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いつの間にか トイレトレーニングが終わっていた

3歳の長女の、トイレトレーニングに苦戦した記憶がない。
それこそ、ほとんど失敗なく
いつの間にかオムツがはずれた。

完全にはずれたのは3歳すぎで
かなりゆっくりだ。

次女が産まれてから、進んでいたトイトレも中断し、ふりだしに戻ったが
別にいいや〜と全く気にしなかった。

はじめてオムツのスーパービッグを見たとき
大きいな、、、と衝撃を受けたのに
3歳をこえてから
気づけばスーパービッグのヘビーユーザーと化していた。

*****

そんなある日のこと
ついに長女の口から

「おともだち、みんな、保育園でお姉ちゃんの(布の)パンツはいてるよー
長女ちゃんも、はきたい!」

脱オムツ宣言が出た。

よしよし。

一気にたたみかけてやろう。

わたしは即座にトイレの壁をかわいくかざりつけ、思わず入りたくなるような空間にし
トイトレ用のシールセットを壁にはりつけた。

シールセットは、
パンツ、おしっこマーク、うんちマークがある。
トイレができたら1、2、3…と順番に貼っていけて、20のゴールにくまちゃんがいる。

便座に座れたらパンツシール、
トイレができたらおしっこ、うんちシールを貼ろうね〜と娘と約束する。

にこにこの娘。
はりきっている。
いいペースでどんどんシールを貼っていった。

最後の20番まできた。

「これが貼れたら、可愛いくまちゃんに
チャンピョンベルトを貼れるね!」
むすめは張り切っている。
おしっこシールも最後の1枚だ。

ごきげんで、トイレに入る。

おしっこが無事に出て、手を洗ったあと、
おしっこシールに手をのばした。

が、無惨にも床に落ちた。
床から最後のおしっこシールが
私たちを見上げている。

長女はふりかえり、
困った顔でわたしを見た。

ウソやごまかしはいけないよ、と 
つね日ごろから教えている。

ウソやごまかしはいけないことだ。

わたしは、にっこり笑って答えた。

「うんちさんシールをはろう。」

何かを悟ったようにうなづいた。

そして神妙な顔つきで、
くまちゃんにチャンピオンベルトを貼った。

*****

なんだかんだ、
長女のトイトレは無事に修了した。

こんな感じで、
ゆるゆると日々は過ぎていき
すくすくと大きくなるこどもたちと
ともに(何とか)笑って生きている。




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