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今日で友達が4人、増えたね!

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語を観る。
両親を亡くした子供たちの冒険譚、これが面白くて、映像やアニメーションが美しくて、素敵だった。

実はこの作品は、たまに会う若い呑み友達に以前、勧められた映画や絵本、寓話の一つ。
マチネー/土曜の昼はキッスで始まる、ワンダーストラック、最近観たグースバンプスと並んで、特別な作品になる。

最近、たまたまだろうけれど、電車で抱っこされた子供や、さっきまで泣きぐずっていた子供が、
ふと僕を見て手を振ることが2回続く。だから僕も手を振りかえす。

ちょっと前、友達の子供と遊んでいる時、
おじさんは友達がここにいる3人しかいないんだよねー、なんて(その場にいた3人の大人をさして、かつその3人向けにちょっとシュールに)、
笑いを誘おうとしたら、小学生の女の子が、
(あたし、彼女のお姉ちゃん、猫2匹の)4人増えたね!と大きなテーブルから身を乗り出して、見つめてくるものだから、どうしたって感動する。

思えば、友達に子供ができてからか、ずっと怖いと思っていた赤ん坊が、いつの間にかかわいいと思えるようになってきた。さすがに、首の座らない赤ん坊を抱っこするのはまだ無理そうだけれど!。

前の仕事で、子供に寓話、それも僕が作った冒険譚を話して聞かせるのをしていたりもして、
絵本の原作を書きたいなぁとぼんやり思って、
中々手をつけれずにいる。
絵本はそれでもちょっとずつ、我が家に増えてきた。
音楽で言えば、チルドレンミュージックもたまに聴く。
例えばyou're my sunshineや twinkle twinkle little starの子守り唄みたいに優しいカバー。

それからふと思う。
記憶にあることや思い出になったことのかわりに、どれだけたくさんのことを忘れていくんだろう、と。
どれだけ、出会い、別れだけじゃなく、それさえも気付かないまま、すれ違ったひとたちがいるんだろう、と。

それでも手を振られたら、ちゃんと笑顔で振り返そう、なんてことを思う。

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