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松浦佐用彦の墓前にて。

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大森貝塚保存会の皆様と、谷中霊園に行った。
7月5日は、大森貝塚を発掘したモース博士の助手として、日本の考古学発展へ足跡を残しながらも、東大在学中に22歳という若さで逝去した松浦佐用彦の命日だ。

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故人が生きた時代に思いを馳せ、墓前に手を合わせてきた。
墓前についた途端に、激しい雨が降ってきて、まるで故人の涙かと思うほど。

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お墓の裏には、モース博士の故人の功績を讃えるメッセージが英語/日本語で刻まれていて、グッときた。

A Faithful student, a sincere freiend. a lover of nature. Holding the belife that in moral as well as in physical questions. "The ultimate court of appeal is observation and experiment, and not authority" Such was Matsura. Edward S. Mors

忠実な学徒にして誠実な友、自然を愛した人。物質界でも精神界でも最後に判定をくだすのは権威ではなく、観察と実験であるとの信念を抱いていた人。それが松浦君であった。

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こういう先人の努力があって、いまの大森貝塚がある。
そのことを胸に刻もうと思った。

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