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深夜に書く手紙 #手書きnoteを書こう
昔は何かを書く時の相棒は、ノートとお気に入りのシャープペンシルだった。
指にはたくさんペンだこが出来て、脳に浮かんだ言葉を取りこぼさないように走り書きで小刻みに動かす手首はいつも疲れて痺れていた。
でも、いつのまにか書く時の相棒はスマートフォンになっていた。今、わたしのスマートフォンのメモ帳には720件のメモが残されている。
それらは全部今までノートに書いていたはずの文章たちだ。
#手書きnoteを書いてみようという企画に参加するために久しぶりに便箋とペンを用意して机の前に座った 。
最初はスマホの画面で文章を考えてから、紙に移そうと思っていたけど、それじゃあ違うんだ。
わたしが大切にしてきた「書くということ」は、書き始めるとスルスルと溢れ出る言葉を零さずに拾うという行為だ。
もはやそれは、自分の手で書きながら浮かんだ言葉じゃないと、書いたことにならない。
今回の手書きnoteで自分にいくつかのルールを課した。
・書き終えるまで読み返さない。
・ありのままで、飾ろうとしない。
・素直になること。とにかく浮かんだ思いを全部
丁寧に書き留めること
・感情は文字に表れる
感情とその生き方は文字に表れるのだ。
激しい感情の時はトゲトゲした文字になるし、優しさで溢れる感情の時は丸っこい文字になる。
誰かに憧れる時はその憧れの人と似たような文字になる。
文字に表れる感情こそが、感情と感情の隙間をつく「名前のない感情」なのだと思う。
だから、今回わたしは決して読み返さずに、書きたいままにずっと心の片隅にある思いを文字にした。
独り言のようなつまらない文章だ。
想いが走るとともに文字も走った。
でも、それが手書きnoteの醍醐味なんじゃないかと思う。
#手書きnoteを書こうという企画を生み出してくれただいすーけさん 。本当にありがとう。
手で書くことの魅力に、また改めて取り憑かれました。
手紙だと情けないことだって書ける。
何気ない日に書く誰かに宛てた言葉こそ心の声が漏れいづる。
読み返したら決して渡したくなくなる手紙にこそ素直な心の声がある。
消せない言葉に素直さが映る。
深夜に手紙は書くなと言われたことがある。
どうしても感情的になってしまうから。
夜書いた手紙は朝に読み返してから封筒に入れなさいと教えられた。
そんなことをしたら、わたしはその手紙ごとゴミ箱に捨ててしまう。
朝のわたしは素直じゃない。
だから、深夜0時。これは夜の感情だなって思いながら、大切な人に手紙を書いた。
そして決して読み返さずに今ここに載せている。
あぁ、それこそが手で書く手紙の醍醐味だなと思いながら。
最近は、友達への誕生日のメッセージはすっかりとLINEのメッセージになってしまった。
でもたまにプレゼントと共にくれる手書きのメッセージカードがたまらなく嬉しいんだ。
今年の大切な人たちの誕生日には、こだわって選んだカードに手書きのメッセージを書いて贈ろうかな。
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