瀬場拓郎のARK探検隊:18
前回はカルノタウルスを捕まえたんだっけね。
北へ(再)
北の拠点建設予定地を視察しに、ヴァシリの運転するいかだで捕獲したプテラノドンごと北へ向かう。病気はヴァシリが薬を作ったので、それで治した。
「どれぐらいかかるのー?」
「30分くらいだね」
「30分!」
アニメ一話分の長さである。
人の車に乗ってる感が凄い。
「お客さんどこ行くの?」
「ちょっと北まで」
「北は危ないよー」
「この島はどこも危ないよ」
「あっ! 他のプレイヤーがアルファティラノとアルファラプトルに襲われてる。絶望的だな」
「え? どこ?」
「ほら、あそこ」
「あ、ほんとだ」
「あいつ死………あ、まだ生きてる」
現場に到着したが、そこには既にほかのプレイヤーの拠点があった。しかも破壊された形跡がある。
ここは高台だし、陸路も一本道だから守りやすいというのが拠点建設に際してオススメの理由らしい。
ここに拠点を建てるとなると、こいつを一掃する必要があるわけだ。
遠くにもなんかある。おお……すげー。
というわけでなんか俺は眠かったので、その日はログアウトして寝たのである。
で、翌日ログインしてみると
なんか知らん恐竜がおる。
ベッドのファストトラベルを見てみると、昨日の拠点にベッドがある。
ヴァシリが一晩でやってくれました。拠点を一掃して、一晩でここを作り上げたのです!
俺もどっかに別荘建てよう。
なんかある。
やめろ!
無闇に喧嘩を売るんじゃない。
うちのカルノのおやつになるだけだぞ。
うーん、どこに拠点作ろう。ここのタレットもうなだれてんな。
ここら辺でいっか。遠くで引っかかったのか何なのかわからんが、動けないティラノがいる。何かのオブジェみたいだ。
とりあえずこんなもんでいいでしょ。
ペット小屋を作って色々やってたらダエオドンが来た。
ヒエノドン(犬)の群れまで! もういや!
カルノに乗ったらこっちのもんよ。もうこいつら全員食っちまえ。
カルノにとっちゃお前らなんてフードコートのファーストフードだ!
マンモスを狩って毛皮を採るのだ!
ボロボロになっちゃった………。
そんな目で見るんじゃない。
カルノの怪我が治るのを待っていたらなんかダイアウルフに襲撃された。
ちょっ、やめないか。
おいおいおい死んじゃったじゃないか。カルノも殺された。
なにこれ。強さ的には
ティラノサウルス < オオカミの群れ
ってことなの?
「オオカミは群れボーナスがあるからねぇ」と、ヴァシリが言う。
またもカルノは短命であった(俺たちの捕獲してきた動物全般に言えることである)。
ニューフェニックス
気を取り直して新しいアルゲンタヴィスでも捕まえよう。
適当にペット小屋に閉じ込めたらえ? こいつレベル145? スゲーじゃん!
レ、レベル210! 問答無用だ。こいつはリバーフェニックスと名付けた。必然的にもう一羽のアルゲンはホワキンフェニックスとなる。
さっそくヴァシリに見せに行こう。
ヴァシリ。毛皮を着たらドワーフ感がすごい。
新しいアルゲンを見たヴァシリは「おお~いいね。高性能だ」とにっこりだ。
2番目の拠点を強化していると、カルノタウルスの来襲に遭う。お前も俺のペットになれ! 何? 俺たちに飼われた恐竜はみんなすぐ死ぬ? うるせえ! 今すぐ殺されてぇか!
しかし今回は眠った場所が悪かった。水の中である。これはもう息が出来ないねぇ。
せっかくなので読者のみなさんに、生命の不思議を見てもらおう。
何もしないのに傷が増えていく。血糊でダメージを表現しているので、窒息しても血糊が増えていくのである。
さて、鉱石でもとろうかと思ったらティラノサウルスを見つける。どうやら他のプレイヤーが捕獲して、放置しているようだ。ぶっ殺してやる!
へっ! 外へ放っておくからこうなるんだ。
するとなんかグリフィンとプテラノドンに乗った集団がバサバサーっと拠点に来襲してきた!
怖い怖い怖い!
続く………。
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