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JPIセミナー@フィンランドのMaaS 先進事例と……

JPI(日本計画研究所)のMaaS セミナーに参加してきました!
https://www.jpi.co.jp/seminar/14757

「フィンランドのMaaS 先進事例と将来の課題も見据えたモビリティサービス設計・導入・運営の道筋」
というお題にて、フィンランド大使館の方からお話をいただきました。

タイトル、長いわ(ノ-_-)ノ~┻┻

フィンランドにおけるMaaS

フィンランドは、MaaS(Mobility as a Service) の先進国です。
「Whim」「Kyyti」などのサービスが代表的なものとなります。

「Whim」(by MaaS Global)
 ・都市型MaaS
 ・複数交通機関を組み合わせた、検索、決済のサービス
 ・Seamless travel chains from door to door
「Kyyti」
 ・地方型MaaS
 ・オンデマンドのライドシェアリングサービス
 ・Daily travel made easy

フィンランドにおいてMaaS が広がる土壌

・人口は550万人、Whim の対象地域である首都ヘルシンキは65万人

スマホ普及率が非常に高い(フィンランドの企業にノキアがある)
アーリーアダプター気質
・MaaS 以前に、オープンデータを目指す行政指導あり

自動車メーカがないため、自動車産業のしがらみがない
・交通事業者が少ない

フィンランドにおける社会課題

・移動手段における自動車利用の割合が8割近くを占めており、
 渋滞や排気ガスが社会問題となっている
  ⇒ 既存のインフラの活用により、解決を目指す
  ⇒ 物理的な統合ではなく、仮想的な統合により、解決を目指す
    ⇒ デジタルプラットフォームが必要

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フィンランドにおけるMaaS の特徴

・社会問題を解決するためのMaaS
・公共事業としてでもなく、社会実験としてでもなく、ビジネスとして実施
・民間企業にて主導
・MaaS Operator として異業種をまとめる強いリーダーシップを、
 スタートアップ企業が担う

スタートアップ・エコシステム(ノキアの支援が大きい)
 ・フィンランドの企業の99% は小さい
 ・そのため、本業以外のものはアウトソースする
フィンランドにおけるスタートアップの定義
 ・デジタル系の企業であること
 ・オープンイノベーションを活用して、アジャイルな開発ができること
 ・データを新しい資源として活用できること

MaaS Operator models

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フィンランド大使館に対するMaaS の問合せについて

・2018年は、交通事業者や自動車会社からが多かった
・2019年になり、地方自治体や不動産、総合商社などからも増加
「街づくり」としてのMaaS

旅行者としてwhim を利用して

・トラベル計画に便利
・チケット購入が簡単
  電車やバスは改札がない(乗車中にたまに検札)
  80分の有効期間のチケットを購入する
  中心部以外は、券売機がない/少ない、現金が使えない

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