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ALGS Playoffs間近!!NAの注目チームと特徴を分かりやすくまとめました!


挨拶



初めまして!むーなーと言います!
今回はこのnoteで今週末に迫るALGSに出るNAのプロチームを分かりやすくまとめてみようと思います!

エーペックスレジェンズ グローバルシリーズの概要 - EA公式サイト
ALGSを見たことがなかったり、ルールを知りたい人はこちらをご覧ください

なぜこのようなnoteを出そうと思ったかというと、私はアジアだけでなく様々な地域の大会やスクリムなどを普段から見ています。そこでもっとたくさんの人に日韓のアジアだけでなく、この他地域の競技シーンの面白さも少しでもいいから伝えたいと思ったからです。よくYoutubeで流れるクリップ集だけでは知れない部分をちょっとでも補えたらいいなと…

今回の記事でアジアの選手やチーム紹介をしないのは他の方がまとめていたのもありますが、この記事を見てくれている皆さんならだいたい知ってそうだと思ったからです。(極端な例を出せば個人ならRas選手はかなり有名ですし。)
日韓の選手ならTwitterやYoutubeで見かけることもよくあると思います。あと、単純にもっと記事が長くなりそうなので今回は見送りました、需要あれば出すかもしれません。

※23日1時追記 忙しかったこともありNAのプレイオフ前日に出せるようにしていたのですが、EUの日程を1日分勘違いしておりEU分の記事が間に合いませんでした。ごめんなさい、次回のスプリット2までに書けるようにします。

特に私はNAの選手が大好きで毎日のように誰かの配信を見ています!そのせいか若干ですが英単語の意味が分かるようになってきたので、ずっと見てれば英語の勉強にもなります(多分)

筆者自身APEXも記事も素人なので間違っている部分もあると思いますが、ぜひ全部見ていただけると嬉しいです!



地域ごとの特徴の違い

選手とチーム紹介に移る前に、まずは地域ごとにどんな見どころがあるのかを説明させてください。

現在のALGSは世界を北米(以下NA)南米、ヨーロッパ・中東・アフリカ(以下EU)北アジア太平洋(以下アジア)南アジア太平洋の5つの地域に分け、その地域ごとの頂点を決める戦いになっています。コロナがなければオフラインによる世界大会があるはずでしたが、現在も見通しはたたないままです。

同じAPEXといえど地域ごとにゲーム展開や流行りのキャラなどは異なっており、アジアの大会だけを見ている人には新鮮に思える地域もあると思います。ある意味サッカーの欧州4大リーグに似てるとも言えるかもしれません、私もにわかなので伝わるかは分かりませんが…(プレミアリーグなら試合展開が早いみたいな)

そんな地域ごとの特徴を今回はNA・アジア・EUごとにまとめてみました。
アジアは先程も挙げた通りチームや選手紹介はしませんが、興味本位でこの記事を見てくれたALGSを見たことがない人に向けて視聴する際のハードルを下げたり、地域ごとの特徴の違いをつかめるようにと思い書くことにしました。日本のプロの個人配信や公式の日本語配信があるため間違いなく見やすいので、競技シーンを見るならまずはアジアから見て雰囲気を感じ取ることをおすすめします。
南米と南アジアは正直なところ他の地域に比べて配信で追えていないため理解が足りていないこと、もうすでにプレイオフが終わっているので今回は書かないことにしました。

結果が気になる方はこちら
南アジア
南米




NA

NAの特徴は何といっても王道です。
基本的にキャラピックはいわゆる強キャラのみで構成されます。つまり、メタ構成などもまずいないため結果に立ち回り、言い換えればチームの動きを決めるIGLの上手さから来る差が出やすいです。どういうチームかは後述しますがNRGやSENが常に上位にいるのはIGLが優秀ということになります。
今のNAのキャラ構成はヴァルキリー(以下ヴァル)・ジブラルタル(以下ジブ)がほぼ確定で、そこにレイス・アッシュ・ブラッドハウンド(以下ブラハ)・コースティック(以下ガス)が入る形です。ここまで大きく環境が動かないのはNAの特徴だと言えます。その分、そのキャラを扱う選手や在籍しているチームの方に注目が移りやすく、有名な選手が多い気もしますね。(開発元がアメリカというのもありそうだが)

ヴァルは出た当初地中バグもあったため(今も多分あるけど…)、あまり競技シーンで使われていませんでしたが、TSMがある大会で優勝してから一気にヴァル・ジブ・ガス構成が広まりました。
過去のレイス(オクタン)・ブラハ・ジブ構成の環境から変わったのはこの時だと思います。そこから時を経てヴァル・ジブを中心とした今の環境になっています。


また、他の地域でももちろんありますがNAは特に同居(同じ建物内に複数のチームがいる状態)する意識が高いです。なので安置内の構造に建物が絡むと最終安置まで多くの部隊が残ります。さすがに安置次第にはなりますが、この苛烈な最終安置からどの部隊が生き残るかを見るのもとてもハラハラしますね!

この動画のスキャンされた場所や数を見ればどういうことか分かりやすいと思います。

このように同居もそうですが、NAでは各チームによって繰り広げられる立ち回りを見てほしいですね。
英語が分からなくても見ていれば「そこでその判断なんだ!」など驚かされることも多いです!







アジア

アジアの特徴は環境の変わる速さから来る様々なキャラ構成と各チームのファイトの強さが魅力的です。
キャラ構成で有名なのはやはり456でしょう。基本ローバ・クリプト・ガスの構成であの過酷なAグループを生き残りアジアTOP10に残っています。
今この地域はクリプトを採用するチームがかなり多く、かなり重要視されているレジェンドと言えます。ドローンはビーコンを安全に読める・周辺の監視、EMPは攻める際の起点づくり・アーマーを削って相手の回復を削るなど競技シーンではランクやカジュアルよりも多くの役割を持っています。
(余談:相手のクリプトからのEMPで得をさせないために自らのアーマーを即脱ぎする行為があるのですが、アジアでは456のローバのウルトの影響で脱ぐとアーマーを奪われるため、EMPを打たれても脱がずに次のEMPに備えてあえてセルやバッテリーを使わないシーンが多く見られました(笑))

APAC North【Pro League Split 1 Week 5 Day2】のとある試合

クリプトもそうですが、NAとは真反対で様々なキャラピック・構成がされています。他の試合だとヒューズやランパートとかもいますね。自由です。
というのもヴァル・ジブで競技シーンにとって重要な役割が完結しているのが大きいです、移動系スキル・ビーコンキャラ・防御系スキル。あと1枠自由になったので、以前の環境より様々な構成を見るのは必然だと思います。あくまで重要であって必須ではないんですよね、単純にどちらも採用せずに勝っているチームもやはりいるので。
こういった様々なキャラから来る立ち回りや戦闘が見れるのはアジア特有でしょうね。

そしてファイトの強さもアジアの魅力です。
アジアは本当にファイトに自信のあるチームが多いです。
これ以上に説明することもないです、みんな強いです。
キャラコンの上手さやエイムの精度など見てて分かりやすいものが多いので難しい立ち回りよりは戦闘が見たい!って人はアジアおすすめです。

これとかマジで興奮しましたね。

※直近のスクリムを見ているとワットソン(防御系スキル)採用、ジブが抜けるチームもいて本当に昔の環境を彷彿とさせます。今となってはアジアの方が安置意識高すぎてキルを取るのが本当に難しそうです。最近始めた人にとっては違和感があったり、もしかしたら面白くない人もいるかもしれません。ここまで来ると積極的な戦闘に関しては他地域の方が見れるかもしれませんね。ファイトが得意な韓国勢がいつもなら優勝候補に挙がるのですが、今回は本当にどこのチームが勝つかも分からないのでドキドキしています!







EU

EUの特徴はこれだ!っていう大きなものはないんですが、NAとアジアの中間というイメージで大丈夫です。つまり、基本は大きく環境が動かないため王道でありつつもクリプトの採用をしているチームも数チームいるため、中間という表現になりました。NAではクリプトを採用しているチームは本当に見かけないので、似ていますが環境は間違いなく違います。

僕の記憶だとクリプトに関してはEUの方がアジアよりも早く環境に存在しており、昔から採用してるチームがそれなりにいた気がします。今ではアジアの方が頻繁に見ますが…。
ですが基本はヴァル・ジブにNAで挙げた強キャラを採用するのが主流ですね。

特徴自体もNAとアジアでほとんど話したので説明が少なくて申し訳ないんですが、展開としてはNA寄り、とはいえ他の地域に比べると若干ゲーム展開や移動はゆっくりです。
私自身この地域はチームで見てるというより選手に注目して見ているので、この説明ではEUに対してあまり興味を持てないかもしれません。
先日行われた超滅APEX2にもこのEUから様々な選手が出ていました。優勝したHardecki選手もEUから出ていますし、レベルが高い地域であることは間違いないです!

【超滅Apex2】予選Day2「超滅solo」- 本配信【Apex Legends】 - YouTube

あと個人的な話にはなるのですが、この地域は英語だけでなくロシア語やフランス語など様々な言語があり日本人からすると会話の内容が分からないチームもいます。観戦する際のハードルは少し高いとは言えるかもしれないですね。
ですが、英語の方が圧倒的に多いので数人など軽く見てみる分には全然問題ないと思います!

※EU playoffsを見ながらこの部分を書いています。
チームで言うとAllianceとGambit、iGが序盤に上位に居続け早々にマッチポイントになりました。そこからは各チーム上位にはなるものの1位は取れずにラウンド10までもつれこむ状況に。この時点で11チームがマッチポイントという稀に見ない展開になり、その結果NEWが優勝しました!レイス・クリプト・ガス構成です。
素晴らしい選手たちを記事でお伝え出来なかったのは悔しいです…。


ここまでは前置きとなる地域ごとの特徴を説明してきました。
次からは本題であるNAのチームと選手紹介に移りたいと思います。
私自身一番伝えたい部分になるので気合を入れて書きました!





NAのチーム・選手紹介

すべてを紹介するととても長くなる・そもそも配信でも追いきれないので、TOP10と見るべきチーム、選手をいくつか絞って紹介させていただきます。(今回紹介しないチーム、選手に対してのイメージを下げる意図は含んでおりません。あらかじめご了承ください。)

今回出場するチーム


今のNAは実力が拮抗しているといえるでしょう。ALGSの結果だけを見れば

liquipediaより引用

NRGとSENが圧倒的に見えるかもしれません。しかし、ポイントの内訳を見るとその週で1位になったチームが貰える12ptは様々なチームが持っています。あくまでNRGとSENは安定しているというだけで必ず勝っているというわけではないのです。大会の練習試合であるスクリムでも毎回上位にいるわけではありません。それでも優勝候補には違いないですけどね…彼らは間違いなく強いです。

それではTOP10は順に紹介したいと思います!
varolantなど別ゲーでも有名なチームが多いので知っているチームもあるでしょう。
各チームの選手の名前を押すとTwitterアカウントへ行けるので、興味が出た方はぜひ見に行ってみてください!
選手の名前とキャラ構成の順番は一致しています。
プレデターランキングの話もよく出るので気になる方はこちら
Origin Rank Score Leaderboard - Apex Legends Tracker

(紹介しているキャラ構成・ランドマーク・メンバーはプレイオフ時点で変わる可能性もあります)
(直近のスクリムなど後から追記した情報の場合は※をつけています)

※投稿する直前にさらっと添削していて分かりにくかったので追記します。
2020年度にサマーサーキット、オータムサーキット、ウィンターサーキットのその時期のチャンピオンを決める大会があり、その勝ち上がり組・その他のラストチャンス予選の勝ち上がり・ALGSポイント合計上位などを合わせ年間の地域チャンピオンを決める戦いがYear1のALGS Championshipということになります。
今行われている戦いは2021年度のALGSで、スプリット1と2に分け、それぞれでplayoffsが行われ、最後に年間の世界チャンピオンを決めます。(オフライン世界大会になるか前回のように年間の地域チャンピオンを決める大会になるかはまだ不明、コロナが悪いので。
分からないことがあれば公式HPまで
エーペックスレジェンズ グローバルシリーズの概要 - EA公式サイト)

※流れてきたので。全てのランドマークです。


1st  Sentinels

senoxe/crust/lou

ランドマーク    ラバサイフォン

今期最強の一角 SEN
キャラ構成はアッシュ(レイス)・ブラハ・ジブ
デバイスは全員キーマウ
このチームはヴァルではなくブラハを採用し、プロリーグにおいて常に上位に君臨しています。

スプリット1になるまではlouではなくretziという選手が入っていました。前回のYear1のALGS Championshipではセンチネルは6位で入賞圏内に入れず、lou自体もこの時はCLGで参加しており19位という結果に終わりました。それからAPEXから離れることになったretziの枠にlouが入ることになりました。(余談ですがこのあたりでCLGもAPEX部門が再構成になりました、今のCLGはすべて人が変わっています。)

ジブ兼IGLであるlouの采配により、今のセンチネルは頂点に近い1チームとなっています。過去にプレデターランキングを10万RPで1位を獲得したので名前を知っている方も多いでしょう。また、このチームはチームファイトがとても上手いです。部隊同士のファイトになった時にまず負けません。個人のファイト力ももちろんありますが、チーム単位というのが大会においては特に重要になってきます。このチームファイトの強さと構成を考えても、安置の端でキルポを稼ぎながら安置入りするチームと考えていいと思います。なぜ確信ではないかというと、彼らはスクリムや大会においてめったに配信をしないので公式配信でしか動きが確認できないのです。

とはいえ間違いなく強いチームではあるので普段の個人配信は見てみることをおすすめします。特にlouはよく配信をしておりそのエイムやキャラコンも間違いなくトップレベルなのでぜひ!

※日本時間(ここからは省略)21日朝のスクリム時点でcrustがレイスを使っていました。



2nd  NRG

Nafen/rocker/sweetdreams

ランドマーク 中継地点

The 安定 NRG
キャラ構成はヴァル・ジブ・レイス
デバイスは全員キーマウ

このチームの特徴はとにかく安定です。前回のALGS Winter Circuit playoffsでは優勝しています。

IGLのsweetオーダーだけで言えば世界一だと言われています。IGLとしての能力の高さとレイス使いのイメージから日本でも知っている方は多いと思います。レイスの虚空を活かし、前線でダメージを通しつつ、情報をチームに伝え続けます。今のNRGを牽引している存在であり、プロリーグでもラウンド1以外は3位以上と常に好成績を残しています。よく配信もしており、普段のランクでもその実力を遺憾なく発揮し、プレデター上位常連になっています。

Nafenも知っている方は多いのではないでしょうか、sweetもそうですがcrylixと仲がよく、たまにランクを一緒にやっています。そんなNafenもNAトップクラスのキャラコンとエイム使いであり、こちらもプレデター上位常連で現在もプレデターランキング6位にいます。普段はブラハを好んで使っており、ウルト時の動きは凄まじいものになっています(笑)。

rockerはぶっちゃけるとあまり分からないです…誇張抜きで本当に配信をしないので一緒にやっている味方視点や過去の動画でしか最近は確認できないです。とはいえそれでもドームファイトの上手さとジブ使いとしての能力の高さは間違いないです。他の選手のツイートなどでもrockerの上手さを認めていることが分かります。

rockerもNafenもsweetのオーダーについてきている時点で相当な実力者です。お互いに無駄な情報を伝えずに、IGLであるsweetのオーダーを常に聞き遂行する姿勢が作れている点がNRGが安定している理由だと私は思います。彼らはALGSは配信しないので公式配信でチェックしましょう。

※21日のスクリム時点でローバ・ブラハ・ヴァル構成を見ました。               お試しだとは思います。



3rd  Esports Arena

SkittleCakesdooplexKnoqd(C9)

ランドマーク ラバシティ(空いてればビッグモードも)

怒涛の快進撃 ESA
キャラ構成はガス・ジブ・ヴァル
デバイスはKnoqdのみコントローラー

ESAは正式なプロチームではなくセミプロチームです。企業が出資だけしておりチームの運営には関わっていない感じです。(あまり詳しくないので知っている人いたら教えてほしいです。)

全員プレデター上位常連です。他のチームもそうですがプレデターばかりです、NAに限ったことではありませんが…。SkittleCakesは今期1位をキープ、dooplexもKnoqdも2桁台にいます。彼らが強いのは間違いないのですが、ここまでESAを押し上げていたのは後述する現TSMのverhulstでした。彼がESAとして参加していたプロリーグラウンド4までは文字通り無双していました。しかし、彼がTSMに移籍してしまったため、その枠にknoqdが入ることになりました。正直に言うとそこからはあまりいい結果を残せていません。

このknoqdという選手、かなり大変なAPEX人生を歩んでいます。C9の選手ですがYear1のALGS Championshipの後にTSMのAlbralelieがC9に参加したため、枠から外れしばらくストリーマーとして過ごしていました。夏にはALGSのチャレンジサーキットにBenchWarmersとして勝ち上がり、プロリーグで戦うことになりました。ラウンド3までやりましたが、そこでTORから誘いがありチームに参加することになりました。(憶測ですがBenchWarmersが不調だったのも理由なのかもしれません、この後解散しました)
そしてラウンド4をTORとして参加したのはいいのですが、先程も言った通りラウンド4が終わった後にverhulstが移籍したため、そこでESAから誘われ今に至っています。verhulstはIGL・エイムのどちらも優れている選手だったので、knoqdがどこまで活躍できるかが勝利の鍵になりそうです。(恐らくknoqdが今もオーダーを出しているはず…)個人的にも応援したい選手の1人なので頑張ってほしいですね。

チームの仕上がりは他のチームに比べて一緒にいる期間が短いため、連携不足になる点も見えるかもしれません。しかし、個々の実力は既に証明されています。本番でもその強さを発揮してほしいです。ちなみに彼らは普段のランクからスクリム、大会配信はよくしています。ALGSはknoadはたしか配信していた気がします。

※21日のスクリム結果。変わった構成も多かったとはいえESAは1位で終わった。ちなみに他チームでいくつかローバ入り構成を見かけました、本採用かは分かりませんが評価は上がっていそうでした。


4st  G2 Esports

DezignfulResultuhGentrifyinq

ランドマーク 火力発電所

全員が最高峰のエイム精度 G2
キャラ構成はアッシュ・ジブ・ヴァル
デバイスは全員コントローラー

G2は全員がコントローラーという珍しいチームです。そのため全員が最強級のエイムを持ち、そこにDezignfulのオーダーも合わさり好成績である事が多いです。

Dezignfulは超滅APEX2にも出ていたのでそれで知った方も多いのではないのでしょうか。なんと過去のALGSでMVPを4回も獲得している選手だ。
この3人は前回のALGSもSoraFideというチームで参加しており、その時のポイントでも上位に君臨していました。このチームも安定の文字が似合うとは言えますね。あ、もちろん全員プレデターです。

このチームの強みはやはりファイトです。個人でもチーム単位でも強いです。全員がコントローラーで戦闘に強いことからキャラ構成もそれを活かす構成が多いです。今ではアッシュ・ジブ・ヴァルになっていますが、プロリーグ最初の頃は王道のレイス・ジブ・ブラハはもちろんのことレイス・オクタン・ジブといったビーコンを読むキャラがいない構成も使っていました。

(余談)
全員がコントローラーのチームでパッと思いつくのが日本だとFENNELですね、FENNELもアジアだと間違いなくトップレベルです。しかし、世界を見てもキーマウの選手の方が多いです。その理由の1つとしてキーマウの利点である中・遠距離での精度があげられます。中・遠距離でダメージを与えやすいというのは競技シーンでは自身のアーマーを育てたり、相手の回復を削るという点で重要になってきます。コントローラーでは細かい操作や制御がどうしても難しいからです。例としてチャージライフルはランクやカジュアルではそこそこですが、競技シーンではかなり重宝されますね。
しかし、APEXの戦闘は最終的に近距離になることがほとんどです。近距離だとエイムアシストの有効範囲になるのでコントローラーの方が弾を当てやすく有利となります。当たり前ですが、近距離戦がある以上コントローラーが弱いということは決してありません。ランクやカジュアルだと積極的に攻めることが多く、コントローラーを使った側は恩恵が、逆に相手に使われると受けるダメージが大きいため、さらに強力に感じるのだと思います。
競技シーンではキーマウ2人+コントローラー1人か全員キーマウのチームがほとんどですね。とはいえ上手い人は距離に関係なく弾を当てるので深く考えすぎても仕方ないと思います。Gentrifyinqも実際かなりスナイパーの当て感はいいです。この話無駄だったかも、キーマウPAD論争をする気は無いです。

話が少し脱線しました。再度言いますがG2も全員強い選手です。全員がコントローラーである点に注目して観戦すると面白いかもしれません。G2は全員よくランク配信をしていますので気になる方はぜひ!

※22日のスクリムでは1位でした。(画像見つからなかった)
G2 71, C9 52, SSG 49, 100T 45, TL 41, RNG 39, XSET 38, KNIGHTS 37, TSMFTX 37, CLG 33, FURIA 30, UNLUCKY 30, COL 27, DY 27, OXG 25, ESA 22, LZR 20, PGG 18, SEN 13, NOBLE 10



5st  TSM

良い画像が見つからなかった…

VerhulstRepsImperialHal

ランドマーク フラグメントイースト

世界王者 TSM(前回のChampionshipで決まったのは地域での1位)
キャラ構成はヴァル・ジブ・レイス
デバイスはVerhulstだけコントローラー

恐らくAPEXでは一番有名でかつ影響力があるチームのTSM。Year1のALGS Championshipでは3位になっています。前述しましたが移籍したSnip3downの枠にVerhulstが入り今に至っています。特徴はハマった時の爆発力と世界最高峰のIGLから生み出される立ち回りです。

ImperialHalは世界大会を優勝し、sweetと同じくIGLとしての能力の高さとレイス使いとして名を馳せています。その知名度からNAではAPEXのCEOと言われているほどです。配信も毎日のようにしており、視聴者数もダントツで多いです。

これはIGLとして、レイスとしての上手さが分かる有名な立ち回りの試合です。時間ある方は全部見た方がいいです、何回見てもいいです。普段からもレイス使いとしてお手本のような前線でのポジショニングや射線管理などは見てて気持ちいいです。

Verhulstの特徴は、NAの数いるコントローラー勢の中でもトップレベルのエイムとキャラコンです。キーマウが得意とする距離でも関係なく当ててきますし、近距離でのSMGはチートかと思うくらい相手に当たります。また、ヴァルを主に使っているんですが、動きがとても上手いです。ヴァルのパッシブを活かし射線を通し、被弾も避けます。ヴァル使いの方はマジで参考にしたほうがいいです(マジで)。

最初見た時????ってなりました、この精度が近距離でって考えると相手からしたら非常に対面したくないです。(実際、あのGenburtenに次ぐコントローラープレイヤーとの声もあります)



Repsの特徴は単発武器の精度とオールラウンダーな点です。精度は言わずもがな、オールラウンダーというのは様々なキャラが扱えるということです。環境やチームに合わせて様々なキャラを使うことが多いのですが、どれもが一級品の上手さなんです。大会ではジブやガスがほとんどなのであまりイメージがないかもしれませんが、ホライゾンやレイスもかなり上手いです。(個人的にRepsのホライゾンは見てて気持ちいい)
Halとの付き合いが長くジブ使いとしての能力も高いからなのか、オーダーが出る前にドームを置くシーンも多く見られます。

多分皆さんもだいたいの情報を知ってそうなので短くまとめてみました。
Snipがいたころは怖い場面もちょくちょくありましたが、Verhulstが入ってからは安定しているように見えてきました。特徴に爆発力とは書いていますが()(Snipは大会だと良い場面と悪い場面が半々くらいの印象だったので…それ含めて好きでしたが)
ALGSは彼らは必ず配信するのでぜひ見に行ってみてください!




6st  Spacestation Gaming

FrexsXenialDropped

ランドマーク 溶岩溝

プロリーグ前半戦の王 SSG
キャラ構成はガス・ヴァル・ジブ
デバイスはFrexsのみコントローラー

なぜ前半戦の王という呼び方をしたかというと、このチームは前半戦があった10月付近では本当にスクリムや大会で無双していました。常に上位にいて見ていても???ってなっていました。ラウンド4あたりからはまったくではないんですが少し不調になり、全体6位になりました。あのままではもしかしたら1位がSSGでもおかしくなかったと思います。ちなみにYear1のALGS Championshipでは5位になっています。

このチームの要になっているのがDroppedです。(IGLはFrexsだったはず)
彼の使うジブは世界の中で見てもトップレベルです。louと並んで最強のジブと名高いです。今のプレデターランキングも2位キープ、しかも過去の1位獲得者です。前回のALGS Winter Circuitの予選ではRanked is Harderというプロチームに参加していない3人によるチームで強豪を抑えて2位になりました。(ちなみにその時の1位はSoraFide、現G2です。)

彼らはよく配信しており、もちろん全員プレデターです。当たり前のように戦闘は強いです。
特徴の違いではIGLの上手さについて言及しましたが、ジブの上手さもこの環境では大事になってきます。オーダーでドーム!(英語ではbubble)と言ってもやはりラグがあります。なので自らの判断でドームやウルトを出せるかは生死に直結するので他のキャラよりかなり難しいと言われる理由はそこにあります。
多分ALGSは配信しないので公式配信で!

※最近はxenialがローバ、Frexsがヴァルを使っている姿も見かける。


7st  Complexity Gaming

MonsoonReptarishiny

ランドマーク エピセンター(空いてれば調査も)

古参の強豪 COL
キャラ構成はヴァル・ガス・ジブ
デバイスは全員キーマウ

古参と書いていますが、今のチームになったのは2020年です。他のチームはメンバーが変わったりしているのでこの表記にしてみました。前回のALGS Autumn Circuit Playoffsでは優勝もしており、昔からの強豪チームです。超滅にもReptarとishinyが出ていたので知っている方もいるんじゃないんのでしょうか。

このチーム、なんといっても凄いのがエピセンターをずっとランドマークにしていて勝てるところです。基本的に強豪チームは物資が強かったり、場所がいいところをランドマークにしています。(SENのラバサイフォンとか分かりやすい)しかし、彼らはローバがいるわけでもないのにここでずっと戦っています。monsoonのオーダーの良さが分かりますね。
あとは古参であるが故の連携の強さです、そこから来るファイトはもちろん強いです。ishinyのジブも上手いのがさらにいいですね。

普段はそこそこの頻度で配信しています。ALGSは多分配信しないので公式配信で!



8st  100 Thieves

ScuwryOnmuuVein

ランドマーク 発射場(orスカイフック東)

現NA王者 100T
キャラ構成はジブ・ガス(アッシュ)・ヴァル
デバイスは全員キーマウ

出ました、現在のNA王者の100Tです。このジブ・ガス・ヴァル構成といえば実はTSMではなく100Tなんですよね。ヴァル実装当初から使っていた気がします。Year1のALGS ChampionshipではBOTTOM 20というチームで他のチームがオクタン・ブラハ・ジブで参戦する中、この構成で挑み見事優勝となりました。このジブ・ガス・ヴァル構成のような安置ムーブに向いている構成は、他のチームが採用していない環境だと刺さりやすいです。
今回のプロリーグではTSMが流行らせたおかげであまり大きくは勝てませんでした。しかし、最後のラウンド6ではなんと4・5・6試合目で連続チャンピオンを取りその週の1位になりました!世界で見ても3連続チャンピオンはアジアのRiddleと100Tだけです。このプロの世界で連続チャンピオンがどれほど難しいかは言うまででもないと思います。

直近のスクリムでもあまり悪くはなく、仕上がりは上々だと思います。
同じ構成が増えてからというもの最近はアッシュを搭載しており、キルにも長けた構成になっています。
彼らはあまり配信しないので見たい方は公式配信で!



9st  Cloud9

StayNaughtyZachAlbralelie(TSM)

ランドマーク クリマタイザー

爆発の鬼 C9
キャラ構成はブラハ・ヴァル・ジブ
デバイスはStayNaughtyだけコントローラー

ここも有名なチーム、C9です。knoqdがいた頃はYear1のALGS Championshipで2位になったこともあります。爆発の鬼と書いたのはこのチームの特徴にあります。なんとZachとAlbralelieが2人でIGLをしています。当然意見が2つに分かれることもあり、他のチームに比べ安定した成績を残してるとは言えないかもしれません。それもあり、よくケンカをします(笑)。(後の反省会でちゃんと仲直りしています。)

Albralelieは日本でも有名な方ですね。TSMのイメージの方が強い方が多いのではないでしょうか。TSMにsnipが入るまでパスファ使いとして暴れていました。競技シーンをやめるかと思われましたが、心境の変化か今に至るまで競技シーンにはずっといます。(前年度のALGSではTLにいました。)
様々なキャラを扱え、キャラコンが本当に上手く、APEXというゲームの理解力にも長けています。現在自分がチームでジブが一番上手いことを理解して使っています。本人は嫌そうですが(笑)。

また珍しくC9はブラハ採用をしています。なぜかというと彼らは安置端でのムーブを生業としています。理由は分かりませんがワールズエッジでは安置が南寄りになりやすく、最北端のクリマタイザーでは安置ムーブをしようとしても建物などが先に取られ動きが後手に回りやすいのです。なのでクリマタイザーや周りのクラフトが出来る地域で物資やアーマーを十分にしてから安置へと向かいます。なので安置端から圧をかけるため戦闘になりやすく、ブラハを採用しています。

ちなみにTSMも基本安置ムーブですが、どちらかというとランドマークのフラグメントイーストが北側なので(中心であるが)安置端でのムーブも多いです。多分Halの中で動きを変える安置スポットの線引きがありますね。なので、極端な例を出すと火力発電所が安置になるとC9と動きが被りやすく、接敵することも多いです。HalとAlbralelieの思考が似ているのも理由としてあります。よく序盤に戦闘するシーンもチラホラ…

ダブルIGL・戦闘が多い点から、他のチームに比べると不安定です。しかし、爆発した時は凄まじい結果になることもあります。
普段から全員配信しており、ALGSも少なくともAlbralelieは配信するのでぜひ!



10st  Dubblyew

PhonyFurySc1ss0rs

ランドマーク ランドスライド

脅威のダークホース DY
キャラ構成はジブ・ローバ・クリプト(ヴァル)
デバイスはphonyのみコントローラー

最後の最後で上位組に滑り込んだDYこの構成でトップ10に入るのはNAだと驚異的です。対策されにくい利点はありますが、移動スキル持ちがいないということはIGL(phony)のオーダーが優秀かつ最初の移動を完璧にしないとすぐに倒されてしまいます。
ランドスライドとドームは物資が他に比べて少ない・移動がしにくいなどの理由からプロチームがまずランドマークにはしない場所です。そこで、物資面はローバのウルトで補充、移動はクリプトのドローンで見ることにより安全な移動を可能にしています。

彼らはプロリーグ最後のラウンド6でその週の1位になり全体10位になりました。今ではヴァルを構成しており移動面を補っているように感じます。招待組ではあるのですが、あまり有名なチームでないため私も見ておらず、勝った時は本当に驚きました…。

こういったムーブは時に刺さりやすく、今回もダークホース枠となれるかは注目したいところですね!気になる点があるとすればNAでのローバの評価が上がっているため、もしかしたら強みが半減するかもしれないのが少し怖いところですね。
たまに配信しているようですがALGS配信は恐らくないので公式配信から!



個人的に注目チーム!


17st  Team Liquid

Flankeroh NocturnalFunFPS

ランドマーク 試練+スカイフック西

逆襲者 TL
キャラ構成はガス・ヴァル・ジブ
デバイスは全員キーマウ

昔は暴れていたけど今は少し勝てていない状況が続いているため、この表現になりました。過去のALGSではFunFPSの枠にAlbralelieがIGLとして入っていました。彼が抜けてから後釜にCOLのストリーマー部門にいたFunFPSが入り今のTLになっています。

注目はやはりこのFunFPS。過去のプレデター1位獲得者であり、彼もトップレベルのジブ使いです。キャラコンも上手く、カジュアルをやる際もジブを使っているほど練習しています。先程も言いましたがジブ使いが上手いことは重要なのでそれだけでもチームとしての強みになると言えます!


TLはどちらかというと中位チームです。本来ならもう少し上の順位にいてもおかしくないので個人的に勝ってほしいという思いもあり、注目チームにさせていただきました。
よく配信はしていますがALGS配信をするかは分からないので公式配信で!




18st  TOR

RknEurieceRamBeau(フリー)

ランドマーク 展望(スカイフック東の時もある)

日本最強? TOR
キャラ構成はガス・ヴァル・ジブ
デバイスはRamBeauだけコントローラー

日本人なら彼らを説明しなければ始まりません!日本の知名度は恐らくダントツですね!加藤純一さんとAPEX内でマッチングしてからEurieceの人生は大きく変わったと思います。楽しそうにAPEXをやる姿が特徴でいつ見ても笑わせてくれます。このチームのIGLは基本Rknがやっています。(もしかしたらEurieceがオーダーを出している時もあるかも、詳しい人いたら教えてください。)

注目はやはりEuriece。個人の能力だけで言えばNAのトップ10に入るとまで言われており、超滅APEX2でも個人戦で上位ベスト5に残りました。CRカップなど日本の大会にも最近はよく出ています。最近の環境になってからはヴァルばかり使っていますが、パスやオクタンを使った時のキャラコンも見ごたえがありますね。
まだ彼の配信を見たことがない人はNAへの入り口になりやすいのでぜひ見たほうがいいです!日本人の視聴者ばかりなので日本語もokですし、なんならEuriece自身も日本語が多少話せるので実質日本人ですね(笑)。(実際はカナダ住み)
そしてプレデターランキング常連です。毎日のようにランク配信をしていますね。

そしてRamBeau。彼もプレデターランキング上位常連で現在はトップ10付近にいます!以前はknoqdの時に話したBenchWarmersでプロリーグに参加しており、ブラハ使いでした。TORに参加した時にジブ使いになりましたが、その実力を遺憾なく発揮しています。

このTORも苦労しているチームです。ALGSの前半はRkn・Euriece・Hillの3人で参加していました。しかし、あまり勝ち上がれなかったため、お試しでknoqdが一時的にチームに参加し、Hillがその枠から抜けることになりました。ESAで話しましたが、knoqdはラウンド4だけTORとして参加し、そこからはESAに移ることになりました。そしてラウンド5の日はRknも自身の結婚式であったため、間違いなくめでたいのですがチームからすると2人欠けるという困難な状況になりました。そこで助っ人として参加したのがプレデター常連のストリーマーRogueと今も参加しているRamBeauになります。その突発のようなチームでもラウンド5では3位にこぎつけました。まさに起死回生の神回でしたね。(ちなみにHillは現在PremierでIGLをしています。14位でplayoffsに参加を決めました)


このTORもチームの結果だけ見ると中堅チームになりますが、底力は間違いなくあります。日本では大人気チームなのでぜひ彼らの普段の配信も見てみてください!ALGSはEurieceは確実に配信すると思います!




最後に

いかがでしたでしょうか。最初に書きましたが、書いている途中でEUのPlayoffsが始まってしまい書く予定だったEUの選手が書けなくなりました。ごめんなさい…。とはいえ私が一番書きたかったNAの選手やチームのことはお伝えできて少しほっとしています。(EUももちろん伝えたいですけどね!)
この記事でALGSが少しでも多くの人に見てもらえることができたなら幸いです。

また、私自身忙しい日々の中で書いており、添削などがあまりできていません。変な部分や間違っている部分ありましたら教えていただけると助かります。
アジアのALGSは23日の12時(私はもう書いてる当日です…)、NAは現地だと23日夕方あたりですが日本では24日の朝7時に始まります。NAは通学・通勤時間の途中でできれば1戦でもいいので見てください!
大会はアーカイブも残りますが、やはりリアルタイムでの視聴が一番興奮します!


スプリット2が始まりましたらもしかしたら追加の記事やEUについて、需要あればアジアについても書くかもしれないのでよろしければツイッターかnoteのフォローの方お願いいたします!

ではでは、良いAPEXライフをお過ごしください~!

(動画・画像など許可取っておりませんので、問題ありましたら迅速に消させていただきます。リプライ・DMからご連絡ください。)





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