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大手・・・。パート2 #84

毎度!スペシャリゼーションって差別化・特殊化っていうことやねんの続きやで。
「うちは商品を差別化すんねん」
「うちは良い人材をいれて営業を特殊化すんねん」
って、そう言うことやないねんで。

技術革新がまだ普及してへんかった時代やったら商品で差別化もあってんな。そやけど、今は「うちは○○が差別化した商品」って言うた途端に、次の日から他の工場で製造が始まって、他の店で販売されんねん。そやから商品が差別化って言えないんやで。

人材かて同じやで。「うちのA君は優秀で」って言うた途端に他の会社が「Aさん、いま給料いくらでっか?1000万円?うちは2000万出しまっせ」これで一発やんか。そうやなくともA君が優秀やったら、すぐに独立したりするやん。「良い人材」は、みんなの会社には居てへんねん。来ないもんやと思ってや。

差別化って、ずばり「自社の職務を独力で完遂する作業の仕組み」やねん。
この仕組みを作って良い人材を育ててんねん。仮にその良い人材が、この仕組みから育って引き抜かれても、独立されても問題はないねん。新たに人材が育つ仕組みがあるから安心やねんで。

最初に「良い人材」があったら、売上が伸びて、利益が上がり、会社が大きくなるって思ってたら、それは実現不可能な話やで。

手順が違うねん。この仕組みを、まずトップが時間をかけて作って、空白のマーケットで初期利益を出すねん。それから高い金を払って良い人材を集めて、さらに大きい売上と利益を上げんねんで。

それで、みんなの大好きな「付加価値・商品開発・人材育成」に取り組んだらええねん。この仕組み作りに、あの「精神力」を使うんねんで。仕組み作りって大変なんやで。

次回は、違う話やで。
良かったら友達になって帰ってや。
ほなねー。


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