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物書きの欲

 物書きを孤独に続けてきました。大学時代には文芸同人を仲間とやったりだとか、賞に応募したりだとか、さまざま活動してはきたものの、働いてからそれが一切の自慢にも埃ほどの価値もないものだと一蹴される心地がしました。
 今日まで孤独に書いてきました。そろそろ仕事に余裕もできたし、書き貯めてきたものの欠片をちょとだけネットの大洋へと流してみてもいいかと思い始めてみました。
 まるでメッセージボトルに詰めた手紙を流すように、誰に届くかも分からないし、もしや藻屑と消えるかもしれないけれど、一縷の望みに自己満足に、誰かの心に届きませ。

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