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2022年を振り返って

めちゃくちゃ久しぶりに文章を書いている。
最近、文章を書くことを避けていたと思う。
いや、書けなかった。自分の感情を言語化する余裕がなかった。感情を言語化するためには、感情が湧いてきた意味を考えて、それを噛み締めて、それに当てはまる言葉を選ぶプロセスが必要なんだけど、感情が湧いてきた意味を考えるところから、もう放棄していた。
だって、傷つきたくなかったから。
自分の中で「無印良品みたいな心で生きる」が密かな合言葉だった。
シンプルにかつ合理的に。そして、柔軟に楽しむ心。
ドラマティックに生きるにはちょっと勇気がいって傷付きやすい年だったかもしれない。

2022年は怒涛の年だった。
よーし!そろそろ勢いに乗るぞ〜って思ってたら気付いたらもう2022年が終わる。
無印良品の心で2022年を振り返ろうと思う。


・2022年にやりたいことについて

ちょっと高い憧れのネックレスを買う、新しい人に会う、博多にラーメンを食べに行く、ディズニーランドに行くは達成した。
楽しいことは全部達成した!笑
ダイエットはそんなに捗らなかったけど、別にプラスにもなってないからセーフで、腹筋は来年の自分に期待する。
明るい声は、別に無理することないんじゃないかと思ったし、だし巻き玉子と車の運転は来年引き続き頑張りたい。
こまめに日記も、多分書けないけど、最近好きになった、漫画家・エッセイストの増田ミリさんみたいな心のアンテナがあるのなら、こまめに日記を書いてみたかったと思った。

・仕事について

4月から異動で勤務地も仕事内容も本当にガラリと変わった。覚えることが盛りだくさんすぎたし、異動初日から分からないことを誰に聞いたら良いのかも分からない状態で、自分も全く知らないことを当事者に案内するという窓口案内と電話対応を任されて、おまけに定時から3時間以上も残業をして、寒いし、異動初日の帰り道はちょっと泣きながら帰った。
次の日は土曜日だったけど、知恵熱が出てるみたいで微熱が出て頭がぼーっとしていた。
次の月曜日までに頭の整理と最低限の知識の習得と覚悟を決めなきゃいけない。
土曜日に遊ぶ約束をしていた友人に会った瞬間、変な安心感でまた泣いた。
そうやって泣いてばかりの春だったけど、いつの間にか環境にも仕事にも慣れていて、こういうことを繰り返して定年まで働くんだな〜って妙に納得した。

・習い事について

二胡は習い始めて気付いたら4年目に突入していた。相変わらずテクニックはまだまだ使えないし、音も完全にハマるわけではないけど、ようやく少しずつ動画に撮って誰かに聞いてもらえるようになった。成長!
動画に撮って客観的に自分の演奏を聴くと、演奏しながら聴いてる音と全然違うからすごく勉強になる。来年はもっと頻繁に動画を撮って、たまにSNSにアップしたいなって思う。

中国茶は習い始めて2年目で、初級から中級にレベルアップした。中級は、自分でテーマを決めて、それに沿ったお茶と茶席のレイアウトを考えなきゃいけない。
自分の配色とか小物使いとか、茶器を選ぶ美的センスが全然無いなって気付いたけど、毎回のレッスンのたびにインテリアコーディネーターの資格をもつ先生からの手直しで、センスの勉強までさせてもらっている。
来年もしっかり勉強しよう!

・いつもなら選ばない方を選んでみる

人生で初めて片想いの人に告白をした。
恋愛の脈なんて全然無かったけど、自分が後悔をしないために、告白をすることを選んだ。
今までだったら、告白のチャンスも作れることなく、ウジウジ悩んで勝手に諦めて、後から「本当は好きだったな〜言えばよかった」ってめちゃくちゃ後悔して感傷的な気持ちになるのがお決まりのパターンだったけど、今回はちゃんと伝えることをしてみた。
職場の人だったし、よく飲みにいく仲良しグループみたいなのがあったから、関係性が崩れるかもしれないっていう怖さがすごくあったけど、それでも相手を信じる気持ちと後悔したくない気持ちの方が強かった。
でも、いざ自分の気持ちを伝えることってすごく怖くて、普段割と聞きにくいことも何でも聞けるタイプだし、何か相手に悪いことをしてそれを告白するわけでもなくて、ただ「好き」っていう好意的な気持ちを伝えるだけなのに、どうしてそれがすごく怖いと思うのかちょっと不思議だった。
本当は酒の力を借りずに言いたくて、サシ飲みの飲み会が始まった瞬間に切り出す予定だったのに、そんなこととても言えなくて結局3時間も飲んで、その間全くお酒にも酔えずに食事も喉を通らなかった。
そしてようやく決心して、きちんと自分の口から「ずっと好きだった」って言えたけど、ちゃんと目を見て言ったはずなのに、言い切ったその瞬間からその後全く目が合わなかった。
何度もありがとうと言ってくれて、でもそんなことをちゃんと言われたのが初めてだったから、どうしていいか分からないって戸惑ってる姿を眺めていた。
ちゃんと自分の気持ちを伝えられることができる勇気を褒めてくれたから、「好きな人に気持ちを伝えられなかったことってありますか?」って聞いてみたら「何度もあるよ。もう脈無しだなって思ったら勝手に終着点を決めて、伝えられなかったこと何度もある。」って返ってきた。
今までのわたしもそうだったなって思って「わたしも何度もあります。今、わたしも初めて告白をしました。絶対後悔したくなかったから。」って伝えるのがもう精一杯だった。
ここがわたしのこの恋愛感情の終着点だなって思った。

帰り道に電車が来るまで一緒にいてくれて、「今日はありがとうございました」って別れた後に、あ〜これが告白かってやけに冷静に思って、かつて自分に告白をしてくれた人の勇気と有り難みがよく分かって、でもこれで後悔をしなくて良いんだって自分を褒めてあげたかった。

現実は何も変わらないし、彼との関係性も今までと何も変わらなかったけど、わたしは一歩先に進めた気がする。
これで、自分の気持ちを素直に伝えるってことが怖くなくなった。
もし、今回気持ちを伝えて、それを邪険に扱われたり嫌に揶揄われたりしていたら、この先きっと自分の気持ちを伝えることなんて出来なくなってしまったんだろうけど、気持ちを伝えた彼がすごく真摯に受け止めてくれて「言葉にしてくれてありがとう」という言葉を返してくれたから、
わたしはそれだけで良かったと思った。

2022年、環境も考え方も大きく変わった年だったと思う。
成長するときの「テレレ〜」っていうレベルアップ音が聞こえた気分になった瞬間も何度かあだた。
それでも、そうやって歳を重ねていくんだなってどこか他人事みたいに感じていたところもあった。

2023年もきっと色々なことが変わって、私の近くから去っていく人もいて新たに出会う人もいるんだろうけど、きっとわたしは気付かないうちに成長を重ねていくんだと思う。
でも、もうちょっと明るく気楽に楽しむぞ〜〜!!

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