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ALGS Pro League Sprit2開幕~大会でのストームポイントの特徴を簡単に解説!

挨拶

こんにちは、むーなーです。
今回の記事では、ALGSスプリット2より新たに競技用マップとして採用されるストームポイントを簡単にまとめていきたいと思います!

私も忙しい中各地域のスクリムや大会を見ており、なんとか記事に出来るぐらいには情報が整理できたかと思います。恐らく情報として足りない部分はまだある気もしますが、気づいた点は追加していくつもりですのでご了承ください。
前回言っていたEUの選手記事は、この記事を書き終え次第書き始める予定なのでもう少し時間がかかります。ごめんなさい…

前回の記事を見るとなおさら分かりやすく読めると思いますのでぜひ…
ALGS Playoffs間近!!NAの注目チームと特徴を分かりやすくまとめました!|mooner|note

ストームポイントの特徴

1.広大なマップ

なんといっても広いです、ワールドエッジと比べても15%大きくなっているそうです。マップが広いということは序盤での戦闘の減少・漁夫が来ることが少なくなります。安置端でのキルを狙っているチームからするとやりやすい地形かもしれません。


2.高低差

ストームキャッチャーの下にも大きな坂がある

次に北から南にかけて大きな高低差があります。特にそれを感じるのが避雷針からストームキャッチャーにかけたあたりだと思います。
こういったFPSでは高い場所にいるチームが有利に戦えるため、ストームポイントは他のマップに比べ、慎重な立ち回りが特に重要なマップになると言えます。
高低差ある移動を楽にするためにグラビティキャノンが設置されていることも追加要素になっています。


3.モンスター

スパイダーやプラウラー、フライヤーといったモンスターがマップ中に配置されています。

スパイダーの巣

ランクマッチではこういった巣を破壊すると、銃声を聞きつけて他のチームが来ることもあり敬遠されがちですが、競技シーンでは逆に重宝されます。物資の回収はもちろんですが、アーマーの進化もできるため白アーマーの状態でゲームをする可能性はほぼないと言えます。撃ち合いや戦闘をする上でアーマーが白か青かというだけでも天地の差があります。



4.トライデント

敵の間を駆け抜けろ!

要するに移動に便利な車です。これがあるのはオリンパスとストームポイントだけです。
大きな目的としてはやはり序中盤の移動に使います。ジブがサイドに乗っていればドームを車上に置くことで攻撃から身を守ることもできます。
そして、トライデントにはもう一つ役割があります。車に移動以外の役割があるの?と思う人もいるかもしれません。この動画を見ればすぐに察するのではないでしょうか(開始位置設定してあります)



まさかの遮蔽として使えるのです。このマップでは平地が多く、遮蔽物が少ない安置も存在します。そのような場合に車をあらかじめ設置しておけば、平地でも自分たちのポジションを取れるというわけです。まれに車を2台持ってきて遮蔽にする猛者もいます(笑)。


5.ランドマーク

最後に、個人的に一番大きな特徴と考えているのがランドマークの数です。

キレイな日本語版がなかった…

なんとランドマークの数が17しかないため、チームの数に対して3足りない状態でゲームが始まります。
ストームポイント参入発表当時は、ランドマーク宣言や初動ファイトが多く見られました。基本的には物資が多いランドマークが強いですが、大きな高低差の影響で高所にあるランドマークの価値も高いです。なぜかというと、高所から低所に降りるよりも低所から高所に上る行為の方が難しいからです。(高所側は一方的に登ってくる低所側を撃ち下ろせるため。)
とはいえ無名でも物資はワールズエッジに比べるとそろうため、最近は初動ファイトは起きない傾向にあります。強いランドマークは強いチームが取る、弱肉強食の世界です。


このようにワールズエッジとは違う要素がいくつもあり、異なったゲーム展開が見られます。


採用されるレジェンド

今回の記事でもNA・EUとアジアの採用レジェンドを見ていきたいと思います。
個人的には面白い採用が増えたな~という印象です。

参加するチームなどを知りたい方はこちらのサイトを見てください。
Apex Legends Global Series: Split 2 Pro League - North America - Liquipedia Apex Legends Wiki
全地域の参加チームが見れます


前提知識…アッシュ・ヴァル・ジブ

このマップでのテンプレ構成となるのはアッシュ・ヴァル・ジブです。
ストームポイントの地形上、高所が安置になった場合に低所側にいるチームはどうしても移動が辛くなります。そこで大きな移動はヴァル、小さな移動はアッシュにすることで移動面を強化している構成です。ジブは平地も多いのでドームや空爆が強く、特に空爆は建物がワールズエッジに比べ少ないので、ワットソンやジブを採用していなければ一瞬で壊滅することもあります。
ワールズエッジではレイス・ヴァル・ジブ構成が主流でしたが、なぜレイスの枠がアッシュになっているのか。それは縦移動のしやすさとポータルの作る速度にあります。レイスのポータルはミスってもやり直しが出来る分、自分で歩いて経路を作るため、歩けない場所にはポータルを作れずアッシュに比べると遅くなってしまいます。ストームポイントでは高所の多さや遮蔽の少なさから安置が後ろに迫った際に瞬間的な行動や判断が多く求められます。レイスのポータルは正直なところ他のレジェンドに比べて瞬間的な行動には不向きです。レイスが弱いと言ってるのではなくストームポイントの競技シーンでは不向きなのです。


これを前提とした上でここから先をご覧ください。



NA・EU

これらの地域では王道路線ということもあり、やはり先程のテンプレ構成が多くなっています。しかし、珍しいことに2つのレジェンドが頭角を現しています。


バンガロール
まさかのバンガロールです。役割的には第二のジブラルタルですね。このレジェンドの強みは特にポジション取りにあります。
このマップ特有の平地の多さや遮蔽がないという状況でスモークと空爆が刺さるため、ヴァル・ジブと合わせて採用されることがあります。
スモークを自身の周りに放つと、もちろん弾が当たる可能性はあるとはいえ敵視点からは見えないため疑似的なドームとなります。敵の正面に放つと単純に撃たれないだけではなく、自身のチームが戦闘する際に第三のチームの方向に放つと漁夫の判断を遅らせることもできます。
また、ジブと合わせて通常のチームより多く空爆を投げれるので、キルを稼いだり、ポジション取りに大いに役立ちます。
採用しているチームはNAだとTOR(Rambeau選手)が有名です。


ホライゾン
S7からのリベンジ、ホライゾンです。アッシュの枠に入ることがあり、役割としては”縦移動”とこのマップの遮蔽の少なさを逆手に取りウルトを投げることでキルを稼ぎやすくするために採用されています。
縦移動に関してはアビリティのリフトで高所に移動ができるためアッシュよりも優れている代わりに、横移動が出来ないのがアッシュより劣っている点になります。また、リフトは滞空できるため、場面を選びますが戦闘や時間稼ぎ、ジブやバンガの空爆を避ける役割も持ち合わせています。
これはめったにないですが、平地が多いことから敵がいる場所にリフトを投げ全員で狙い撃ちすることで一人をダウンさせるような芸当も可能です。
そして、もちろんウルトも強力です。序盤も強いですが安置が終盤になればなるほど利用できる遮蔽は弱くなりやすいため、ウルト+グレで相手を壊滅させることもできます。
ホライゾンの採用はキルポイントを稼ぐと言っているようなものでもあります。対応力の高さならアッシュ、安置ムーブならクリプトやワットソンを採用した方が明らかに良いためです。安置端ムーブをするチームで採用されやすいです。
採用しているチームはNAだとC9(Zach選手)が有名です。
(余談ですがC9はワールズエッジでもホライゾンを採用しています。前回の記事でも言いましたが、安置端でのファイトを重要視しているのがここからも分かります。)


アジア

この部分を書いているのが3/13の早朝なので既にアジアのweek1は終わっています。(正直自分の顔殴りたい)
解説しやすいのでこれらの画像をご覧ください…

Apex Legends Global Series Year 2:APAC North【Pro League Split 2 Week 1】より引用


構成多すぎ!!!!!!!!!



真面目に解説します。


クリプト
この地域の中心になっているのはクリプトです。
40チーム中29チームが採用しており、大大大EMP時代であることは誰でも分かるかと思われます。ほぼ4分の3が採用って…
クリプトの役割は前の記事のアジアの欄で解説したため、気になる方はこちらをどうぞ…
ALGS Playoffs間近!!NAの注目チームと特徴を分かりやすくまとめました!|mooner|note

ワットソン
次にワットソンです。40チーム中18チームが採用しており、クリプトの裏にはワットソンありです。(書いてる途中に思いついた。)
役割としてパイロンによる一部攻撃のかき消しとアーマー回復フェンスによるポジション取りがあります。
特に大きいのがパイロンの存在です。グレネードはもちろん環境の中心にいるヴァル・ジブのミサイルや空爆を消すことができ(さらっと書いてるけどかなり重要)、削られた自身のチームのアーマーをトータルで250まで回復できます。とはいえクリプトのEMPで破壊されるため、戦闘後や終盤の安置では常にEMPを頭に入れて置くタイミングを図る必要があります。EMPで削れるアーマーは最大でも150なので、EMP後に置けば何も使わずに回復が出来るのでクリプト環境ではかなり強いレジェンドです。物資が限られている競技シーンではノーリスクで得れるアーマー回復はかなり優秀であり、重宝されています。
フェンスは詰められにくくするというよりはどちらかというと敵に自身のチームがいることをアピールする目的が大きいです。現実でもよくある「危険!近づくな!」の看板のようなものです。実際、フェンスを踏む敵なんてまずいません。(詰められるにしてもEMPで壊されるので)
よくあるのが建物などにこもって顔を出さずにいると、安置内に入るためにヴァルウルトで飛んできたチームが何も知らずに建物に入ってきて戦闘になることです。そういう突撃を防止するのもフェンスの役割の一部にはなりますね。




いやにしても構成多すぎん????



アジアの様々な構成
アジア特有のクリプト環境と世界中で主流のジブヴァル環境がぶつかった結果カオスになっています。456に関してはクリプト・ワットソン・ジブで序盤の移動に車を使うことで移動系キャラに頼らなくても勝ち残れる構成になっています。安置読みの精度も高くないといけないので本当に凄すぎます…
レイスなどを採用しているチームもありますが、基本的にはアッシュ・ヴァル・ジブ・クリプト・ワットソンの内の3体で構成されています。


この環境でのジブについて最後に話そうと思います。
前回の記事で書きそびれたんですが、ジブのドームはEMPで消えます。なので、ワットソンのパイロンと同様に置くタイミングがかなり難しくなっています。
それが顕著なのが安置収縮時の安置端のチームです。基本的にジブを採用しているチームは安置収縮の途中で安置端にいると、ドームを置いて自分たちの安全なポジションを一時的に作り、受けた体力のリセットや敵に圧をかけ、ドーム無しでも安全なポジションを確保しに行きます。(もちろん様々なシーンで見られます)
しかし、このEMP環境ではそれがまず出来ず、スタン効果も合わさり逆に全滅を招きます。なので、先に空爆を投げたりして相手の射撃の妨害をしつつある程度安全なポジションに近づくことが重要になってきます。アッシュやヴァルを採用するのはこういった時に即時の移動が出来るため強いからですね。
40チーム中24チームしか採用しておらず、クリプト採用数に比べると少ないです。常にドームは消されると考えて動くことが求められます。どちらかというと空爆の方がジブの恩恵を受けているかもしれませんね。



最後に

最初に簡単に解説すると言った通り、あまりチームには触れずにストームポイントの競技シーンを見る上で前提となる知識をまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?足りない部分があったら後々追加するかもしれませんが…
重ねてになりますが前回の記事と合わせて読むと、より競技シーンが理解しやすいかと思いますのでぜひ読んでみてください。
ALGS Playoffs間近!!NAの注目チームと特徴を分かりやすくまとめました!|mooner|note

前回の記事でも言いましたが、僕の記事でALGSが少しでも多くの人に見てもらえることができたなら幸いです。

相変わらず添削などがあまりできていませんので、修正箇所ありましたら教えていただけると幸いです。
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次回の記事はNAのチーム内で変更されたメンバーかもしくは以前から言っていたEUの選手たち(本命)について書くつもりです。


ではでは、良いAPEXライフをお過ごしください~!

(動画・画像など許可取っておりませんので、問題ありましたら迅速に消させていただきます。リプライ・DMからご連絡ください。)

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