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しくじり日和 –ひとり起業の舞台裏– 01

起業して、発信をがんばっているけれど、手ごたえを感じられない
それなりに申し込みはあるけれど、それなり...
このまま続けていっていいのか、いまいちピンと来ない

10年前の私は、こんなことを思って悶々としていました。

でも、おかげさまで今では相思相愛のお客さまから選んでいただき、マイペースで好きな仕事を続けられています。

ちなみに、養ってくれるダンナ無し、資産家の親も無し、頼れる人はゼロ。
文字通り、「ひとり起業で食っていく」を10年以上続けています。

   
だけどずいぶん遠回りをしました。
   

「自分は何もわかっていない」ということさえ、わかっていなかった。

だから間違った努力を、たくさんたくさんしてきました。
    

自分の根本的な間違いに気づくたびに、思わず叫びました。


     

こんな大事なこと、どうして誰もちゃんと教えてくれないの?
『かんじんなこと』がすっぽり抜けている…

本当に!本当に!!
ほ・ん・と・う・に!!!
心の底から不思議に思いました。

   

じゃあ、その『かんじんなこと』って何?
って話ですよね(笑)

ひとことで言えば、
学ぶべきは『やり方』ではなく『考え方』、そして『あり方』

ってことなんですけど。

でもたぶん、こんな言葉は聞き飽きてますよね?
「そうなんですよね。で?」って ^^
   

『やり方』は具体的な手順の話だからわかりやすい。
でも、『あり方』はもちろんのこと『考え方』も、手順だけではつかめない抽象的な概念です。
だから、なんとなくわかった気にはなるけれど、それでどうすればいいのかがイマイチわからない。

なので、実際に私がどんな失敗をしてきたのか?
具体的なエピソードを語る方が、実感してもらえるのではないかと。    


インフルエンサーになって目立ちたいわけじゃない。
キラキラでもギラギラでも無く。
ふつうの人がふつうに仕事として生計を成り立たせ、
好きなこと・やりたいことをライフワークとして続けていく。
   

   
こんな起業を目指している人のために!
   

ごくふつうの人が、なんの知識もなく起業して、あたりまえに失敗して(笑)
そこからどうやって、食っていけるレベルの仕事をずっと維持できるようになったのか?
  

・なぜ上手くいかなかったのか?
・そこから何を学び改善していったのか?

    
この10年、私がたどってきた道のりを書いていこうと思います。
すべて実際に、私が痛い思いをして学んだことです。
    

題して!

しくじり日和 –ひとり起業の舞台裏–



失敗が転機を連れてきてくれました。
しくじって遠回りしたおかげで、「上手くいかない人がやりがちなこと」には詳しくなりました。

しくじりのおかげで、今こうやって、「そこ気を付けて~!」と伝えることが出来ます(^^)/


成功というのは、環境や運、「その人だから」の要素が大きいものです。

でも失敗というのは、間違いなく多くの人が通る道。
誰もがやらかしがちなことばかりです。

私のような遠回りをしないように。
私の失敗が、あなたのお役に立てたら本望です ^^


ではさっそく始めていきましょう。
まずは最初のしくじりからどうぞ~~~!!
    

   
    

無い無いづくしの起業


私は、「起業したい!」と思って起業した人ではありません。

2011年、東日本大震災のあと、なんのあてもないまま会社員を卒業。
減っていく貯金をながめ、一年経ってやっと、「いい加減なんとかしないと…」と、セラピストとして起業しました。
   

「お金をもらってやってみよう」

この程度の気持ちでやり始め、『起業』という言葉すら頭の中には無い。
そんなもん、自分とは関係ない話だと思ってました(笑)

「世の中を変えたい」「誰かを幸せにしたい」などという理念も無し。

素晴らしい前歴があるとか、逆に波乱万丈の人生だったとか。
よく見かけるプロフィールのテンプレにあるような、アピールできる特別な何かも無い。

ずっと会社員で、自分でお金を稼いだ経験などもちろん無し。
しかも50歳からの起業。
    

そんな無い無いづくしで始めた起業。
もちろん上手くいくわけがありません。

食っていけるようになるまで、3年もかかりました。


ひたすら毎日ブログを書いたけれど


2012年5月、アメブロを開設。
開業届もこの年に出しました。

起業するならアメブロがいいと、先輩セラピストさん・ヒーラーさんから聞き、吐きそうになるほどドキドキしながら、1記事めを投稿しました(笑)

最初はワンコイン。1セッション500円からのスタートでした。
そしてひたすらブログを書いていました。

   
なぜかというと、カンタンなこと。

それしか知らなかったから。
   

わけわからないまま、見よう見まねで始めて、
わけわからないまま、ひたすらブログを書きました。


これは私が2012年にセラピストとして起業して作ったアメブロの、月別の記事数をまとめたものです。

   

毎日毎日、ひたすらブログを書いていました。

しかも長文…

今でもこのブログは残っているので、実際に確かめてみてください。


これだけ発信を頑張っていたのに、申し込みはぽつりぽつり。

そしてしばらくしてやっと気づいたんです。

「あれ?お客さんってどこから来るの???」


そのくらい、なんにもわかっていなかった。

「どうやら、"集客"というものをしなくてはいけないらしい」

そう気づくまでに、一年近くかかったでしょうか(汗)


というわけで、しくじりから学んだ最初の教訓!

■ 自分は商売をわかっていないシロウト。まずはこれを知れ!

     
「何をあたりまえのことを?」
と思うかもしれませんが。

起業初期の人、例外なく、「自分はわかっていないことさえわかっていない」状態です。

商売をやるのは初めてなんだから、わかっていないのは当然ですよね?
でもなぜか、見よう見まねで出来ると思い込んじゃうんですよね~。

私もそうだったけれど、まったく無意識なんです。
そう思っていることさえ無自覚でした。

だって、「誰でも簡単に!」「ただの主婦だった私が!」「初心者でも月100万!」とか、いっぱい見かけるし(笑)
なんか、ブログ書けばお客さんが来るものだと、ばくぜんと思っていたような気がします。


好きなことで起業しようと思った、その『好きなこと』はいろいろ学んできて、プロと言えるかもしれません。

でも、『商売』においてはシロウト
何も知らないし、経験が無いから、なんにもわかっていないんです。

まずこのことに気づきましょう。自覚しましょう。認めましょう。

この前提から始めないと、しくじります!(笑)


そしてそれなりに稼げるようになっても、「自分はわかっていない」「何も知らない」という意識は大事です。忘れちゃいけない。
   

なぜなら、「わかっている」と思った時点で成長は止まるから。


「それ知ってます」「ああ、それはもうわかってます」
中堅どころの人に意外によくあるのが、この意識がビジネスの伸び悩みの原因であるケース。
自分では気づけないんですよねぇ、「それやってみたけどダメでした」とか...

でも、望む成果が得られないということは、それは『知った』だけで『わかった』ではないということ。

『知る』と『わかる』は違います。
そして、『わかる』と『出来る』も違います。

   
ベテランさんほど、「自分はわかっていない」というスタンスの人が多い、というのが実感です。

自己肯定感が低いとか、そういうお話ではありません。念のため(笑)

知れば知るほど、学べば学ぶほど、奥の深さが見えてくる。
だから素直に、「自分はまだまだわかってないな」と思う。
そして、「だからもっと知りたい」「もっと学ぼう」になり、自然とそれがさらなる豊かさを生み出してくれます。

これが、ベテランさんがベテランである理由、安定した収益を上げ続けるビジネスになっている理由です。


「自分はわかっていないってこと、わかってる?」

まずはここから。
1回、自分に問いかけてみましょう。
    

自分は何もわかっていない。

私もそう悟ったときが、『なんちゃって起業』からの卒業でした。


そしてどうなったか?
しくじりはまだまだ続きます(笑)
    

起業は生き方・集客は心理学
ららら♪っといこう(^^)/

     

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