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303【卒業式にふさわしい服装は?】

小学校の卒業式が、異例の中ではありますが、無事終わりました。この時期になると「服装はどうしたらいいの?」という質問をされます。「これから通う中学校の制服でいいのでは?」「いやいや門出だからスーツや振袖で」「振袖にするか、袴にするか」と悩まれる方も多いそうです。卒業式にふさわしい礼服とは、どんなものなのでしょうか?

 卒業式は、そもそも学校を卒業できたことのお祝いとお世話になった先生方や保護者の方へ感謝の気持ちを伝えるための式ですから、心から礼を尽くした服装であれば、何を選んでもマナー違反にはなりません。式は何度もあるわけではありませんから、自分が好きな服装を選ぶとよいと思います。それぞれの服装についてポイントを紹介します。

 まず袴です。袴は明治時代から大正時代にかけて、学校で女性の先生が着ていたものです。以降、昭和の頭ごろまで女学生の制服として着用されていたため、卒業式といえば、袴というイメージが定着したものと思われます。袴は、着物に合わせるので、上下のコーディネートが楽しめるなどの良さがあります。

 振袖は、未婚の女性の礼服となり、最も格式の高い場で着るものになります。古くは長い袖を振る仕草が「魔を祓う」「厄除け」になると思われていたため、こどもが病気や厄に憑りつかれないようにという願いを込めて、振袖を着せていたと言われています。新学期を迎えるにあたって、成長を自覚し、自立することを祝い励ますことにもつながります。

 制服を着る子も、これから通う中学校の制服ではなく、かわいい制服や学ランを着る子も多いです。特別な一生の記念である卒業式ですから、お気に入りの一着を選んでもいいのかなと思います。家庭のお財布と相談しながら、自分に合った礼服を選んでほしいです。そして、自分の魅力が最大限引き出せる一着を選び、節目である卒業式を自信を持って迎えて頂ければと思います。


卒業式の歌―これまで私が経験した卒業式の歌を紹介します―
・合唱曲「旅立ちの日に」作詞:小嶋登 作曲:坂本浩美
・「ふるさと」作詞:小山薫堂 作曲:youth case
・「3月9日」作詞:藤巻亮太 作曲:藤巻亮太
・「YELL」作詞:水野良樹 作曲:水野良樹
・「手紙~拝啓 十五の君へ~」作詞:アンジェラ・アキ 作曲:アンジェラ・アキ
・「栄光の架橋」作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁

卒業式に贈るおすすめの花
・カーネーション 花言葉「尊敬」※赤い色にしましょう。
・カスミソウ 花言葉「感謝」
・ガーベラ 花言葉「希望・前進」
・マーガレット 花言葉「信頼」
・フリージア 花言葉「純潔」

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