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アガペー♡アガベ〜わたしなりのテキーラ雑学〜

前回のお話で、仕事でいっぱいいっぱいだったときの思い出話とテキーラについて書いてみました!今日はまた違う話⭐︎

https://note.com/moomin29/n/n5739bb861959

いままで自分にとってテキーラは屈託とした日常から解き放たれるための着火剤代わりに飲んでました。

ある夜、あまりしない夜更かしをして、テレビを見ていると、気になるテーマが…
その番組は、「クレイジージャーニー」。いまはもう終わっちゃったけど、世界で活躍、思いのままに羽ばたいてる日本人を特集する番組です。
この手の番組好きです。いまだと激レアさんとか、マツコの知らない世界とか。

そして、今回のテーマは、言葉もわからないまま、単身メキシコに渡り、アジア人初のテキーラ職人(テキレロ)となった日本人というテーマでした。
そして、この番組を見て今までのテキーラに対する概念が変わりました。
以下、心に残ったポイントを中心に語っていきたいと思います!

✔︎そもそもテキーラの原材料とは
アガベという、アロエに似た多肉植物。これを丸ごと使うわけではなく、葉を切り落として、葉の茎にあたる丸くて大きい部分になります。
そして収穫期に至るまで6〜7年の歳月がかかるんですって!
これはワインのブドウだったりと違うところ。
この間、アガベも病気になるし、盗難にあうこともあるので、そういう意味で、原材料だけでも手間暇かかる飲み物だってことがわかります。
刈り取った丸い茎は、すごい重いらしいんだけど屈強なひとが持ち上げて蒸留所まで運びます。
蒸留所では、アガベを半分に切って、レンガの釜で数日間加熱します。
そのあと搾汁させ、それを発酵、そして最低でも2回は蒸留させる。
この時点で、とれる無色透明なものをブランコという。
蒸留のあと、テキーラは樽熟成されることもあるらしい。
この熟成の期間で、種類が分かれます、長さが短い順で、レポサド→アニェホ→エキストラアニェホ。
エキストラアニェホは樽で3年の熟成が必要らしいんだけど、3年熟成すると、樽の中身は22%は減っちゃうんだって。ちなみにウィスキーは3年で3%。

✔︎番組を見て気になったポイント
以上のようにテキーラ作りは、本当に手間暇がかかるんだなーと思ったのですが、
番組中、心に残った話が、この一連の流れ、アガベを育てる人(アガベロ)、アガベを収穫する人(ヒマドール)、それを運ぶ人、ていうのは、職人としてもう決まっていて、それぞれ身近な親族で構成されてるんだって。
例えばヒマドール一族は、お父さんも子供もずっとアガベを収穫するて決まってて。
それで、機械の進化で、本当はもっと効率的ににアガベの収穫はできるはずなのに、それをしちゃうと、ヒマドール一族の仕事を奪うことになってしまうから、メキシコ人は決して機械をいれないそうです。
なんというか、ここにメキシコ人の温かさというか、優しさを感じました。
非効率なのはそりゃあそうなんだけど、、考え方てお国によってこんなにも違うものなんだと改めて。そしてこれだけ排他的な国で、テキーラ作りをしている、日本人の職人さんは本当にすごいなぁ…と!!

そしてもう一つ気になったのが、50度を越えるテキーラを飲んだ出演者が、みんな口を揃えて「テキーラのこと誤解してた」「アルコール度数の割に、すっと飲めて美味しい」と。

✔︎番組で取り上げられた、テキーラ絶対飲みたい

出演者の反応を見て、すぐさま、日本で飲めないかと調べる… ネットで調べて出てきた六本木にある「アガベ」というBAR。即座に訪問!
まずいただきましたのは、番組で取り上げられていた、カスカウィン蒸留所のブランコ。
一口飲んで、やはり今まで飲んでいたテキーラと全く違う!あまりに美味しくて飲みやすくて、しっぽり飲んでたつもりがあっという間になくなってしまいました…
その後は、カクテルでいただいたり、アニェホをいただいたり…
わたしの飲みっぷりに一緒に行った友達も引いておりました…お値段もそこそこだったので、「ここは全部私が払うのでもう一杯飲ませてくれ」と懇願してもう一杯!
今まで飲んでたテキーラと違いすぎて…
着火剤代わりに飲むテキーラと、ロックでゆっくり味わいながら飲むテキーラ…
どちらも美味しくて、また飲みたいなぁ〜


ここで飲むしあわせ

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