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セーラー服至上主義!?

セーラー服を身に纏ったあの頃の君は無敵だったよって、あなたはいつも言うけれど…

そんな事なかったよ。

あの頃の私は、片想いしていたあなたに話しかける事も、目を合わせる事も出来なかったんだから…

いつ俺の事を好きになったのか教えてよってあなたは言うけれど…

恥ずかしいから内緒にしておきたいの。

ここだけの話。

入学式の時に友達とじゃれてたあなたが私にぶつかってきた時からずっと気になるヒトだったんだよ?

ちょっと怖いヒトかと思ってビクビクしてたとこに、 ドンッてぶつかられたから俯いてあなたと目が合わないようにしていたんだけどね。

「ごめんなぁ。 痛くなかった?」ってあなたは、きちんと目を合わせて謝ってきたの。

あなたはきっと忘れているよね?

あなたは、自分の方が先に好きになったと思っているけど…

先に好きになったのはきっと私の方。

セーラー服の君は、本当に可愛かったってしみじみ言ってるあなたが憎らしいから軽く腕を抓ってみる。

隣にいる私をちゃんと見て?

大人になった私を愛して欲しいの。

セーラー服を身に纏う事はもうないけれど、セーラー服を着ていたあの頃よりも、 ずっとずっとあなたの事大好きなんだからね!

あなたの前だと照れちゃって、無口になったり、 無駄にツンツンしちゃう私だけど…

これからもずっと好きでいてよね?

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