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喫茶巡りで気づいた、居心地が良い空間には無い物。

何度変えてもしっくりこないインテリア。
模様替えはもう最後にしたい。
そう思って喫茶店巡りをしながら自分の好みのインテリア探しを始めた。私が居心地が良いと思う空間の共通点に気づいたのでまとめてみた。

プラスチック製品を見かけない。

居心地が良くて何度もリピートする喫茶店、カフェの店内は木、金属、ガラス、土を感じられる素材を使った家具や雑貨に囲まれている。
自分の家に比べてプラスチック製品が圧倒的に少なく、唯一見つけたのは消毒用スプレーボトルと手洗い場のハンドソープボトルだけ。

プラスチックの収納箱をいくつも買って物を隠し、同じ大きさの箱で統一感を出してもしっくりこなかった理由が分かった。
このことに気づいてから、我が家も理由なきプラスチックは少しずつ手放している。

天然素材はプラスチック製品のような気軽さが無く、重かったり高価だったりする。でも使えば使うほどに味が出て、飽きにくい天然素材の良さに気づいてしまった。

手放したプラスチック製品(一部)

真っ白が多い空間は落ち着かない。

私が落ち着かない喫茶店の店内は明るい色で構成されていて、真っ白、アイボリー、ベージュなどでキラキラしている。
照明も明るく感じる。明るいカラーで構成された部屋は光の反射でより眩しく感じるのだと思う。

逆に落ち着く喫茶店はブラウン、ネイビー、黒などの色をバランスよく取り入れている。黒は自然の中だと影のイメージだろうか。例えば人気のスターバックスは黒をところどころに取り入れている。
さらに私の好みの喫茶店は、店内に使われているカラーがより自然色に近い。きっと店内装飾品などを森の中に持っていっても違和感を感じないだろう。

明るいコンビニの中でまったり読書はイメージできないように、寛ぎには照明と空間のカラー構成比(暗い色と明るい色のバランス)は大事なようだ。
たとえば壁は全て白ではなく、白は圧迫感を緩和したいところだけに使い、くつろぎスペースには落ち着いた色を用いるのが良いのかなと思う。(我が家の壁は全て白。今は賃貸なので壁の色は変えられないけれども。)

お気に入りのカフェ。火を眺めていると落ち着く。

人間も動物の1種。

人間は1万年前から大して変わっていないそうなので本能的に自然を求めていて、それが天然素材に心地よさを感じたり、木陰のような暗さがほっとする理由なのではないかと思う。

心地よさやストレス低減を求めていたら、昔の生活を取り入れようとする自分がいる。自然や四季を意識するようになってから、気持ちが満たされることが以前よりも増えたと思う。なんだか時代を逆行しはじめている。

現代の便利さに感謝しつつも、心身健やかであるためには、生きるための多少の不便は必要な気がしている。

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