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電子書籍化ニュース Vol.9

 1990年代初め、日本で最初の電子書籍が発売されて以来、30年以上たちました。
 ネットワークが今のように発達する前の電子書籍はフロッピーディスクやCD-ROMに収録されたデータをパソコンや専用端末で読むといったもので、当時はあまり普及しませんでしたが、今は皆さん当たり前のようにスマホやタブレットを使って読書を楽しんでいるのではないでしょうか。
 欲しいと思ったときにすぐに購入できる、場所をとらない、文字の大きさを読みやすいサイズに変更できるなど、多くのメリットがある電子書籍。
 産業編集センターでもKindleをはじめとした電子書籍サービスで、刊行した様々なタイトルを電子書籍化しています。
 「電子書籍化ニュース」ではすでに電子書籍化されている産業編集センターの旅の本、新たにラインナップに加わった電子書籍を随時紹介してまいります。



インド超特急!カオス行き

広大なバーラトの大地を、飛行機やバスを使わず列車だけでぐるり一周してやる!
インドの混沌パワーに辟易し「二度と行きたくない」と言い放っていた旅作家の嵐よういちが、13年ぶりに彼の地を旅した。インド鉄道は過酷か?天国か? 遅延・キャンセル当たり前、過酷な暑さ寒さ、ヒドいトイレや変な乗客に耐え、無事に旅を完遂できるのか……。筋金入りのバックパッカーが挑んだ混沌と憤怒と灼熱の鉄道紀行。




タバコの煙、旅の記憶

危険地帯ジャーナリストであり裏社会に迫るYouTuberとしても大活躍中の丸山ゴンザレスが、旅先の路地や取材の合間にくゆらせたタバコの煙のあった風景と、その煙にまとわりついた記憶のかけらを手繰り寄せた異色の旅エッセイ15編。海外の空港に到着して一発目のタバコ、スラム街で買ったご当地銘柄、麻薬の売人宅での一服、追い詰められた夜に見つめた小さな火とただよう紫煙……。煙の向こうに垣間見たのは世界のヤバい現実と異国の人々のナマの姿だった。ウェブ連載を加筆修正し書き下ろしを加えた待望の一冊。




にっぽんダークサイド見聞録

誰も知らない、誰も行かないヘンな場所をイラストレーター・ルポライターの村田らむが軽やかに訪れその理由と魅力を解き明かした見聞録。登場するのは富士の樹海やドヤ街、廃墟に珍スポット(韓国、北朝鮮、台湾も少しだけ登場!)。
潜入取材、危険地帯取材を得意とする著者が、尽きない好奇心と探究心で繰り広げる、怖いもの見たさの物見遊山。あまりおすすめできない場所満載の異色の観光案内本。