見出し画像

【SKZ@東京ドームレポ】初めて推しを拝んだ日

2023年10月28日(土)

初めてのライブ参戦。
5万人を動員する東京ドームの規模は私の想像を遥かに超えていた。

東京ドーム到着直後、記念すべき一枚目。
ついに今日!というワクワクが止まらなかった。

開演は17時30分。
開始10分前から長蛇の列に並んだ。結構ギリギリ。
スマホのチケット画面を運営のスタッフさんに見せてから荷物チェックを済ませた私は、スーツを着たお兄さんの合図と同時にワクワクしながら踊るように回転扉を通った。

オタ活友達とともに、そのまま指定席のある開かれた扉を抜けて階段を上る。
階段の最上段で顔を上げた時、2階から見渡した東京ドームのあまりのスケールの大きさに思わず変な声が出た。

2階席と知った数日前まで私は自分の運の悪さを呪っていたが、気づけばそんなことは全てどうでもよくなっていた。

ライブはオタクの楽園

赤く浮かび上がるように光ったStray Kidsという力強い大きな文字を真ん中に、スキズらしさが詰まった赤と黒のまぶしいほどに輝いたセット。
それは、もうすぐ彼らが登場することを私たちに知らせているようで期待と緊張で胸がいっぱいになった。

何より、動員数5万という数字の大きさを会場内で実感した瞬間でもあった。
同じ”好き”(=推し)を共有する仲間がいっぺんに集まる場所がライブなのか・・・と会場を見渡しながら妙に納得すると同時にとても嬉しかった。

これまで、スキズの曲を鼻歌で歌うファンを温泉で見かけたり、図書館で誤って新曲(たぶんTHE SOUNDだった)を爆音で流してしまう子を見かけたこともあり、日常の中で彼らの人気ぶりを薄々感じてはいたが、そもそもKポオタク自体私の知り合いには少なく一度に5万という人の数を見た時の衝撃はとても大きかった。

ライブとは、推しとオタクが集まる楽園であることに気づいてしまった記念すべき日である。

推しは偉大だ

ライブは、言うまでもなく最高だった。
会場内で推しと同じ空気を吸い、同じ時間を共有する。推しが与えてくれるパワーは、想像以上に凄まじい。
あれから10日以上経つが、私は未だに夢の中を彷徨っている。

ライブが終わる頃には彼らを箱推ししていた。
「誰が好き?」などという言葉が愚かな質問に感じられるほど8人の彼らは偉大だった。

3時間半にも及ぶライブでは、生歌と生演奏を披露し、一部の曲はJapanese version。
トークはもちろん全て日本語である。
つい数日前までソウルでコンサートをやっていた子たちが前日の夕方に来日し、翌日にはキラキラと輝く姿で東京ドームに立っている。

そんな多忙すぎるスーパーアイドル8人が一生懸命話す日本語を一言も漏らすまいとオタクは必死で耳を傾ける。
何度でも言う。推しは偉大だ。

会場の周りもスキズでいっぱい。
推しを眺めてときめきながら散歩。

キッズたちの魅力を語ろう


まずは、リーダーのバンチャンさん。
世界的人気アイドルグループをまとめ上げ、曲も自らプロデュースしてしまう誰よりも多忙であるはずの彼だが、ライブでは日本語力もナンバー1。彼のリーダーとしての覚悟とスター性に惚れまくった。
加えて、外国でのライブにも関わらず堂々とした振る舞いと立ち回りの上手さ。脱帽です。

日常的にメンバーに対してさらっと怖いことを言うリノさん。
ファンの前でもSっ気が強くそんな彼の煽りが会場を沸かせ、場を盛り上げてくれるが、それと同時に誰よりも甘い言葉を顔色一つ変えずスマートに言えてしまう貴公子。
Limboを歌う姿は普段の様子とは異なり、誰よりも儚い雰囲気がとても印象的だった。

ゴリゴリのラップ担当がいるKポドル好きオタクには欠かせない存在のチャンビンさん。
力強く重厚感のある彼のラップは会場を制する力があった。
同行してくれた友人は実はラップが苦手な人・・・のはずが、ライブ終わりに「誰が1番良かったか」と聞いたら“チャンビン”との答えが。
やはり彼は、絶対的王者。

世界中に自慢したいオールラウンダーハンくん。
どれだけ激しく踊っても誰よりも安定した圧巻の歌唱力。
2階席までしっかり届く彼の歌声に完全にノックアウト。これでメインはラップとか言うんだからもうこっちは降参です。
アイドルのレベルもついにここまで来たか。
しばらく彼が頭から離れなかった。沼すぎる。

喋れば少年、踊ればセクシー。自分の魅せ方を知っているプロ、ヒョンジンくん。
ファンへの甘い言葉が恥ずかしくて照れ笑いする様子はどこにでもいる可愛らしい男の子なのに、いざ踊り出すと何かが憑依し出す表現力の高さはまさにアイドル。
彼が妖艶な姿で登場する度に前列のお姉様方が毎回仰け反ってた。

画面いっぱいに映るフィリックスさん(ピリちゃん)に思わずはっと声が出た。
映像や宣材写真よりも実物の方が遥かに良いと言うことがあり得るのかと思わず頭を抱える。
“美しい”という言葉以上の表現が他にないことがもどかしく、同じ人間とは思えないような天使。
2階席まで振動するほど響き渡る洞窟ボイスはスキズには欠かせないスパイスです。

ワンちゃんとしての使命を全うしたスンミンさん。優しい歌声からは想像もつかない言わされてる感満載の「楽しかったワン!」には大爆笑。
ことあるごとにチャンビンにちょっかいを出し、ゆっくりとした穏やかな声で話す彼はファンを癒す存在だけど、デビュー当初からどんな時も動じず伸びやかな歌声を披露する姿はアイドルの鏡。
かっこよさと癒しを兼ね備えた究極のギャップの持ち主。

そして最後、笑顔を見せれば会場中が「かわいい!」と沸いたマンネ(末っ子)の中のマンネ、アイエンさん。
自分の可愛さをよくわかっている子だと思っていたら、実は男らしく見せたいと願う一面もあると知ってさらに沸いた。
ピアノを弾き、桜の木の下で歌う姿はさすがに可愛すぎて全STAY天に召される。
いつかファンの前でトロットを聴かせてと願うオタクがここにいます(手を挙げる絵文字)

ライトアップされたこの雰囲気を一瞬でも
持ち帰りたくて人混みに流されながらパシャリ。

とにかくお茶目なキッズたち

曲の合間に繰り広げられるトークは、ゴリゴリにカッコいいパフォーマンスからは想像もできないような、彼らならではのわちゃわちゃ感とユニークさが際立った。
以下は印象的だったエピソード。

トーク中に突然「今からSTAYに僕の体重を公開します」と言い出したチャンビン。
わけもわからず彼らを見つめていると、バンチャンが一旦袖に戻り、なんだか年季の入った体重計をステージまで運び、会場に見えるように真上に掲げる。

これだけでも一体私たちは何を見せられているのかとかなり困惑するが、当人は気合いを入れてイヤモニやアクセサリーを外し、とうとうタンクトップ一枚になってしまう始末。

結局、5万人の前で体重をさらすことはせず、数字の表示部分に“だいすき”と書かれた紙が貼られているというオチで終わるが、158と書いた紙を背中に貼られファンの前で体重を公開すると言い張るチャンビンvsざわつくSTAYの図は今思い出してもなかなかシュールで面白い。
ちなみに、私の友人は「こんな展開見たことない」とお腹をくの字にして笑っていた。

テレビでは完璧なアイドルたちがこうしてあまりにもお茶目で少年らしい姿を見せてくれてオタクはむしろ感謝しかない。
普段からメンバー同士でこんなコントを繰り広げているのか...!とオタクの妄想が膨らむような姿を全員で見せてくれて「ご馳走様です!」と伝えたい。

推し活は続く

公演終了後、再び長い行列を待ち会場を後にすると、行きと同じ回転扉が目の前に。
東京ドーム歴10年近い友人曰く「これが最後のアトラクション」。
どういう原理なのかビュンビュン吹く風に押されるように回転扉を通るのが東京ドーム最後のお楽しみらしい。
残念ながら私が通った扉は風が弱かったが、遊び心に溢れた友人のおかげでウ・ヨンウになりきって(わかる人にはわかる by韓ドラオタク)回転扉を通り、終演後も楽しく過ごすことができた。
帰りは韓国料理店に寄り、ヤンニョムチキンやポッサムなどを食べながら遅くまでライブの感想を語り合った。

推し活、万歳である。

推し活のために私は生きていると実感した日

あの夢のようなライブから随分経つが、今も彼らが私の頭の中で歌って踊っている。
キッズたちのことを想像するだけで毎日のストレスフルな仕事もなんとか乗り切れちゃうのだから推しのパワーはすごい。

最後に!!
初めての現場推し活。
初めての東京ドーム。
わからないことだらけだったけど無事推しに会いに行けてを拝むことができて本当に幸せでした!
まさか大好きなSLUMPWOLFGANGを聴くことになるとは...(一番の思い出)大感激です。
おかげでさらにスキズ沼にドボンっ。

同行してくれた友人と、キッズたちに感謝を込めて。

これからも私の推し活は続いていきますよ〜。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?