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【札幌演劇シーズン2017夏を観劇して】

2017年7月22日から8月23日までの一か月間。札幌の街が演劇で活力に溢れる。

〇 もえぎ色「Princess Fighter」

〇 イレブンナイン「あっちこっち佐藤さん」

5つのうち、2つ観劇した。最後までワクワクだった。いっぱい盛りだくさんなのに、ひとつひとつがステキで魔法にかかったような電撃が走った。パフォーマンスの高さに感激でした。

たくさん笑った。

たくさん考えた。

たくさん元気もらえた。

演劇って、たくさんの力がある。エネルギーが溢れてる。演者と観劇者が一体となって、一度しかない時間をつくっていく。ひとりひとりの演者の中に、自分が投影されていく。みんなとっても深く深く台本を理解しているのに、見せている部分はとても浅い。だから、悩まされない。一度しか見ていなければ誤解する人も出てくるかもしれにけれど、演者ひとりひとりがとってもかっこよくて、負のオーラが出ていないのだ。

人生はきっと楽しい。

そんな希望を見せてくれる。演劇っておもしろいなぁ~って思う。

私と演劇を振り返ると、小さい頃から、ずーーと脇役。

高校で、バスケ部に入った初日。練習を見てもいないのに、、、バスケの顧問に

「ムックくんは、演劇部に入ったらいいんじゃないか?」

勧誘される。

結局、バス通学などで時間が合わず、一週間で帰宅部になる。

それから、【演劇】が気になって、いろいろ調べるものの、

部員が女子しかいなかったので、人見知り過ぎて、入り口にすら見に行けなかった。

「演劇は女子がやるもんだ。」

という間違った思い込み。

社会人になってから、学習発表会のためくらいに、

劇団四季や歌舞伎を見るようになった。

その後も、高校生のときに、気になっていた子に、

「ムックくんは、歌舞伎顔だよね」

というのがトラウマになる。ww

演劇って、よっぽどの出会いがなかったら、そんな身近なものにならないと思う。

こんだけメッセージ送られてるのに、30年以上、観劇から遠ざけてた。

そんな私の演劇へのきっかけになったのが、

2017年3月に観た 剣崎薫企画特別公演『亀、もしくは…。』~男亀と女亀~

エネルギーが波のように伝わってきて、身体の震えが止まらなかった。演劇だけでなく、歌やMC、DJ、モデル、タレントなどいろんな分野で活躍している方。

演劇×〇〇

いろんな分野を経験することで、一つのことに集中してしまうことで起きるストレスやケガをやわらげ、一つ一つのスキルを演劇につながるようにアップさせていることで、演劇のパフォーマンスがかなり向上している方だった。ツイッターでの交流、観劇者たちとのほんとうに近い距離での姿勢は、私のような演劇見知りにも、しっかり届いた。だからこそ、演者と観劇者が一緒につくりあげていくような、そんなあたたかいやりとりが感じられたのだと思う。

このあと、5月の蝶、みちこのみたせかい、ダイイング・レッスンを観劇すると、どうやら札幌の演劇の方は、みんな似たような覚悟を持って取り組んでいることを知る。

演劇に関しては、理屈っぽく見たり、あーだこーだと言うのは好きじゃない。観劇の時間が終わったら、もう演劇は誰のものでもなく、みんなのもののように思う。否定も肯定もすることなく、「おもしろいなぁ~」でいいじゃないか。でも、ここのブログは、【教育】をテーマにしているので、少しだけ【演劇×教育】を考えてみる。

どんなに詳細で現実性のある指導案があっても、

どんなに有名な教師やテストのできる子どもだらけの教室でも、

授業は、一度しかない。

演劇を見ればみるほど、私は【学校×演劇】を描いているのかもしれない。

自分の学級でも、札幌演劇シーズンに関わってる人のような熱くて温かい

パフォーマンスをさせてみたい、してみたい。

札幌の演劇の人、面白すぎるべさ!!

きっと、私はもう少しで、何かがわかる。

きっかけをくれたこと、ほんとうにありがとう。いろいろ見てきたけれど、最高の演者さんだって思う。何度も何度も見に行くよーー。楽しいもん。

札幌演劇シーズンもあとわずか。おもしろいよー。

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