見出し画像

23★しずくの四国旅行記~①出発編~

先日富士山を登った訳ですが、そんな突然の誘いに二つ返事で乗ってくれたのは、わたしの数少ない友人『たえぽん』(仮名)
大学の頃からの仲。そんなたえぽんとわたしが大学在学中にした旅の話を、これから何回かにわけて書いてみようと思います。サクッと読める1000~2000文字程度の短い文章になっていますので、良かったら読んで下さい。


登場人物
しずく(わたし)
たえぽん(友人)
四国のみなさま(友情出演)
以上

ある日の電話
しずく「もう三回生か。来年は就活やし遊べんくなるんかな?嫌やなー」
たえぽん「ほんまやなー何か思い出作りしたいよな」
し「そやな~個人的にそれぞれ留学やなんやしたけどさ、二人で何かオモロイ思い出残したいねんな。なんかしよぉや!例えば、、、原チャで旅とか?笑」
た「ええやん!どこ行く?」
し「四国一周とかどぉ? 無理かー笑」
た「ええやん!行こや!」
し「え?まじ?本気?行く?行っちゃう?」

とむちゃくちゃ軽いノリ。大学生活の思い出作りに、いつも通学で使ってる愛車(原付バイク)で四国旅をすることが決まった。

わたしはバイト先の店長に相談し9間日の休みをもらった。(店長の右腕?だったので9日以上は休みを取れなかった。後々、この9日というタイトな日程が二人を苦しめる、、、笑)
旅の要は原付バイク!わたしの大学は関西の大阪じゃない県にあり、最寄り駅~大学までの移動手段や、大学周辺で遊ぶときはベビーに使っていたのがこのバイク。それをまず自宅のある大阪まで乗って帰ってきた(所要時間約4時間、顔は排気ガスで真っ黒)

準備万端!!時は3回生の夏休み。
ゼミ以外、大学に用が無くなっていたたえぽんは既に下宿を引き払い滋賀の実家に帰っていた。滋賀からまずわたしの実家へ原付でやってくる。(約4時間) 夕方、我が家で合流し夕飯を食べ、南港から高知県の桂浜行き夜行フェリーで(原付ごと乗り込んで)いざ出発!!フェリー乗り場につくと、小学生の妹と母が見送りに来てくれていた。しばらくの間、サヨナラ大阪~



今考えると、女子なのに原付乗り回して、たまに転けてジーンズビリビリで帰宅したりするわたしを、母はよくこの旅に行かせてくれたなと思う。原付なんて事故ったら終わりかねない。死ななくても顔面崩壊とか悲惨な想像もよぎったはず。でも母親は即答で「行っておいで!」と言った。今わたしが娘に同じようなこと告げられたら笑顔で送り出せる自信はない。海外への語学留学の時も同じく、うちの親はわたしのやりたいことに口を出さない。小言も言わないし、嗜めもしない。「良いんじゃない!応援する!」といつもそんなスタンス。自分が親になってみて「葛藤手放して子供を信じて任せること」の難しさを知り、改めて自分の親には感謝が生まれる!父母、まじサンキュー!(軽っ)

なんとフェリーではラッキーなことがおきた!わたしたちは特に可愛いわけでも色気があるわけでも無かったが笑 いや、逆にみすぼらしかったのか? 船員さんがこっそりと相部屋個室の二段ベッドを使わせてくれたのだ!ちなみに、わたしたちの買った乗船券は大部屋雑魚寝タイプ。にも関わらず、「二人でどこへ行くの?」「これは内緒だよ」とわたしたちの旅に餞別?エール?をくれたのだ。
こりゃ幸先がいい!!→旅では後々苦労が待ってますけどね笑

『もう間もなく高知県の桂浜港に到着します~♪』という船内アナウンスで目覚め、甲板に出てみるとそこは大海原、先の方に港が見える~身震いするぜっ!

ヤッター!四国上陸や☺️今でもあのワクワクは忘れない。こうしてわたしたちの旅はスタートした。


つづく⏬


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?