か・・・・。確かに、時代にやらされてる受動状態と心からやりたすぎる主体状態では火を見るよりも明らかだ。」
悪「やりたいことだけやっていいよ、どうせイヤイヤ何かをやってても大したことにはならないんだもん。」
善「揚げ足取りのようですが、「大した事にならないだけで、イヤイヤやったことも一応、やった結果として残る事は残る」ので、バランス取りではありますが、まぁやらされ状態も時としてはいいんじゃないでしょうか。」
谷「議論をまとめる。
自分は未来に何を求めているか、よく考える
やりたいことをやる
やりたくないことも意味はあるのでやってもいい
時代にやらされてることじゃなくて、自分自身がやりたいことを理解する

で、2025年以降も動こう、ということでよいか。」
善悪「認識齟齬ございません!」
谷「以上で本会議は終了とする。」

総括

  • 本業

    • 去年は頑張った、今年はもっと頑張れ。

  • 副業

    • やりたい時にやりたいことをやれ。「やらなきゃな」と思っているとその時点で何のエースになれない。やりたすぎるヤツに勝つ日は来ない。

  • 趣味

    • 今一度、どんなことが嬉しくて気分がいいか、どんなことに興味があるか、考えるのもいいだろう。

感想

会議っていうより壁打ち会になってしまったが、ある程度整理できたのでよさそう。
フォーマットを気にせずつらつらアウトプットしているとすごく分量が増えるし、時間も使っちゃうなぁ~と思った。これはこれでそういう素養だと思うから別にいいんだが。谷村は話が長いし、話が飛ぶってことがこれを見てるとよくわかる。アウトプットが足りないのだろうか。そうかもしれん。
結局、貴重な休暇に何をしてんだと思えば、自分はこれからどうすべきかについてNote書いてんのか。マジメかよ。ゲームでもしてこいや。
結局、飲食店って無敗神話だと思ってたんだよね。でもコロでそんなことなかったし、旅行に行った先が地震ってこともあるわけだし、未来の事はわからない。
ただ、どんな未来になったとして、自分の軸をもって立ち回っていけるよう、日々、自分に正直に生きていかなければいけないのかもしれないな。

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