いっしょに寝よう
寝室にダブルベッドがあるにも関わらず、
ハンモックを購入してからというもの
わたしの生活の睡眠という大切な時間の大半を
そこで過ごしている。
飼っている愛猫は、
最初こそゆらゆら揺れる布切れを嫌がっていたが
最近、自ら飛び込んで一緒に眠るようになった。
わたしの顔に、小さな自身の顔を近づけたり
足元でうずくまって寝たり。
仰向けでこのように記事を書いている間も
腕の間をすり抜けて、画面を遮り、邪魔をする。
時折、ぐるぐると鳴る喉と
身体にふみこんでくる小さな圧力が愛おしい。
ポップコーンとか、ホットケーキの匂いがする。
今日はとても寂しい日だった。
寂しいのを分かってくれているのか、
ずっと寄り添ってくれる。
首元にすがりついて離れない。
頬を、ざらざらの舌で舐め回される。
ありがとう、愛おしいよ
今日はずっとこのままいっしょに寝よう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?