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何事もない空ばかり書き連らねけふも一条雲が綺麗だ 縁があればまた珈琲でも飲みませう丁度あ…
秋の暮、冬のけはひを感ずる夜半に亡き人を偲びて詠める歌三首 吾が恋ふる峰も黄葉と照れ染ま…
白浪のやうに浮き立つ五月雲 児らの聲立つ夏や近づく 恋ふる人夢なら覚めね月影に 風と雲ゆけ…
万朶の芽いつ春来るとたづねては 耳朶に雪消の風や吹き抜く 別れ告ぐ花束さへも生花なり 時は…