14「詩」苦しい
苦しいのです
ご飯もちゃんと食べられます
お風呂に入って清潔な衣服に着替えれることもできます
仕事をして細々と生活もできます
それなのになんだろう
この苦しみは
いろんな人間がいて
いろんな秤や正しさがあって
正しいことは間違いになる
言い現せない矛盾がどんどん溜まっていく
表面だけの批判が身体に刺さって身動きできない
ほんとうの私は別の世界にいるのだ
遠くで見ている別の私が
ここにいる私の輪郭をぼやかしていく
こんな時は
立ち止まって裸足の足で土を踏んでみる
土を育んだ樹々の葉っぱの温もりが伝わる
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